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共創 現場に足を運ぶことで見えた、新たな価値 ― 現場訪問プログラム 若手社員4名の挑戦 ―

2026年9月8日
  • “はたらく”に歓びを
  • DEI
現場に足を運ぶことで見えた、新たな価値― 現場訪問プログラム 若手社員4名の挑戦 ―

※所属・役職はすべて記事公開時点のものです。

商用・産業印刷事業を推進するビジネスユニット「リコーグラフィックコミュニケーションズ(RGC)」では、生産現場や販売現場、お客様のもとを訪問し、現場でしか得られない学びを体験する「現場訪問プログラム」を推進しています。今回、参加した4名の若手社員に、現場で得た気づきや仕事への向き合い方の変化を語ってもらいました。

「現場には、オンラインでは分からない熱量がある」

松野 太一さん(2021年入社):
私は現在、商用・産業印刷事業におけるリユース・リサイクル戦略の推進や市場・競合分析などを担当しています。

今回、台湾のリコーグループ販売会社や 販売パートナー、お客様を訪問しました。この現場訪問活動には企画段階から関わっていましたが、自分自身も参加者として現場を見ることで、その意義を改めて実感しました。

以前から、若手社員が現場を知る機会をもっと増やしたいという思いがありました。特に海外出張は業績や為替の影響を受けやすく、どうしても限られた人だけが行けるものになりがちです。私自身もバックオフィス業務を担当する中で「もっと現場を見たい」と感じていました。

今回の訪問では、中国・台湾市場の視察やパートナー企業との意見交換を行いました。最も印象に残ったのは、人と人とのつながりです。オンライン会議では伝わりきらない熱意や空気感がありました。また、それぞれの文化や価値観に触れることで、ビジネスだけでなく人として理解し合うことが信頼関係の構築につながるのだと改めて感じました。

現場で直接話を伺うことで、皆さんが抱える課題や困りごと、自分たちに期待していることを具体的に理解できるようになりました。その結果、自分の仕事の意味や役割もより明確になったと思います。現場を知ることで視野が広がり、現在の担当業務への理解も深まりました。

また今回の経験は、将来のキャリア観にも大きな影響を与えました。もともと海外駐在は入社時からの目標でしたが、その思いはさらに強くなりました。グローバルに事業を展開するリコーだからこそ挑戦できる仕事があり、私自身も将来その環境で貢献したいと考えています。

松野 太一さん

松野 太一さん

リコー台湾のサービスマンと

リコー台湾のサービスマンと

台湾の印刷業展示会

台湾の印刷業展示会

駐在員との会食

駐在員との会食

「育児中でも、新しい挑戦ができる」

大塚 千尋さん(2020年入社):
私はAPAC地域の商用印刷向けプリンターのマーケティングを担当しています。以前は国内の関連販売会社であるリコージャパンで営業を経験し、その後、育児休業を経て現在の業務に携わっています。

今回、台湾の販売現場と東北事業所の生産現場を訪問しました。APAC担当になってからは海外販社のメンバーとオンラインで接する機会が中心だったため、実際に現地を訪問してお客様や販売会社の声を直接聞きたいという思いがありました。

台湾では複数のお客様を訪問しました。トナー機やオフセット機、輪転機など、さまざまな設備を活用しながら事業運営されている現場を拝見したほか、経営層の方々から今後のビジョンやリコーへの期待について直接お話を伺いました。お客様がどのような課題を抱え、どのような将来像を描いているのかを知ることで、製品の提案だけではなく、お客様が実現したい価値に寄り添うことの大切さを改めて感じました。

東北事業所では、生産ラインの改善活動に驚きました。1分1秒まで効率化を追求しながらも、ミスを個人の責任として捉えるのではなく、プロセスや環境の改善につなげる文化が根付いていました。高品質なものづくりを支えているのは、この地道な改善の積み重ねなのだと感じました。

販売と生産の両方を見ることで、自分の業務が事業全体にどのような価値を生み出しているのかを考える機会にもなりました。販売予測の精度向上やタイムリーな情報提供は、生産計画やお客様からの信頼にもつながっています。

また、育児による時短勤務中でも海外出張という挑戦の機会をいただけたことは、私にとって大きな励みになりました。働き方に制約があっても挑戦できる環境があることはリコーの魅力だと感じています。今後は、私自身も後輩や周囲の挑戦を後押しできる存在になりたいと思っています。

大塚 千尋一さん

大塚 千尋さん

リコー台湾の社員と

リコー台湾の社員と

リコー台湾の社長・本部長と

リコー台湾の社長・本部長と

リコー台湾ショールーム

リコー台湾ショールーム

リコー台湾ショールームの印刷サンプル

ショールームの印刷サンプル

「品質向上は、お客様の生産性向上そのものだった」

林 ひなさん(2024年入社):
私は 商用印刷向けの大型デジタル印刷機の設計開発を担当しています。さまざまな環境下でも安定した画質を維持できるよう取り組んでいます。

今回、札幌市の印刷会社、正文舎様を訪問しました。もともと私は、お客様目線での業務課題や、マシンを活用する現場での工夫や要望について理解を深めたいと考えていました。DTPエキスパート研修などで印刷工程について学ぶ機会はありましたが、実際の現場を見たことはほとんどありませんでした。

現場で最も印象に残ったのは、自動化・省人化が非常に進んでいたことです。プリプレスから印刷、ポストプレスまでが一気通貫で管理され、効率的な運用が実現されていました。

その中で私が強く感じたのは、品質向上の意味です。これまでは設計者として画質向上や品質改善に取り組んできましたが、それは単に見た目を良くすることではありませんでした。品質向上は、お客様の安定稼働や生産性向上に直結する価値だったのです。

また、お客様は品質だけでなく、コストや自動化とのバランスも重視していることを知りました。実際の現場では、周辺機器や検査装置、ソフトウェアも含めたシステム全体で価値が提供されています。

今回の訪問を通じて、自分の専門分野だけでなく周辺領域への理解も必要だと感じました。今後も学びを続けながら、お客様視点を持って課題解決に貢献できる設計者を目指したいと思います。実際の現場を見ることで、自分の仕事がお客様にどのような価値を提供しているのかを実感できました。

※「プリプレス」=印刷物を作る前の準備工程のこと。データ作成、色調整、デザイン作成など。
※「ポストプレス」=印刷後の仕上げ工程のこと。製本、裁断、加工、梱包など。

林 ひなさん

林 ひなさん

正文舎様

正文舎様

正文舎様
正文舎様

「設計の先にいる人たちの顔が見えた」

江藤 大貴さん(2020年入社):
私は商用印刷向けインクジェットプリンターの設計開発を担当しています。インク滴が画像を形成するまでの品質づくりに取り組んでいます。新たに商用印刷機の開発へ携わるようになり、お客様や生産現場についてもっと知りたいという思いから今回の現場訪問に参加しました。

販売現場では、お客様の活用事例や印刷サンプルを見ることで、自社製品がどのような価値を生み出しているのかを知ることができました。特に、さまざまなメディアへの対応力や色表現の豊かさなど、リコー製品ならではの強みを改めて認識しました。また、お客様への色味調整や運用支援など、販売現場がきめ細かくサポートしていることも印象的でした。設計者としては、そうした後工程の負担を減らせる製品づくりの重要性を感じました。

生産現場では、インクジェットヘッドの自動組立ラインを見学しました。高い生産性と安定稼働を実現する先進的な製造技術は想像以上で、この技術を活かせる製品づくりに貢献したいという思いが強くなりました。

今回の経験を通じて、自分の仕事がお客様だけでなく、販売や生産など多くの人たちにつながっていることを実感しました。これからは、お客様はもちろん、後工程を支える仲間たちにも貢献できる設計者を目指したいと思います。そして今回得た学びを、新製品開発や今後の業務にしっかり生かしていきたいと考えています。

江藤 大貴さん

江藤 大貴さん

RICOH Printing Innovation Center (PIC)の印刷サンプル

RICOH Printing Innovation Center (PIC)の印刷サンプル

RICOH Smart & Innovation Center (SIC)にて

RICOH Smart & Innovation Center (SIC)にて

厚木事業所にて

厚木事業所にて

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