デジタルの頭脳であるAIは、人が目や耳などで得た情報を元に判断していた内容を、画像やセンサーで必要な情報を取り込み、高速かつ大量に処理することで、はたらくを楽にします。さらには、今まで発見できなかった事やできなかった処理を実現することではたらく人のお役に立ちます。 はたらく人のさまざまなシーンに寄り添い、質の高い支援を届けるために、リコーはそれぞれのワークプレイスの課題を深く理解し、最適なAIを開発して使いこなすことで、最適な解を見つけ出し、はたらく人へ価値を提供していきます。
AIはツール自体がオープンで進歩が非常に速く、速度や性能の世界最高記録が常に塗り替えられる特殊な技術領域です。
AIの性能を最大限に引き出して課題解決につなげるためには、AI単独の性能だけではなく、
目的に合った質の高いデータを数多く収集してAIに学習させることが非常に大切です。
リコーのオリジナルなセンシング技術(画像・振動など)で今まで取得できなかったデータを取得できるようにします。リコーの培った光学技術を活かした特殊なカメラで画像に留まらない情報を把握するなど、データの質も向上します。
ワークフローを深く理解し、はたらく人にとって重要だけれどもまだ実現できていない、気づいていない課題や、まだデータを蓄積できていない課題を見出します。自社での実践を通じて、より役に立つように検証と課題の洗い出しを行います。
AIやセンシングといった技術とビジネスモデルを両輪として育て、ビジネスに必要なデータが集まり続けるようにします。取得したデータを最適なAI技術で活かしきり、はたらく人へ価値を提供します。
さまざまなワークプレイスで、はたらく人に価値を提供していきます。
2つの文書の文や段落を自動的に対応させて重複や差異を明確にできる自然言語処理技術「ディープアライメント」を開発しました。ディープラーニングによって学習した語句の意味に基づき、語句の意味だけではなく、語句が属する文や段落の意味の近さも考慮することで、その出現順序に依存せずに文や段落同士を対応づけるアルゴリズムを考案し、契約書などの文書の対応づけに成功しています。
仕事のAI
独自開発のセンサーとデータ解析技術を組み合わせることで、設備や機械の異常を検知するために必要なデータを抽出することが可能に。このシステムは、リコーグループの振動の解析技術、AIアルゴリズム、産業機器向けのコントローラ技術等を組み合わせて実現しています。
現状のインフラの点検作業は専用車両や人の目視によるものが多く、費用面や細い生活道路までは入れないなどの問題により、実施できる範囲や頻度が限られています。リコーの路面性状モニタリングシステム、トンネルモニタリングシステムでは、これまでの人の目視による判定工程から、マシンビジョンによる画像の取得とAIによる機械学習によるモデルへ置き換えたことで、測定および判定作業の効率と精度を大幅に向上させています。
お客様の課題解決につながる新鮮なAIの応用を提案するために、
社員みんながお客様にAIの提案ができるAIネイティブな会社を目指します。
リコーグループ全体でAI人材を育成しています。各サービス開発のAI担当者が実務にAIを組み込み、必要に応じてAI専門組織が支援を行います。社内実践として、独自のアルゴリズムを用いた部品の外観検査の実施や、クラウドOCRやチャットボットの業務での活用などにより、業務効率化と品質向上に取り組んでいます。それらの経験を生かしてお客様の課題をAIで解決できる体制を築いていきます。
外観検査向け画像認識・解析技術
事業のAI化を支援するかたわら、AI専門組織の研究者達は国際学会や論文等でAI技術の発展に貢献しています。また、全社の有志が参加する社内塾で腕を磨きながら、KaggleやSIGNATEなどの社外コンペへ挑戦し、メダルを獲得するなど、グローバルで優秀な成績をおさめています。
AIコンペティション表彰実績
AI OCR & RPA活用による働き方改革
路面性状モニタリングシステム
360°コンテンツ用クラウドサービス
リコーのAI技術に関する
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