※所属・役職はすべて記事公開時点のものです。
データやAIの進化が加速する中、企業の競争力を左右するのは、それらを使いこなし、新たな価値を生み出せる人材です。リコーヨーロッパのデジタル・サービスアカデミーは、変化の激しいビジネス環境において成功するために必要となるデジタル技術やスキルを身につけ、将来を見据えた能力を育成することを目的として設立されました。
本シリーズでは、デジタル・サービスアカデミーを通じて学び続ける社員の姿を紹介します。
今回は、リコーグラフィックコミュニケーションズのフィールドサービスマネージャーとして、リコーオランダのサービス提供とプロジェクトを統括するコンラッド・ワーゲマーカース氏に話を聞きました。
約5分
基礎となる必修プログラムに加え、マネジメントスキルの向上を目的としたプログラムなどを受講してきました。具体的には、Involveプログラム※や、ITIL※の認定プログラム、最近ではAI基礎プログラムなどです。
また、日々の業務で活用できるさまざまなデータをもとに、目標達成につながる行動を導き出すことをテーマとしたプログラムもありました。感覚や直感ではなく、事実に基づいて意思決定を行うことを重視した内容です。データに基づいて行動を決めることで、日々の業務により大きな成果をもたらすことができると感じています。
日々の業務では、目標達成に向けた意思決定が重要になります。限られた情報の中で感覚や直感に頼って判断してしまうこともありますが、私たちの周りには膨大なデータがあります。そうしたデータを活用し、根拠に基づいた行動を導き出すことで、より適切な意思決定につなげることができると考えています。
これまでもデータを活用して業務に取り組んできましたが、それをより体系的に活かす力を高めたいと思いました。自分で分析を行うことだけでなく、適切な問いを立て、達成すべき目標を明確にすることで、データをより効果的に活用できるようになると考えたからです。こうした思いが、プログラムに参加したきっかけです。
私はデータを扱う仕事が好きなので、データ関連のプログラムは自分にとって非常に魅力的なものでした。また、日々膨大なデータが生まれている中で、それに対応していくためには継続して学び続けることが必要だと感じていました。データ分野への関心があったことに加え、こうした知識を身につけることで、同僚から質問を受けたときにもサポートできるようになると考えていました。結果として、プログラムを通じて実務に活かせる有益な知識を得ることができました。
はい、期待していた以上のものを得られたと感じています。良い意味で驚かされました。特に印象的だったのは、非常にインタラクティブな内容だったことです。ヨーロッパ各地でビッグデータを扱う同僚たちと議論する機会が多くありました。新しいスキルを身につけることができただけでなく、成長し続けるためにはこれからも学び続ける必要があるという実感も得ました。また、グループ内のさまざまな組織のメンバーが参加していたため、社内ネットワークも大きく広がりました。
私なら「Interactive(双方向的)」という言葉を選びます。プログラムは、参加者同士が協力して取り組む形で進められており、その点がとても印象的でした。私は同僚と議論することが好きです。単に情報を受け取るだけでなく、「なぜそうなのか」と問いかけ、意見を交わしながら考えることを大切にしています。どの方法が最も効果的なのか、なぜそれがうまくいくのかについて、さまざまな意見や提案を聞くことができました。こうした学び方は自分にとても合っています。双方向のやり取りがあることで学びに引き込まれ、さらに自分自身を高めていこうという気持ちになります。
私はこれまでも、データをもとに行動を決めることを意識してきました。毎年達成すべき目標を設定していますが、その多くは数値で測定できる指標に基づいています。
例えば、環境負荷の低減を目的として、廃トナーボトルの使用数を削減する取り組みがあります。この課題に対して、私はより体系的なアプローチを取りました。まず適切な問いを設定し、目標達成につながる行動を特定します。そのうえで必要なデータを整理・分析し、感覚や直感ではなく、事実に基づいて判断することを大切にしています。こうしたプロセスを通じて、より効果的な対策を実行できるようになりました。
これまで受講してきたプログラムの多くは、私の業務に密接に関わる内容でした。ただし、マネジメントスキルに関するプログラムの中には、仕事だけでなく、人としての成長にもつながるものもあると感じています。
もちろんです。これから先、私たちが向き合うデータの量はさらに増えていくでしょう。そのデータを適切に扱えるかどうかは、これまで以上に重要になっていくと思います。
こうしたプログラムは、これまでのように問題が起きてから対応する「リアクティブな働き方」から、先を見据えて行動する「プロアクティブな働き方」へと変えていく助けになります。人によっては新しい視点を得るきっかけにもなると思いますし、実際に私がこのプログラムについて話した人たちからは、前向きな反応が多く返ってきています。
現時点で受講を決めているプログラムはありませんが、今後さらに実務レベルでのスキルを高めていきたいと考えています。具体的にどのような内容になるかはまだ分かりませんが、新しい学びには前向きに取り組みたいと思っています。技術的なスキルもさらに伸ばしていきたいです。直近は業務で忙しい状況ですが、将来的にはまた新しいプログラムを受講したいと思っています。
リコーで働き続ける理由はさまざまありますが、継続的に学べる環境があることは間違いなくその一つです。デジタル・サービスアカデミーのようなプログラムは、会社へのコミットメントをさらに強めてくれるものだと思います。実際、これまでのキャリアを振り返ると、今の自分の役割に至るまでには継続的な学びが欠かせませんでした。学び続ける機会がなければ、ここまで成長することはできなかったと思います。それほど学びは重要なものだと感じています。
学び続けることは変化への適応力を高め、より良い成果を出したり、新しい課題に挑戦したりすることにつながります。また会社にとっても、社員が新しいスキルや知識を身につけることで、より革新的な発想が生まれ、成長や競争力の向上につながると感じています。