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共創 お客様とのオープンイノベーションが 生まれる場をつくりたい! リコーのデジタルサービスと、お客様の感性やアイディアが融合し、新しい価値を生み出す場「RICOH BIL Tokyo」。

2020年12月11日
  • “はたらく”に歓びを
  • DEI

※所属・役職はすべて記事公開時点のものです。

2018年9月に、お客様との共創空間として開設した「RICOH BIL Tokyo」では、お客様ニーズとリコーシーズをマッチングさせるための新たな取り組みにチャレンジしています。開設以来、これまで約400社のお客様にご来場いただきました。

BIL Tokyo開設に至った背景や当時の課題認識について

菊地さん:2017年、私は事業戦略スタッフをしていたのですが、リコー製品のショールームはあるものの、成長分野に位置付けられているリコーの最新ソリューションや、まだ事業化に至っていないテクノロジーをお客様に体感していただく場所がないことは大きな課題だと感じていました。また当時、営業部門の中で、社内実践に関して「課題解決型だけではなく、新しい技術や商品を自らが活用することでその良さを体感し、お客様にその価値を訴求したい」という声が多く聞かれました。そこで、IoT/AIを活用した社内実践をして、お客様と共に価値を創っていく場所を作りたい、という思いを強くし、企画を立案しました。

外丸さん:私はその頃、営業を後方支援する担当でしたが、お客様と直接接点のある仕事をしたかったので、この企画内容を聞いた時から、ぜひやってみたいと思いました。

菊地さん:その後、リコーの各事業本部長の賛同を得て、2018年9月に、RICOH BIL Tokyo(RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE Tokyo)としてオープンできました。企画当初は、所在地にちなんで「BILたまち」という名称で答申しましたが、社長から「もっと大きく行こう!」と言われ(笑)、現在の名称になりました。

菊地 英敏さん

RICOH BIL Tokyo リーダー
菊地 英敏さん

外丸 麻美さん

RICOH BIL Tokyo ディスカッションディレクター
外丸 麻美さん

石塚 愛子さん

RICOH BIL Tokyo ブランディングディレクター
石塚 愛子さん

開設後、どのような活動に取り組んできたのか?

菊地さん:お客様をご招待する営業にここのコンセプトをわかってもらうことと、お客様をおもてなしするための場づくりに注力しました。営業向け内覧会は、これまで200回ぐらいやりましたね。お客様の来場が増えるにつれて、BIL Tokyoの価値が営業部署内のクチコミで浸透してきたように感じます。

外丸さん:これまで2年間で400社のお客様にご来場いただきました。私は、お客様来場前に担当営業と打ち合わせを行い、お客様の関心事を精査し、紹介するシナリオを決めます。そしてご来場当日はディスカッションディレクターとしてファシリテートをします。展示内容やリコーの技術をシナリオ集として作成する役割も担っています。

石塚さん:私は、トーン&マナーを決めた空間づくりやプロモーションツールの制作、Webを活用した情報発信を担当しています。様々な工夫をしているのですが、例えば、1枚で4つおいしいストアカード。役員クラスのお客様とのコミュニケーションに使いやすい名刺サイズにし、RICOH Clickable Paperの仕掛けや、Webへ誘引するQRコードの印刷により、集客だけでなく、話材作りや印刷サンプルとしての役割も持たせました。

菊地さん:かつての製品を並べるショールームとは位置づけが異なるので、お客様が何を求めているか、どうしたらいち早く価値提供できるか、を考えています。そのため、グループミーティングでは常にメンバーでアイディア出しをやっていますし、他社の共創空間を多数ベンチマークさせていただきました。

インタラクティブ・ホワイト・ボード
オリジナルプロモーションツール
プレゼン風景

これまでの活動で苦労したこと、もしくは今も苦労していることは?

菊地さん:会社の文化を変えることですね。世の中の働き方が変わってきて、「ONとOFF」「ホームとオフィス」のようなボーダーが無くなってきました。リコーの価値提供方法もそれに合ったものにしていく必要があると思っていますが、そこはなかなか難しい。毎日のように世の中の新しい価値を創り上げているお客様と触れあうことにより、あらためて自社のあるべき姿や変えなければいけない文化、に気づかされることがあります。

外丸さん:ご来場されるお客様はイノベーティブな方が多いので、専門的な難しい話も多く、いつも聞き逃しては大変と思いながら集中してお客様とお話ししています。

石塚さん:私はブランディングを担当することになったものの、初めてやることなので、いつも社内のデザイン部門や広報部門の担当に助けてもらい、日々勉強といった感じです。常に考えているのは、社内外へBIL Tokyoの認知度を上げることはもちろん、足を運んでいただいたお客様にいかにご満足いただけるか、またいかにメンバーがディスカッションしやすい環境を実現するか、です。

インタビュー風景
はたらくに歓びを
インタラクティブ・ホワイト・ボード

今後、実現したいことは?

菊地さん:今、リコーはデジタルサービスを生み出していくことが求められています。お客様と一緒に新たなサービスや事業を創り上げていく事例を今後、RICOH BIL Tokyoからもっと出したいですね。長期的には、そうした活動を通じて自律型人材を生み出し続ける場でありたい。そして、そういう社員にこそここを使い倒してほしいという思いがあります。

石塚さん:他社ベンチマークでも感じましたが、リコーの当たり前が世の中の当たり前ではないという気持ちを忘れずに、新しい価値提供と情報発信をしていくための工夫をもっとしていきたいですね。

菊地さん:お客さまの声を聞くと、そういう思いが強くなりますね。まさにリコーウェイ、“私たちの価値観”の実践です。お客様のためにやりたいこと、やらなければいけないことはたくさんあるので、社内のいろいろな部門の方々との協力をより一層大切にしたいです。

インタビュー風景
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