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環境経営評価指標 -評価指標について-

「エコバランス」をツールとして、 行動計画策定や環境経営評価を行っています。

リコーグループは、持続可能な社会を目指す動きが加速している事を受けて「脱炭素社会の実現」、「循環型社会の実現」を目指すために、新たに“温暖化防止分野“及び“省資源分野”における2030年・2050年環境目標を設定しています。そして、この目標を環境経営のレベル向上によって達成しようと考えています。
環境経営のレベル向上とは、環境保全活動を推進することによって、環境負荷を下げ、同時に経済効果を上げる状態を意味します。これを実現するためには、事業全体の環境負荷を低減するための適切な行動計画を設定し、効果的な施策を検討・実行するとともに、その結果を評価し、情報開示する仕組みが必要です。
そのため、リコーグループは、「エコバランス」を活用し、行動計画・施策・活動結果を評価し、環境経営のレベル向上のためのPDCAサイクルを回しています。

エコバランスの活用フロー

画像:エコバランスの活用フロー

エコバランスによる事業全体の環境影響把握

「環境経営情報システム」で収集した、各工程別の、エネルギー、物質別のインプット/アウトプットデータを利用し、リコーグループのライフサイクル全体での環境負荷の定量化を行います。これらのデータを一覧表にしたものが「エコバランス」で、リコーグループが関わる環境負荷の大きな事業活動、工程を抽出し、「環境行動計画」の設定に活用しています。

エコバランス(マテリアルバランス)

企業が発生させる環境負荷を定量的に測定・把握・報告する手段として、環境負荷のインプット/アウトプットデータの一覧表を作成すること、または一覧表そのもの。いわば、企業活動のLCAといえるもので、企業からの直接的な環境負荷のみならず、上流・下流からの間接的な環境負荷も算出します。