脱炭素への取り組み方
脱炭素には、実は“順番”があります。
─測る、減らす、つくる、選ぶ、融通する
いきなり設備を入れるのではなく、まずエネルギー使用量やCO₂排出量を「測る」。
現状を見える化し、どこに削減の余地があるのか、どの施策なら費用対効果が高いのかを考え、脱炭素までのロードマップを考えます。
そこから、ムダを「減らす」。再生可能エネルギーを「つくる」。足りない分は「選ぶ」。そして、余ったエネルギーは「融通する」。
この5つのステップにも、リコーが実践と試行錯誤を重ねる中で見つけてきた“ヒミツ”があります。
脱炭素のヒミツは、派手な設備ではなく、最初の「測る」にあるのかもしれません。
いきなり設備を入れるのではなく、まずエネルギー使用量やCO₂排出量を「測る」。
現状を見える化し、どこに削減の余地があるのか、どの施策なら費用対効果が高いのかを考え、脱炭素までのロードマップを考えます。
そこから、ムダを「減らす」。再生可能エネルギーを「つくる」。足りない分は「選ぶ」。そして、余ったエネルギーは「融通する」。
この5つのステップにも、リコーが実践と試行錯誤を重ねる中で見つけてきた“ヒミツ”があります。
脱炭素のヒミツは、派手な設備ではなく、最初の「測る」にあるのかもしれません。
再生可能エネルギーの活用
地域資源や建物の制約と向き合いながら、どの方式が最も自分たちに合うのか。
試行錯誤を重ねた先に、今の形があります。できない理由があっても、別の可能性を探す。その発想転換が、再エネ導入のヒミツです。
試行錯誤を重ねた先に、今の形があります。できない理由があっても、別の可能性を探す。その発想転換が、再エネ導入のヒミツです。
バイオマスボイラー
地域の資源を、地域で使う。でも、発電はしない。
箱根山系の間伐材をチップ化し、木質バイオマスボイラーの燃料として活用しています。
ここで選んだのは、発電ではなく「熱利用」。エネルギー効率だけでなく、地域でどれだけの木材を継続的に確保できるのか、そして自分たちがどれだけ使うのか。
そのバランスを考えた末の選択でした。
もちろん、導入すれば終わりではありません。
チップサイロの容量、灰の処理、季節による稼働の違いなど、使い始めてから分かったこともあります。
大切なのは、無理なく使い続けること。それが、地産地消エネルギーの肝となります。
ここで選んだのは、発電ではなく「熱利用」。エネルギー効率だけでなく、地域でどれだけの木材を継続的に確保できるのか、そして自分たちがどれだけ使うのか。
そのバランスを考えた末の選択でした。
もちろん、導入すれば終わりではありません。
チップサイロの容量、灰の処理、季節による稼働の違いなど、使い始めてから分かったこともあります。
大切なのは、無理なく使い続けること。それが、地産地消エネルギーの肝となります。
ソーラーカーポート
駐車場を、発電スペースへ。
当初は工場屋上への設置を検討しましたが、耐荷重の制約から断念。
そこで、広い駐車場に着目し、架台の高さを工夫することで、駐車スペースとして使いながら発電できるソーラーカーポートへと発想を転換しました。
そこで、広い駐車場に着目し、架台の高さを工夫することで、駐車スペースとして使いながら発電できるソーラーカーポートへと発想を転換しました。
工場の省エネ実践
省エネは、「投資」と「運用」の両輪で進める。
リコーグループでは、高効率設備への更新などによる「投資省エネ」と、既存設備の運転方法や設定を見直す「運用省エネ」を組み合わせ、CO2削減とコスト削減を進めています。
高天井LEDの人感制御、空調設備の周波数調整、熱源チラーの散水、給排気ファンの設定見直しなど、運用の中で見つかった改善も少なくありません。
「もう省エネのネタがない」と感じているときほど、現場を見直すと新しいヒントが見つかるかもしれません。
高天井LEDの人感制御、空調設備の周波数調整、熱源チラーの散水、給排気ファンの設定見直しなど、運用の中で見つかった改善も少なくありません。
「もう省エネのネタがない」と感じているときほど、現場を見直すと新しいヒントが見つかるかもしれません。
新技術への挑戦 −電池編−
新しい技術だからこそ、まず使ってみる。その積み重ねが、社会実装への一歩になります。
再エネは、つくるだけでは終わらない。必要なときに使えるようにすることも、再エネ活用のヒミツです。
再エネは、つくるだけでは終わらない。必要なときに使えるようにすることも、再エネ活用のヒミツです。
ペロブスカイト太陽電池
発電できる場所を、もっと増やす。
薄く、軽く、曲げられるペロブスカイト太陽電池は、従来の太陽電池では設置が難しかった壁面や曲面、耐荷重の低い屋根などにも、発電の可能性を広げる技術です。
リコーでは、この特性を活かし、太陽電池を側面に取り付けることで配線工事を不要にした庭園灯を開発。自治体と連携しながら、実際の利用環境で実証を進めています。
リコーでは、この特性を活かし、太陽電池を側面に取り付けることで配線工事を不要にした庭園灯を開発。自治体と連携しながら、実際の利用環境で実証を進めています。
VPP(バーチャル・パワー・プラント)
変動する再エネを、使いこなす。
再生可能エネルギーは、天候や時間帯によって発電量が変わります。そのため、発電した電力を必要な時に「貯める」「使う」を調整することが重要になります。
VPP(バーチャル・パワー・プラント)は、全国に設置されている蓄電池や、これから設置される蓄電池をデジタルの力でつなぎ、一つの発電所のように見立てて遠隔制御する仕組みです。
VPP(バーチャル・パワー・プラント)は、全国に設置されている蓄電池や、これから設置される蓄電池をデジタルの力でつなぎ、一つの発電所のように見立てて遠隔制御する仕組みです。
既存建屋のZEB※認証
築36年でも、ZEB化できる。
「古い建物だから、ZEB化は難しい」。そう思われがちですが、設備更新のタイミングは、ZEB化を進めるチャンスでもあります。
私たちは、空調設備の更新タイミングに合わせて建屋の省エネ化を進め、ZEB Readyの認証を取得しました。補助金も活用し、窓ガラスの交換や断熱塗料で建物の断熱性能を高めたうえで、高効率な空調設備へ更新。
さらに、必要な室内機の台数そのものも減らしました。
設備更新を、ZEB化のチャンスに変える。それが、既存建屋ZEB化の裏技です。
※ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、建物の省エネ性能を高め、再生可能エネルギーを活用することで年間の一次エネルギー消費を大幅に削減する建築手法です。
私たちは、空調設備の更新タイミングに合わせて建屋の省エネ化を進め、ZEB Readyの認証を取得しました。補助金も活用し、窓ガラスの交換や断熱塗料で建物の断熱性能を高めたうえで、高効率な空調設備へ更新。
さらに、必要な室内機の台数そのものも減らしました。
設備更新を、ZEB化のチャンスに変える。それが、既存建屋ZEB化の裏技です。
※ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、建物の省エネ性能を高め、再生可能エネルギーを活用することで年間の一次エネルギー消費を大幅に削減する建築手法です。