リコーグループは、1950年代に事務機分野に進出して以来、常に革新的なワークスタイルを提案してきました。そして現在、リコーグループはデジタル化によるワークプレイスの変革に挑戦し、オフィスだけでなくホームや現場を含めたワークプレイス全体の課題、そしてESGやSDGsなどの社会課題の解決も、ビジネスの柱として拡げています。
ワークプレイスの課題解決に貢献するデジタルサービスを素早く提供するためには、お客様の地域や業態に即した本質的なニーズをとらえ、それにあったサービスや製品を組み合わせていく必要があります。開発者がお客様に寄り添いながらサービス開発を行う体制を築くと同時に、サービスを実現するための共通のプラットフォームの開発を進めます。
また、中期的な成長を支えるための技術戦略として、人間が中心となるデジタライゼーションを目指し、「ワークプレイスではたらく人の働き方を進化させるデジタルツイン*1」と、「マスカスタマイゼーション*2時代のデジタルプリンティング」に取り組む考えです。その実現のために、AI*3と5G*4を最重点技術として活用を推進し、さまざまな場面でデジタル技術を使いこなせる人材の育成を進めていきます。
これらの挑戦を形にするカギは、優れた技術者に支えられた技術力です。長年取り組んできた光学、画像、材料、ものづくり、基盤、制御・システムなどの技術に先進的なデジタル技術を加え、独自のアイデアと組み合わせることで、新たな価値を生み出し続けていけると考えています。
また、課題解決に迅速に貢献していくためには、オープンイノベーションを推進することが不可欠です。大学・研究機関、企業などのパートナー様と共に、最先端技術の開発を効率的に進めると同時に、共同で取り組むべき社会課題の発見や技術戦略の策定など、さまざまなレベルで連携を強化していきます。
さらなる成長に向け、既存事業の発展のための事業視点と、未来洞察に基づいた革新的な新規事業のための技術視点のマネジメントで、オフィスサービスを深化させていきます。
リコーグループはこれからも、お客様の「“はたらく”をよりスマートに」変革する「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES」で、ワークプレイスと社会に価値を提供しつづけてまいります。