ニュースリリース
2010年5月14日
株式会社リコー
株式会社リコーは、東京・銀座リコーフォトギャラリーRING CUBEにおいて、2010年6月9日(水)より message -飯沢耕太郎の注目する女性写真家- 展を開催いたします。
この企画は、写真評論家飯沢耕太郎氏が現在注目している女性写真家4名の作品を展示するものです。写真を学ぶ学生は、女性が多数を占めるようになり、新人作家の
登用門というべきコンペや写真賞でも、女性写真家が受賞する割合が圧倒的に増えてきています。1990年代後半以降のいわゆるデジタル化の状況は、それまで抱えていた
写真撮影やプリントのメカニズムに対するアレルギーを払拭させ、さらに女性の進出を
加速させつつあります。今回紹介する女性写真家は、そういった共通の社会的な背景の中で、カメラという同じ媒体を使用しながら、独自の視点を持ち、現代を切り取っています。個性豊かな彼女達の作品のメッセージを多くの方々に感じてもらうために、東京・
銀座という場所から発信します。
リコーでは、RING CUBEが「写真を展示する場、鑑賞する場」にとどまらず、写真を楽しみ、写真を通じての自己表現を志す方々が集える場所、写真の可能性を広げていく拠点になることを目指しています。今後も、プロ・アマを問わず、幅広く写真家を紹介する企画を開催してまいります。
【飯沢耕太郎プロフィール】(敬称略) | |||
写真評論家 | |||
1954年 | 宮城県生まれ | ||
1977年 | 日本大学芸術学部写真学科卒業 | ||
1984年 | 筑波大学大学院芸術学研究科博士課程終了 | ||
1990~94年 | 季刊写真誌「デジャ=ヴュ」を編集長として発行 | ||
主な著書に「写真的思考」(河出ブックス2009)、「女の子写真」の時代(NTT出版2010)、 「これが写真だ!クロニクル2009」(アトリエサード2010)など |
【作家プロフィール】(敬称略、五十音順) | |||
うつ ゆみこ | |||
東京生まれ | |||
2001年早稲田大学第一文学部中退 | |||
個展 | |||
2007年 | なまなま ガーディアン・ガーデン 東京 | ||
2008年 | ぞわわ Lumen gallery ブダペスト そぞろ オープンアトリエ 東京 |
||
2009年 | はこぶねのそと G/P gallery 東京 | ||
2010年 | はこぶねのそと2 G/P gallery 東京 | ||
グループ展 | |||
2008年 | パリフォト パリ デグフォトビエンナーレ 韓国 China Pingyao International Photography Festival 中国 平遥 |
||
2009年 | パリフォト パリ SECRET PHANTOM トーキョーワンダーサイト本郷 |
||
2010年 | ソウルフォト ソウル (その他、国内外でグループ展多数参加) |
||
写真集 | |||
「はこぶねのそと」アートビートパブリッシャーズ | |||
野村 恵子 | |||
兵庫県神戸市生まれ | |||
1994年大阪写真専門学校(現・ビジュアルアーツ専門学校・大阪)卒業後、渡米 LA、New Mexico州、Santa Feにて、ワークショップ等で、写真を学ぶ 1996年の初めての写真展「越南花眼」以後、本格的に写真家としての活動を開始 1999年「日本写真協会新人賞」他多数の受賞暦をもつ |
|||
現在、東京在住 | |||
個展 | |||
1996年 | 「越南花眼」 WTCコスモギャラリー 大阪 | ||
1998年 | 「夢のもつれ・沖縄」新宿コニカプラザ 東京 | ||
1999年 | 「DEEP SOUTH」 パルコギャラリー渋谷 | ||
2002年 | 「Bloody Moon」 新宿コニカプラザ 東京 | ||
2006年 | 「リュミエール・ナタール~南の光~」 ギャラリー・冬青 | ||
2009年 | 「RED WATER ~紅い水~」 EMON Photo Gallery, 東京 | ||
(その他、国内外でグループ展多数参加) | |||
写真集 | |||
「DEEP SOUTH」リトル・モア、「RUSH」リトル・モア、共著、「IN-between・6」 Europe・Today、「Bloody Moon~うまれるまえみたひかり~」冬青社、 「RED WATER」アートビート・パブリシャーズ |
|||
藤岡 亜弥 | |||
日本大学芸術学部写真学科卒業 | |||
現在、ニューヨーク在住 | |||
個展 | |||
1996年 | 「なみだ壺」 銀座ガーデアンガーデン 東京 | ||
1996年 | 「笑門来福」 WORKS H 横浜 | ||
2001年 | 「さよならを教えて」 新宿ニコンサロン 東京 | ||
2004年 | 「離愁」 新宿ニコンサロン 東京 | ||
2005年 | 「さよならを教えて」 ビジュアルアーツギャラリー 東京、大阪、名古屋、九州 |
||
2006年 | 「私は眠らない」 銀座ニコンサロン 東京、大阪 | ||
2009年 | 「私は眠らない」 スペースAKAAKA 東京 | ||
(その他、国内外でグループ展多数参加) | |||
写真集 | |||
「シャッター&ラブ」インファス出版、「さよならを教えて」ビジュアルアーツ出版、 「私は眠らない」赤々舎 |
|||
宮下 マキ | |||
鹿児島県生まれ | |||
1995年京都芸術短期大学映像科卒業 第10回写真ひとつぼ展グランプリ受賞 平成13年度文化庁芸術家在外研修員としてニューヨークに渡米 |
|||
現在、東京在住 | |||
個展 | |||
1998年 | 「部屋と下着」ガーディアン・ガーデン 東京 | ||
1999年 | 「部屋と下着」ギャラリープリンツ 京都 | ||
2000年 | 「寝食共存」ギャラリーmole 東京 「部屋と下着」ホワイトギャラリー 鹿児島 |
||
2002年 | 「sweet smell」Nadar 大阪 | ||
2005年 | 「Bed Room」ギャラリーMoMo 東京 | ||
2007年 | 「short hope」パラボリカ・ビス 東京 | ||
(その他、国内外でグループ展多数参加) | |||
写真集 | |||
「部屋と下着」小学館、「short hope」赤々舎、「その咲きにあるもの」河出書房新社 |
【写真展概要】 | ||
名 称 | : | message -飯沢耕太郎の注目する女性写真家- |
展示作品数 | : | 約40点 |
参加作家名 | : | うつゆみこ、野村恵子、藤岡亜弥、宮下マキ(敬称略、五十音順) |
主 催 | : | 株式会社リコー |
期 間 | : | 2010年6月9日(水)~2010年6月27日(日) ※休館日を除く |
場 所 | : | リコーフォトギャラリーRING CUBE ギャラリーゾーン |
所 在 地 | : | 東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8・9階(受付9階) |
電 話 | : | 03-3289-1521 |
開館時間 | : | 11:00~20:00(最終日17:00まで) |
休 館 日 | : | 火曜日 |
入 場 料 | : | 無料 |
URL | : | http://ringcube.jp |
【写真展に関するお問い合わせ先】 |
|
電 話 03-3289-1521 |