Change Country/Area リコーグループ企業・IRサイト

自分らしい働き方 同期の仲間とワーケーションに挑戦!【第2話】環境・SDGs教育、そして、地域との交流 2年目社員が、地域とつながる新しい働き方の実証実験を富良野市で実施。

2022年3月15日
  • “はたらく”に歓びを
  • DEI

※所属・役職はすべて記事公開時点のものです。

新卒入社2年目の社員が、リモートワークに加え、自然の中でのアクティビティや地域住民の皆さんとのワークショップを通じ、環境問題や地域課題に関する理解を深めました。コロナ禍で交流が少なかった同期入社メンバーとの仲間意識醸成にもつながりました。

参加を希望したきっかけは?

栗田さん:地方創生とワーケーションに興味があったので、この活動でワーケーションを体験しながら地域課題に貢献できることに魅力を感じました。と言っても、地方創生のことはニュースで知る程度で、実際の地域での困りごとや課題がわかっているわけではないので、理解を深めたいと思いました。

國森さん:私は大手のお客様を担当する営業をしています。SDGsについてお客様と話す機会が多く、これまで座学で学ぶ機会は多々あったものの、お客様に話すには自信がありませんでした。今回、学べる機会が多いプログラムだったので期待していました。

濱さん:コロナ禍での入社で、同期と直接の交流が少なかったため、こういった機会を積極的に活用させていただきたいと思いました。

藤田さん:自分が普段している業務とは違う新たな視点での学びにすごく興味がありました。また、普段会えない同期とともにリアルで一緒に仕事ができること、学びあえることを求めており参加したいと思いました。上司からも参加することに前向きなコメントをいただきました。

松井さん:日頃とは異なる環境でのワーケーションを経験して、「"はたらく"歓び」の視点を広げたいと思いました。また、富良野市における地域課題を現場で体感し、仕事で携わっているIT分野の視点から持続可能な社会への貢献につなげていきたいという思いもありました。

國森 利博さん

株式会社リコージャパン 営業部門
國森 利博さん

栗田 朋実さん

株式会社リコー 商品企画部門
栗田 朋実さん

濱 研吾さん

株式会社リコー 開発設計部門
濱 研吾さん

藤田 茜さん

株式会社リコー 商品企画部門
藤田 茜さん

松井 貴丸さん

株式会社リコー 開発設計部門
松井 貴丸さん

農作業体験

富良野で環境・SDGs教育を受けて感じたことは?

濱さん:環境問題はこれまで実感がわきませんでしたが、地球の歴史を数百メートルの長さに例えると大量消費社会の期間はほんの数ミクロンだと知ったとき、積み上げてきた資源は一瞬で破壊されてしまうのだということを物理的に実感しました。また地球上に存在する水のうち0.01%しか人が使える水が存在しないと聞き、水の貴重さを数値的に実感しました。

松井さん:私も、地球46億年の歴史を460mで体感するというプログラムはとても印象的でした。地球環境の保護は人類の責務ですし、我々の改善活動がすぐに反映されることはないですが、小さな積み重ねが大切なので日々意識しようと思います。

藤田さん:肌で感じて、身をもって触れることで、今の状況は当たり前じゃなく自分たちの手で壊しているんだと思うと、1人1人が考えていかないといけないと痛感しました。プログラムに関しては、自然に触れることが多かったので、子供のころに戻ったような純粋な気持ちで学べました。

環境教育
環境教育

富良野の方々との交流で学んだことは?

栗田さん:地域の方々のつながりを強く感じるとともに、富良野の人々の温かさを感じることができました。またディスカッションの間、自分の意見を伝えることに躊躇することは一度もなく、たくさんの意見交換をすることができました。高校生との交流で、リコーの製品が活用されているところを見ることができたのも嬉しかったです。

藤田さん:私は商品企画担当なので、地域住民の方から「こういう機能が欲しいんだよね」とか、実際の困りごとをフランクに聞くことができて、とても勉強になりました。富良野は地域愛にあふれた温かい方が多く、「次に来たときは『ただいま』『おかえり』と言い合おうね」と言ってくださるような、人情味あふれる街でした。こうした地域の方々との交流は、リコーをもっとお客様に知ってもらういい機会だなと強く感じました

松井さん:地域の人と私たちとではやはり視点が異なっており、お互いの視点を共有することで問題解決や新しいサービスなど良いモノが生まれてくると感じました。高校生との交流では人生で初めて教壇に立ち、どうすれば印象に残るか、伝わるかなど、ここでも相手の視点を考える良い経験をすることができました。結果的に良い雰囲気を作れて、ありがたいフィードバックをいただけたのは嬉しかったです。

地域住民の方と
高校生との交流
地域住民の方と

今後、今回の経験を自身の働き方にどう活かしたいか?

藤田さん:普段と違う環境で働くことでこんなにも気持ちに変化があるのかと感じました。社内で、この良さをもっと広めたいです。それだけで普段出ないようなアイデアや新しいことに挑戦したいという気持ちが芽生えるはず。また、入社してからお客様を身近に感じられる機会がなかったので、すごくリコーに誇りが持てました。

濱さん:人はそれぞれ違う考え方を持っていて、どの考え方も角度の違った良さがあり、バックグラウンドの違う人と議論すると、自分の意見が斬新に見えることに気づきました。今まで自分の意見は浅いものと思っていましたが、これからは、自分の意見にもっと自信を持とうと思います。

栗田さん:環境を意識した商品づくりは、これまでも商品を企画する上で大切でしたが、「企業のSDGs意識が重要だから」「この項目に対応していないと売れないから」と、少し打算的な目で見ていた部分もありました。今回環境・SDGsについて学んだことで、これまでの考えを改めて、自分たちの将来のため、地球の未来のために環境問題をとらえて仕事に取り組みたいと感じました。

國森さん:環境問題を「自分事」として考えることができるようになり、私の意識改革につながったことが一番大きい収穫でした。今回の経験を自ら発信し、同じように考える人を少しずつでも増やせるように活動していきたいです。

環境教育
植樹