投資家をはじめとするステークホルダーの皆様から昨年度版に寄せられたご意見や、日々のエンゲージメント活動で得られた示唆を踏まえ、中期経営戦略ʼ26の初年度として、主に以下の点で改善・充実化を図りました。
1中期経営戦略ʼ26で目指す姿と、その実現に向けた成長ストーリーの具体化
2ROE10%超の実現に向けた実行力強化と、事業・機能戦略のKPIや実例による明確化
これらを踏まえ、本統合報告書のポイントを以下の3つとしました。
CEOメッセージ、CSOメッセージおよびCFOインタビューでは、中期経営戦略ʼ26(中経ʼ26)で目指す姿とその実現に向けた成長ストーリー、経営としてのコミットメントを示しています。また、ROE10%超の達成に向けて、価値創出と、実行力強化の取り組みを紹介しています。
中経ʼ26で導入したマトリックス体制に基づき、地域別戦略・事業戦略の課題認識と重点施策を一貫したストーリーで説明しています。また、中長期の成長とストック利益の拡大につながる仕組みを、価値創造プロセスおよびビジネスモデルで解説しています。
人的資本戦略では、中経ʼ26の実行を支える経営基盤として、人材の育成・活躍に向けた取り組みを紹介しています。また、社外取締役対談では、第21次中期経営戦略の振り返りを踏まえた課題認識と、中経ʼ26における取締役会の役割を示しています。資本市場との対話を通じて得た示唆を経営に反映するとともに、KPIに基づくモニタリングや戦略の検証を通じて、執行の実行力向上をどのように後押ししていくのかについても紹介しています。さらに、戦略実行と企業価値向上を担う執行体制やインセンティブ制度改革に対する社外取締役の関与についても説明しています。
私は開示委員会委員長として、本報告書が各部署の緊密な連携と、役員会議などでの経営陣による議論および開示委員会での確認・承認を経た正当なプロセスで作成され、リコーグループの状況を適正に表していることを表明します。本報告書が、幅広いステークホルダーの皆様にとって、リコーグループの持続的成長と持続可能な社会の実現に向けた取り組みをご理解いただく一助となれば幸いです。
川口 俊
取締役 コーポレート専務執行役員 CFO
リコーグループでは中期経営戦略の成長ストーリーを軸に、統合報告書で中長期の企業価値向上ストーリーを、有価証券報告書で財務状況やリスクなどの重要な事実情報を、サステナビリティレポートでESG の戦略・取り組み・実績を開示しています。より詳細かつタイムリーな情報として、各種ウェブサイトもあわせてご活用ください。
リコーグループの企業理念、創業から90年にわたる沿革と、事業概要およびさまざまな数字で見るリコーグループの今についてご紹介します。
リコーは、お客様の“はたらく” に寄り添い、グローバル随一のワークプレイスのインテグレーターを目指して進化を続けています。CEO・CSO・CFOのメッセージをはじめ、21次中経の振り返りと中経’26の概要、マテリアリティとESG目標、価値創造プロセス、財務・資本戦略を通じて、目指す姿に向けた価値創造ストーリーを解説します。
顧客起点の価値提供を強化するため、新たに導入した「各地域の販売サービス会社×事業のマトリックス構造」で経営を進めています。
中経’26に新設したインテグレーションマーケティング本部における役割、グローバル各地域での取り組みと事業戦略、さらに技術・知財戦略/デジタル戦略を通じて、リコーの成長ドライバーを紹介します。
笠井 徹
日本極 極長
リコージャパン株式会社 社長
サービスインテグレーターとしてDX・GX・AIでお客様の成長に貢献
David Mills
欧州極 極長
Ricoh Europe PLC CEO
顧客基盤の深耕とサービス提供基盤の強化により持続的成長を実現
Carsten Bruhn
北米極 極長
Ricoh USA, Inc. CEO
カスタマーセントリックを軸に競争優位性を確立し高収益な成長を加速する
上杉 恵一郎
APAC極 極長
Ricoh Asia Pacific Pte, Ltd. 社長
多様な市場ニーズに応え最適なインテグレーションで価値を創出する
Diego Imperio
LATAM極 極長
Ricoh Latin America, Inc. CEO
中南米のテクノロジーサービス分野でNo.1インテグレーターを目指し成長を加速する
中田 克典
リコーデジタルプロダクツ ビジネスユニット プレジデント
販売・開発・生産の連携を強化しMIFの維持・拡大と価値創出に取り組む
宮尾 康士
リコーグラフィックコミュニケーションズ ビジネスユニット プレジデント
世界中のデジタル印刷ニーズに応えお客様の事業成功と持続可能な社会づくりへ貢献
塩川 恵一
リコーインダストリアルソリューションズ ビジネスユニット プレジデント
産業現場への提供価値を高めることで事業成長と収益性向上の両立を実現し市場における優位性を確立
梅津 良昭
リコー 経営企画本部 AIサービス事業部 事業部長
企業の資産である暗黙知を価値に変えAIサービス事業で成果を生む
持続的な企業価値向上に向けて、サステナビリティと経営基盤強化の取り組みを着実に進めています。
人的資本戦略、ESG戦略、環境・社会への取り組みに加え、コーポレート・ガバナンス、リスクマネジメント、セキュリティへの取り組みを紹介します。また、社外取締役対談を通じて、経営の透明性と実効性を高めるための取り組みについて解説します。
財務・将来財務の基礎情報、外部評価、第三者保証をまとめ、リコーの情報開示の透明性と信頼を支えるデータを掲載します。
今後の活動とレポートづくりの参考とさせていただくため、アンケートにご協力ください。
リコーグループの取り組みの全体像を紹介する「統合報告書」のほか、「サステナビリティレポート」「ESGデータブック」により、ESG情報に関する総合的な情報開示を行っています。
企業活動のさまざまな側面についてステークホルダーの皆様からご意見をいただき、さらなる企業価値向上に結びつけていきます。