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Challenge

環境変化に対応しながら
新入社員の不安を払拭し、
リコーらしい入社式を!

2020年、コロナ感染拡大する中、大ホールに新入社員全員を集めていた入社式を、新入社員1人1人に対して、社長の山下さんがお祝いの言葉を伝える「個別入社式」に急きょ変更しました。以降、リコーらしい入社式へのアップデートを重ねて今年で3年目となりました。

由良 めぐみ

Yura Megumi

由良 めぐみさん

リコー 
人事部門 採用担当

山﨑 颯起

Yamazaki Satsuki

山﨑 颯起さん

リコー 
人事部門 採用担当

2020年、個別入社式を実施することになったキッカケを教えてください

山﨑さん:企画当初の12月頃には、例年通り、ホールに集合する入社式の準備を進めていました。その後、2月頃から新型コロナウイルス感染が拡大し、このままでは従来のやり方はできないということになってきました。他の企業はオンライン入社式に切り替えるところが増えてきたので、私たちも山下さんにオンライン開催を提案しました。しかし山下さんからは「新入社員のための大切な式典なのだから、もっと他のやりかたを考えよう」と投げかけがあり、考えた結果、個別入社式にすることにしました。

インタビュー風景 山﨑さん
2020年度入社式

個別入社式の実施が決まった時、どう思いましたか?

山﨑さん:「個」を大切にしたい、コミュニケーションを大切にしたい、という山下さんの想いは、社歴の浅い私にもひしひしと伝わりました。私が2019年に入社した時、1人1人に社章を渡して握手してくれたのが印象的で、ずっとそう思っていたからです。でも正直なところ、170名以上の新入社員を1人ずつ迎えて、山下さんが個別にお祝いを伝えるような入社式を本当にできるのだろうか?と思いました。

今年で3回目。年々、工夫したことや変えたことを教えてください。

由良さん:個別入社式2回目となった2021年は、より“リコーらしさ”を出した入社式にしたいと考え、会場を、本社のホールから、3L(※)に変更しました。また、この年代から、コロナ禍で採用の面接もオンラインになったので、会社や同期とのつながりが希薄で不安に感じている新入社員が多いのではと感じていました。そこで2回目からは、同期同士が交流を図り繋がれる場や、リコー製品に触れて会社との繋がりを感じられる場を作るなどの工夫をしました。

山﨑さん:3回目からは、会場の特性を活かしながら、新入社員1人1人が山下さんのより近くで面会するやり方にしました。3回目には、山下さんと新入社員との空間にするため3Lのバーを会場にしました。カウンター席やソファ席でもっとカジュアルに実施する案も作り、私たちで何パターンかシミュレーションをして、その動画を山下さんに送って見てもらいました。でも山下さんからは、どれにしようという決定事項ではなく、「新入社員にとって何が良いと思う?」と考えるきっかけを与えてもらい、自分たちで工夫しました。

3L外観

※3L(サンエル):ひとりひとりのはたらく歓びを追求しながら、チームの創造性を加速させる実践研究施設。リコーグループゆかりの地である大森に2020年に新設された。

2022年度入社式

個別入社式の企画・運営に関して、一番の達成感は何ですか?

山﨑さん:入社式をみんなで作っている、ということですね。組織やチームの枠を超えて。

由良さん:私も同感です。ここまで多くのメンバーが関わるイベントは、社内でも少ないのではないかと思います。入社式当日は、人事の他部署から運営の応援をもらうのですが、みんな楽しそうで、いい雰囲気です。そして、みんな、いろいろ提案してくれるし、とにかく熱量がスゴイ!あと、毎年、入社式後に新入社員からアンケートを取っているのですが、「コロナ禍でこういうことをやってくれて嬉しかった」「社会人生活が楽しみになった」というコメントがたくさんあり、こちらも嬉しくなりました。特に今年は、ライブ中継を見ていただいた新入社員のご両親から、「思いやりにあふれた会社だと感じました」、「離れて暮らしているので、成長している姿が見れてよかった」とコメントいただいて、これも嬉しかったです。

山﨑さん:こういう企画を自由に考えさせてくれる。そして、私のような若い一担当社員が山下さんに直接提案できる。とても良い社風だと感じています。山下さんは新入社員にも「失敗してもいいから、やりたいことをやってほしい」と言っていて、まさにそれの1つだなと。

2020年度入社式

インタビュー風景

過去3回、苦労したことや困ったことがあれば教えてください。

山﨑さん:今思えば、やっぱり初年度が一番大変でした。前例がないし、何が起きるか予想がつかない。直前は、毎日、根を詰めて運営の打ち合わせをすることも多かったです。特に、当日の新入社員の導線と感染対策に悩みました。とにかく、絶対に感染者を出さないようにすることに気を遣いました。でも、そういう困難な経験も今の糧になっていると思います。

由良さん:2020年度は新入社員が172名で、山下さんに1人1分ずつ話してもらう予定でした。でも始めてみたら、山下さんと新入社員の話は1分に収まらず、どんどん時間が延びてしまいました。山下さんには社員リストを渡してあったのですが、1行ずつ、事前に手書きでメモを入れていたのが印象的です。終わってみれば、1時間以上延びてしまいました。新入社員は1人ずつ時間差で出社時刻を連絡してあったのですが、待機場所がいっぱいになってしまった時はドキドキしました。

インタビュー風景

今後の入社式に関して、思うことを聞かせてください。

山﨑さん:社会の変化も大きいので、形式的なやり方にこだわらず、時代や状況にあったやり方を柔軟にやれるようにしたいです。そして、コミュニケーションを重視しようということになれば、個別入社式を続けたい。リコーが発信している内容をうまく伝える場にすることも大切、と感じます。

由良さん:個別入社式を続けることが必須ということでもありません。山下さんをはじめ社内の期待はどんどん上がっていくようで、プレッシャーも感じますが、他の部署のみんなのアイディアや提案もいろいろもらえますし、私自身も企画するのはとても楽しいです。新入社員を歓迎する良いやり方を、その都度、考えていきたいです。


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