※所属・役職はすべて記事公開時点のものです。
データやAIの進化が加速する中、企業の競争力を左右するのは、それらを使いこなし、新たな価値を生み出せる人材です。リコーヨーロッパのデジタル・サービスアカデミー(以下、リコーデジタルアカデミー)は、変化の激しいビジネス環境において成功するために必要となるデジタル技術を身につけ、将来を見据えた能力を育成することを目的として設立されました。
本シリーズでは、リコーデジタルアカデミー通じて学び続ける社員の姿を紹介します。
今回は、リコーデジタルアカデミー第1期生としてデータ&AIスペシャリストプログラムを修了し、現在はデータ分析からデータ基盤、ソリューション導入まで幅広く手がけるシニアデータアナリストとして活躍する、リコーヨーロッパのマッテオ・プンツィーナ氏に話を聞きました。
約5分
これまで受講したプログラムの中心は、データおよびAI分野です。加えて、私の業務の中核であるデータおよびアナリティクス関連のプログラムも活用しました。
その通りだと思います。デジタル化が進む現在において重要なのは、継続的に学び続けること、そして社員のスキルを継続的に高度化していくことです。
私自身にとっても、それが仕事のやりがいの一つです。リコーでは継続的な学習機会が提供されており、急速に進化するデータ分野において、常に最新の知識や技術を習得し、認定を取得することができます。変化の激しい領域で先行し続ける環境が整っています。
当時の上司から紹介を受けたのがきっかけです。内容の概要を共有してもらい、すぐに関心を持ち、参加を希望しました。
当時はまだトライアル施策だったのですが、最初にスキル診断を行い、その後一連のプログラムを受講しました。さらに、データ分析ソリューションをテーマとした実践トレーニングに移行し、ゼロからプロジェクトを構築する経験もしました。
マイクロソフトやIBMなどの外部認定資格の取得に必要な学習を支援する内容でした。
開始前には、大きく二つの期待がありました。一つ目は、学びの機会からできる限り多くを吸収することです。最新のテクノロジーについてアップデートするとともに、日常的にはあまり使わない技術についても理解をあらためて整理したいと考えていました。
二つ目は、リコーヨーロッパ全体から集まったさまざまなメンバーと働く機会を得ることでした。これは私にとって初めてヨーロッパ各国のメンバーと一緒に取り組むプロジェクトだったため、彼らと関係を築くと同時に、私のことを知ってもらう良いきっかけになると思いました。結果として、そうした期待は実現できたと感じています。同じような立場でデータ領域に関心を持つ人たちだったので、交流し、知見を共有し、将来的な協働につながる機会になりました。
開始前に抱いていた期待は十分に満たされたと感じていますし、最終的にはそれ以上のものを得られました。自分のスキルの幅が広がり、同僚とのつながりも大きく増えました。
私はアナリティクス分野で常に自分を高めたいと考えていますが、このプログラムに費やした時間は有意義な投資だったと思っています。
プログラムの一つでは、実際のビジネス課題を扱いました。限られた時間の中で解決策を導き出す、あるいは解決に向けた道筋を示す必要がありました。これはグループで行うプロジェクトで、これまで一緒に働いたことのないメンバーが、どのように問題に取り組むのかを見ることができ、とても興味深い経験でした。
同じような職務を担いながらも、それぞれ異なる経験を持っており、多様な視点や手法を持ち寄っていました。私は彼らから学び、彼らも私から学びました。そして今では、そのとき得た知識や考え方を日々の業務に活かしています。
ありきたりな言葉にはしたくなかったので、少し考えました。私が選ぶなら、「Engaging(引き込まれる)」です。プログラムには多くの段階があり、それぞれ内容が異なっていました。次のフェーズに進むまでの間に、短時間で集中的に学ぶ必要がありました。常に挑戦があり、退屈することはありませんでした。その点が大きな魅力でした。
私はこれまでも、常に進化し続けるデータの世界について学ぶことに注力してきました。リコーデジタルアカデミーで扱われたプログラムの中には、私にとって新しいものもありました。
日々の業務で特に活かせていると感じているのは、情報が限られていて全体像がつかめないような課題でも、しっかりと批判的に考えて向き合う姿勢です。実際、全体像が分からないまま進めなければならない場面は多く、その背景を自ら探り出す必要があります。実践フェーズでは、そうした自ら探り出す力を養いました。
例えば、実践フェーズでは、複数のモデル間で財務データの照合作業に取り組むケースがありました。これは私の通常業務とは大きく異なる内容だったため、解決策を見つけるには水平思考(ラテラルシンキング)が必要でした。そして現在、学んだ思考法を日々の業務でも活用しています。
技術面での学びはかなり専門的な内容が中心でしたが、より広い意味での学びもありました。最近は、新聞を開いたりニュースを見たりすると、必ずと言っていいほど「AI」という言葉が出てきます。時には、その情報量に圧倒されることもあります。私自身、AIが私たちにとって何を意味するのかを理解するために、適切な定義や知識が必要だと感じていました。
その点で、このプログラムを通じて学んだことは役立っています。今では、職場の外で語られるAIについても、以前よりずっと理解が深まったと感じています。
はい、すでに勧めています。スキルを高めたい、業務に役立つ知識をさらに身につけたいと考えている同僚がいることを知っていたので、受講を勧めました。
はい。これまでと同様に、新しいスキルやツールを得られるプログラムがあれば、ぜひ参加したいと考えています。データの世界は急速に変化しています。毎月のように新しい技術やトレンドが登場し、学ぶべきことが次々と出てきます。そうした新しい動向やテクノロジーを理解し、把握しておくことは、非常に重要なスキルだと思います。
学び続けることは「進化」と同義です。学ぶことで情報を得て、理解が深まります。
世界も、そして日々の業務も常に進化しています。だからこそ、自分自身も同じように進化していくことが重要だと考えています。考え方を広げ、キャリアを発展させていくためにも、知識を学び、成長し続ける必要があります。
こうしたプログラムは、その学びの道のりにおいて欠かせないものだと感じています。