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リモートワーク
井上さん： 複合機のソフトウェア品質保証を担当しています。併せて、部署内業務のDX化、エンゲージメント向上活動、市場障害再発防止活動の推進にも取り組んでいます。普段はリモートワーク中心の働き方をしており、フレックスタイム制度も業務やプライベートの都合に合わせてよく使っています。
株式会社リコー 品質保証部門
井上 舞花さん
井上さん：元々、やったことがないことにチャレンジしたり、行ったことのないところに行ったりすることに興味があるタイプなのですが、今回はずっと訪問してみたかった五島列島に行ける企画である点が大きかったです。また、このワーケーションはあらかじめ決められたプログラムが少なく、自身の裁量で動けると聞いたことも参加を決めたポイントの1つでした。
井上さん： テレビを通して五島列島のことを知る機会はよくあり、豊かな自然に恵まれ、五島うどんや海の幸など美味しい食べ物があるところというイメージでした。ワーケーションに行くことが決まった際には、島への移動や島内の交通、周辺の飲食店の有無、リモートワークがしやすい環境があるかどうかなど、少し不安に感じる点もありました。
井上さん： とにかく、地元の方々がとても温かく迎えてくださり、相談ごとから他愛のない会話まで、コミュニケーションがとても取りやすかったです。不安の1つだった近場の飲食店については、実際には数えきれないほどあり、行きたいお店が閉まっていてもすぐ近くに別の美味しいお店があいているというありがたい環境でした。島内での1人の移動にはタクシーを利用したのですが、タクシー会社が4つもあり、呼ぶと5分程度ですぐ来てくれたのも良かったです。朝早く起きて、レンタサイクルで島内を回った日もあり、海や山を見て爽快な気分になれました。仕事は、ホテル内のワークスペースを利用したのですが、心地良い音楽が流れていて、周りの音や人の話し声も気にならず、とても捗りました。また、他のワーケーションツアーで来られていた方々との懇親会にもお誘いいただき、仕事も出身地も様々な方との会話は刺激を受けることも多く、楽しかったです。こうした新たな繋がりも、ワーケーションならではの魅力だと実感しました。
リモートワークの様子
井上さん： 羽田から福岡への往路便が遅れ、乗り継ぎ便の手続き時刻を過ぎてしまった時には慌てました。機内でCAさんに伝え、空港でなんとか対応していただき、無事予定していた飛行機に乗ることができました。乗り継ぎ便は1日2本であることから、飛行機の遅延が頻繁に起きると不安材料になると感じます。この日は悪天候でフェリーが欠航になり島に来られない方も大勢いたと聞いたので、離島でワーケーションする際には時間の余裕が必要かもしれません。
井上さん：福江島で農作物の栽培・販売をされている「いきいきファーム」さんにお世話になりました。これまでに体験したことのない仕事をいくつもやらせていただき、とても楽しかったです！午前中は農家の方3名と一緒にブロッコリーやポワロの畑に行き、大きさを見極めて手作業で収穫、午後は梱包作業をやらせていただきました。収穫したてのブロッコリーの芯がとにかく美味しくて感動しました！この農作業のおかげで、自分が普段スーパーで買っている野菜も、農家の方が1個1個大事に採って検品して梱包してくれているものなんだとあらためて感じるようになりました。 もし副業として賃金を発生させるとしたら、未体験の場合にはすぐ賃金をいただけるレベルにはならないので、最初の数日はあくまでも「就業体験」とし、その後から賃金を徐々に発生させるのが良いかもしれません。
井上さん：自分ですべての行動を決めるワーケーションは初めてで、さらに1人旅も初めてだったので、不安もありましたが、島の方々に力を借りて臨機応変に対応でき、現場の人の力を借りることの大切さを学びました。このワーケーションを通じて行動の幅が広がりコミュニケーションスキルが上がったと感じています。困ったときには周りの方に頼り、逆に困っている方がいたら手を差し伸べてあげる・・・そうした姿勢を今後も大切にしていきたいと感じました。
井上さん：どこのワーケーションでも、現地の方がとてもウェルカムな雰囲気で迎えてくださり、優しく気遣ってくださるため、再訪したくなります。地域の皆様との交流を通して、その土地の良さを教えていただくと共に、そこの美味しいものや素敵な観光地の情報を得られて実際に体験できることも、また行きたいと思う理由の一つになりますね。ワーケーション中のリモートワークにおいては、1人でじっくり考え集中して行う業務時間を計画的に取ること、フレックスタイムや時間休の制度をうまく活用することが大切だと考えています。
