製品の安定した品質を保証する自動化ツールを開発
海外で生産するMFP(MultiFunction Printer=デジタル複合機)等の製品の生産準備をしています。生産準備業務とは、設計された製品を工場で組み立てる際に、コストを抑えながらも安定した品質を確保するための技術開発(自動組立化、評価技術、工法、ツーリング開発他)および生産拠点への技術展開です。私が所属している保証工程設計グループでは、組み立てられた製品を、実際にお客さまに使っていただける状態にして出荷するまでに必要な、設定・調整・検査を効率よく実施するためのツール開発や検査工法開発等を実施しています。私が開発を担当している自動化ツールは、作業の漏れや人的なバラツキを無くすことができ、安定した品質を保つことができます。製品は組み立てるだけでは使うことができず、必ず保証工程が必要となります。そんな責任のある業務を担当していることもやりがいですが、試作において製品設計区や生産拠点と協力して何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく量産となった時の達成感は言葉にできないほどです。
リコーとともに新しいことにチャレンジし、成長していきたい
現在は生産拠点のほとんどが海外なので、若いうちから海外出張に行かせてもらえるのも魅力の一つだと思います。私の場合、入社2~3年目には海外出張に行く機会が増え、入社3年目には部署の代表として一人で、初めてヨーロッパに出張しました。現地での滞在期間が長くなると不安になることもありましたが、国境を越えた仲間と共に仕事をするということはとてもプラスの経験になりましたし、度胸とコミュニケーション能力が身についたと感じています。
最近参加している、女性技術者のランチタイムネットワーキングという活動の中で、さまざまな経歴の女性管理職の話を聞く機会があり、技術職という職種にとらわれることなく、社会に貢献できる仕事をしていきたいと感じるようになりました。今、リコーは新規事業にも力を入れて動いており、私自身もどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。