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Challenge

創立記念日は、
社員みんなが原点回帰する日!

毎年2月6日の創立記念日に、全社員参加型のイベント『Foundation Day』を開催しています。創業者市村清と創業の精神である「三愛精神」を知り、企業理念であるリコーウェイで謳う「私たちの価値観」への理解を深めるため、ゲスト講演や社員同士のディスカッション、動画制作や投稿企画などさまざまな社員盛り上げ策を行ってきました。

佐橋 ゆき子

Sahashi Yukiko

佐橋 ゆき子さん

広報部門

吉村 由紀

Yoshimura Yuki

吉村 由紀さん

広報部門

活動のきっかけは?

吉村:もともとは、リコーの第19次中期経営計画で山下さん(現リコー社長)から打ち出された「原点回帰」「三愛精神」を大切にしたいとのメッセージがきっかけとなりました。また、山下さんが社長に就任した2017年頃のリコーは、(社員インタビューの結果から)残念ながら求心力や一体感がとても低下してしまっていて、閉塞感が漂っている状況でした。 そんな状況を打破するために私たち社員で何ができるだろう、そんな問いかけを続けた結果、「原点回帰して創業の精神に立ち戻り、社員の一体感を醸成させ、リコーグループで働くモチベーションを高めていくような施策を実施しよう!」という答えが導き出されました。こうしてスタートしたのが、創立記念イベント『Foundation Day』だったのです。

インタビュー風景 吉村

スタートは順調だった?

吉村:・・実は、企画を発案したものの、正直「どうすればいいんだっけ??」という感じでした。そもそも「創立記念イベントって何するの?」から始まって、「創業の精神をどう訴求する?」「どうしたら社員が参加してくれる?」など悩みに悩んで。他社さんのベンチマークをやらせてもらったり、社内のいろんな部門を行脚して、説明して、仲間を募ったり。

佐橋:私も第1回からIT系担当として参画したのですが、まさに暗中模索の日々でしたね。外部の業者さんに委託したくても、最初なので「何をお願いすればいいか」もなかなか思い付かず・・、結局、演出プランから舞台設営、当日の運営、事後施策までほぼすべて自分たちでやりました。

イベント風景

これまでの成果や手応えは?

吉村:回を重ねるごとに参加者も増えていて、「年に一回原点回帰をする」という意識が、社内にかなり浸透してきたなと手応えを感じています。

佐橋:社内に浸透していることで、他部門のメンバーに積極的に協力してもらえるようになりました。最初はこんなこと頼んだら図々しいかな・・とドキドキしていたのですが、自部門のいい発信になるからと前向きに協力してくれるのですごくありがたいです。

インタビュー風景 佐橋

一番の達成感は?

吉村:協力してくれた人たちが「参加してよかった」って言ってくれた時が、率直に一番うれしかったです。3回目の時、実は裏テーマとして「取り残される人を作らない」っていうのがあって、それまでの2回よりも力を入れていこうと臨みました。その結果、現場のたくさんの人が参加してくれて、喜んでくれたのがうれしかったですね。

佐橋:そのために、初めてグローバルに、しかも双方向でのオンラインコミュニケーションを実施したのは大きなチャレンジでした。時差を考慮して日本からアジア、ヨーロッパ、アメリカと順番に30拠点あまりをつないでいったのですが、各地区・各国とちゃんとつながった時は達成感というか、正直ホッとしました。

吉村:いろんな国、いろんなエリアの人たちとつないだビデオから、楽しそうな笑顔で参加してくれる姿を見ていると本当にうれしかったですね。

佐橋:特に海外の人たちは積極的に楽しもうっていう感じが強かったですね。バースデーケーキを用意したり、派手に飾り付けをしていたりして、みんなで特別な日を大事にしている雰囲気がこちらにまで伝わって元気をもらいました。

逆に、苦労したことは?

吉村:前回よりもプラスαで何か新しいことをしなきゃいけない、という使命感があって。なので毎回新しいチャレンジが増えるのが大変ですね。みんなが興味を持って参加できるようにと、企画スタッフ全員で知恵を絞っています。

佐橋:コンセプトや新しいチャレンジについて社員に共有するのが大変です。特に海外のメンバーは価値観や文化が違うところもあって、日本語でしゃべってもなかなか伝わらないのにどうやって伝えようかということに毎回苦労しています。概念図とかがんばって描いても伝わらなくて。だからこそうまく行った時の達成感はひとしおです。

イベント風景

こだわりってある?

吉村:「やってる本人が楽しんでやらなきゃ」っていう気持ちを大事にしています。仲間に理解してもらったり、協力してもらったりする時に、自分たちが楽しまないとまわりの人も楽しめないですから。

佐橋:イベントに多くの人に参加してもらいたいので、心理的ハードルをできるだけ下げたいと思っています。奇をてらいすぎるわけではなく、だけど、おもしろいと思って自然にアクセスしてもらえるような企画を考えています。自分でも楽しかったのは、自社技術を使った『(創業者の)市村清邸バーチャルツアー』という企画です。社員のみなさんの反響が大きくてうれしかったです。

インタビュー風景

今後について聞かせて

吉村:コロナ禍で世の中の様相ががらりと変わりました。また、リコーはこれからデジタルサービスカンパニーに変貌しようと新たなチャレンジをしていきます。そんな転換期だからこそ、社員みんなで原点回帰をして、自分たちのアイデンティティを再認識できる、そんなイベントにしていきたいと思います。

佐橋:リコーがどこから来てどこに向かうのか。そのことを、みんなが原点回帰することで辿っていこうっていう機運を、リコーグループ全体に醸成していきたいと思います。


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