リコーグループでは、自らの事業活動により発生する環境負荷を「エコバランス」として可視化し、公表しています。事業の成長や新規事業への参入に伴って、エコバランスの値は増加していきます。
しかし、例えばリコーが市場への販売拡大を目指すデジタル印刷機は、市場の多品種少量ロット化のニーズ拡大に対し、従来のオフセット印刷機と比較して、在庫抑制、電力消費量削減等で結果として社会全体で見た環境負荷を減らすことができます。
このように、リコーの製品やソリューションによって社会で削減された環境負荷(そのうちの温室効果ガス)を「削減貢献量」とし、それらを算出したところ、2021年度の削減貢献量はCO2に換算すると103.3万トンとなりました。
リコーグループは自らの事業活動により発生する環境負荷の削減に努めると同時に、「削減貢献量」を増やすことで、社会全体の環境負荷低減に貢献していきます。
単位 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
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省エネルギー製品の提供 | トン | 18.1万 | 21.2万 | 24.4万 | 19.7万 |
ソリューションの提供 | トン | 18.1万 | 15.5万 | 12.4万 | 76.2万 |
製品の省資源化 | トン | 7.6万 | 6.7万 | 6.4万 | 7.4万 |
合計 | トン | 43.8万 | 43.4万 | 43.1万 | 103.3万 |
環境負荷の 削減貢献手段 |
削減貢献量の算出対象 | 算出方法 |
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省エネルギー製品の提供 | 複合機やプリンターの省エネ化や直管形LEDランプへの置換えにより削減されたCO2量を算定。 | 電機・電子4団体「低炭素社会実行計画」の製品・サービスによる排出抑制貢献量の算定方法論等を参考として、販売台数等の実績データを活用し算出しています。 |
ソリューションの提供 | オフセット印刷からデジタル印刷への転換、両面・集約による紙削減などお客様先やサプライヤーとのCO2削減活動で社会全体で削減されたCO2排出量を算定。 | |
製品の省資源化 | 回収された製品のリユース・マテリアルリサイクルの促進、製品の小型・軽量化、環境に配慮した剥離紙を用いない感熱ラベルなどにより削減された原材料・部品調達起因のCO2排出量を算定。 | 弊社によるLCA算定結果を利用しています。 |