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Challenge

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“遠隔地に居住して働く“
という選択肢があって良かった!


Asagiri Yukie

浅霧 由希惠さん

リコー 
マーケティング部門

自律的に時間と場所を選び柔軟な働き方ができる制度を活かして、1人暮らしになった祖父を元気づけるために、埼玉の自宅を離れて岡山に短期移住。家事の大変さを体感すると共に、働きがいも向上。

現在、ご担当されているお仕事を教えてください。

浅霧さん:アジアパシフィック地域を対象としたオフィスプリンティングのプロダクトマーケティングをするグループに所属しています。私は、主にA4プリンターの商品担当で、新機種の発売立ち上げや、販売状況分析などをしています。また、コミュニケーションサービス商品のマーケティングも担当しています。

遠隔地居住をする前の働き方を教えてください。

浅霧さん:コロナ禍ということもあり、リモートワーク中心の働き方をしていて、オフィス(東京都大田区)に出社するのは月に1回ぐらいでした。

在宅勤務

祖父

今回、遠隔地居住をしようと思ったキッカケは?

浅霧さん:昨年9月に岡山で暮らしていた祖母が亡くなったことです。1人になってしまった祖父がとても落ち込んで食欲不振になり、精神的にも不安定な状態でした。少しでもご飯を抜くと命に関わるほど、細く弱っていました。そこで遠隔地居住制度を活用し、私が祖父の家に行って仕事も継続できたら、祖父を元気づけられるのではないかと考え、マネジャーに相談したところ、快く承諾してもらえました。実施期間は2ヶ月です。

祖父

遠隔地居住をしていた間の働き方や日常生活について教えてください。

浅霧さん:祖父は車いす生活でしたが、自分でお手洗いや移動はできるので介護というほどのサポートは必要ありませんでした。よって私は、家事としては、食事の準備、掃除、洗濯をするくらい。朝は7時半ぐらいに起きて、8時頃朝食。祖父がデイサービスに行く日は8時40分に見送り。私の仕事は9時から17時半の勤務が基本で、必要に応じて1、2時間残業。晩御飯を食べた後は、副菜の作りだめ。空いている時間は、掃除をしたり、祖父と一緒に映画やドラマをみたり、TOEICの勉強をしたりしていました。週末には、倉敷にいる大学時代の後輩に会いに行って、ちょっと観光したこともありました。

食卓
食卓
食卓

遠隔地居住期間中の「良かったこと」を教えてください。

浅霧さん:私は、普段は埼玉県の実家に暮らしていて、今まで1人暮らしをしたことがありません。たまに料理はするものの、基本的に家事は親がしてくれていました。今回、家事全般を毎日継続的にすることの大変さを実感できたのが良かったと思います。また、将来自分に家族ができたとき、こんな風に毎日ご飯に何を作るかを考えたり、自由時間を確保するために効率よく物事を回そうと動き回っているのだろうと想像できたりして、良い経験になりました。1人で在宅勤務をしているだけなら食事は適当にやり過ごせますが、祖父は胃を3分の2切除していて、塩分・糖分や食事量にも気をつける必要があり、そうはいきません。そのため、なるべく定時で上がれるようにタスクを整理して仕事に集中できたと思います。私も祖母を亡くして悲しかったのですが、1日中家事と仕事をやって忙しく過ごすことで気が紛れて、祖父と一緒に前を向けるようになりました。祖父も最初は何も食べられない、受け付けないという状況でしたが、私がとても気にかけていたことから、自分も頑張ろうと思ってくれたのか食べてくれるようになり、徐々に元気になっていったことが何より嬉しかったです。

遠隔地居住期間中に困ったことなどありましたら、教えてください。

浅霧さん:私の場合は、この制度を利用する前からリモートワーク中心の働き方をしており、仕事をする上では業務形態に伴う変化が特になかったことからデメリットはなかったです。プライベート面では、私が車の免許を持っていないため、自転車で片道15分ぐらいかけてスーパーに行き、1週間分の買い出しをしていたのが大変だったというぐらいです。

遠隔地居住の制度についてはどう感じていますか?

浅霧さん:おそらく私がこの時期に岡山に行って祖父のサポートをすることができなければ、最悪の事態を招いたのではないかと思います。しかし、この制度のおかげでそれを回避することができました。2か月間大変ではありましたが、仕事もプライベートも両立して、充実した時間を過すことができました。「仕事もプライベートも諦めない」、そんなワークライフ・マネジメントの実現をすべての会社で実現できているわけではないと思いますが、自分の会社に遠隔地居住という働き方の選択肢があることは社員として今後のモチベーションにもなりますし、とても良い制度だと思います。

買い物 桃のパフェ in倉敷

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