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戦略
18次環境行動計画

リコーグループ18次環境行動計画(2014年度~2016年度)

*赤文字は2016年度成果

1. 省エネ・温暖化防止

1-1. ライフサイクルCO2の削減
  • 1-1-1. 2020年環境負荷削減目標の達成に向けたライフサイクルCO2排出量の削減
    [目標:製造・使用・調達ステージでのCO2合計排出量を2000年度比35%以上削減する]
2016年度のライフサイクルCO2排出量は2000年度比で44.3%削減となり、目標を達成しました。
1-2. 製品・ソリューションによるCO2の削減
  • 1-2-1. 環境配慮型製品・ソリューションの開発・提供による社会全体でのCO2排出量削減
    [目標:(1)省エネ性能を高めた製品の開発と提供(2)お客様のワークフロー変革を通じた削減貢献量の拡大]
(1)省エネ性能の高い製品が年間を通じ発売され、すべての複合機が国際エネルギースタープログラム適合製品となりました。前年度と比較すると使用時CO2排出量は約13%減となり、年度計画を達成しています。
(2)テレビ会議システムやペーパーレスソリューションの提供などによる2016年度の削減貢献量は46.7万トンCO2となりました。この削減効果は全世界のリコーグループの工場から排出されるCO2の約1.4倍に相当します。今後もワークフローを変革する製品・サービスの提供を通じて削減貢献量を拡大していきます。
1-3. 事業活動におけるCO2の削減
  • 1-3-1. 生産活動における温室効果ガス排出量削減(国内・海外生産会社)
    [目標:製造ステージの温室効果ガス排出量を33万トンCO2以下とする。(売上高原単位で2000年比18%以上削減に相当)]
目標33万トンCO2以下に対して2016年度実績は31.8万トンCO2となり、目標を達成しました。

  • 1-3-2. 販売・物流ステージにおけるCO2排出量削減(国内・海外非生産会社)
    [目標:国内:販売・物流ステージにおけるCO2排出量を3.8万トンCO2以下とする。(2000年度比35%減)/海外:販売ステージにおける業務用途の車両利用によるCO2排出量削減]
国内:目標3.8万トンCO2以下に対して2016年度実績は3.9万トンとなり目標は未達成となりましたが、今後、更なるCO2削減活動を継続します。
海外:目標設定に向けた実績把握の仕組み作りをおこないました。

  • 1-3-3. エネルギーマネジメント体制の強化
    [目標:電力コストとCO2削減を両立する電力サービスの積極活用]
各拠点の電力契約をコストとCO2削減の視点で見直しを行い、新たな電力サービスの活用の検討を進めています。

2. 省資源・リサイクル

2-1. 製品3R推進による資源効率の向上
  • 2-1-1. 2020年環境負荷削減目標の達成に向けた製品への新規投入資源量の削減
    [目標:新規投入資源削減量を2007年度比3.2倍以上に拡大]
2016年度の新規投入資源削減量は2007年度比3.7倍となり、2016年度目標である3.2倍を達成しました。
2-2. 事業活動における排出物・水の削減
  • 2-2-1. 事業活動により発生する排出物の削減
    [目標:売上高あたりの排出物排出量を毎年度、前年度実績より改善する]
売上高あたり排出物排出量は2015年度比で0.8%増加し、目標未達成となりましたが、排出量総量では7.4%削減しました。今後、更なる資源ロスとコストの削減両立に向けて活動を継続します。

  • 2-2-2. 事業活動に伴う水使用量の削減
    [目標:売上高あたりの用水使用量を毎年度、前年度実績より改善する]
売上高あたり用水使用量は2015年度比で10.5%増加し、目標未達成となりました。今後、更なる用水使用量削減を実施していきます。

3. 汚染予防

3-1. 事業活動における環境影響化学物質の使用量・排出量の削減
  • 3-1-1.環境影響化学物質の使用量・排出量削減
    [目標:環境影響化学物質の使用量・排出量を2010年度実績以下に抑制]
使用量:2010年度から大きく削減し、目標を達成しました。
排出量:2010年度実績以下となり目標を達成しました。
今後も継続して使用量・排出量削減に向けて活動を進めます。

4. 生物多様性保全

4-1. 全員参加による生物多様性の保全・回復
  • 4-1-1. 生物多様性に配慮した原材料木材使用の実践
企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)に参画し「生物多様性に配慮した企業の原材料調達推進ガイド」の策定に寄与致しました。策定されたガイドに則り、木材原材料調達に関する社内規定を改訂することで生物多様性への配慮を更に強化しています。

  • 4-1-2. 事業所敷地における生物多様性への配慮
侵略型外来種排除と化学農薬使用抑制を敷地管理ガイドラインに盛り込み、それに基づく管理をリコーグループ所有事業所32拠点で実施しています。2016年度は、国内13拠点、海外7拠点で化学農薬を使用しない、もしくはIPMに準ずる農薬*のみでの敷地管理をおこなっています。
*IPM(統合的病害虫管理)の考えに基づいた、生態系への悪影響が少ない農薬

  • 4-1-3. 社有林を活用した地域社会との生物多様性保全活動の実施
リコーエレメックスの社有林「リコーえなの森」を活用した生物多様性保全活動は3年目となり、地域住民の方々と協働した森林保全活動、子ども達との自然体験教室、コミュニティーの方々による散策会を計画的に実施し、多くの参加者に参加いただきました。
参加者数:保全活動(567名)自然体験教室(294名)コミュニティーイベント(130名)

  • 4-1-4. 森林生態系保全活動の展開
6つの森林保全プロジェクトは全て計画通りに進捗することができました。
トピックとして2016年9月、沖縄やんばるの森が「やんばる国立公園」として環境省より正式に指定されました。これまでのリコーが支援してきた子ども達への環境教育が大きく実を結びました。2017年2月に記念イベントとして大宜味村の方々とリコーグループ社員が一緒に植樹活動を行いました。

  • 4-1-5. ステークホルダーとの協働による生物多様性保全活動の実施
世界22カ国で植林、里山保全、河川・森林・海岸清掃、外来種の除去活動などを実施しました。
それらの活動には、社員が約9,500人参加し、家族やお客様などステークホルダー約3,400人にご参加いただきました。

5.環境経営の基盤強化

5-1.環境技術開発の推進
  • 5-1-1. 持続可能な社会づくりの実現に向けた環境技術開発の推進
・発電ゴム(弾制圧電体)の実証実験を完了し、実用化ステージに移行(2016年のエコプロダクツ展にて出展しました)
・完全固体型色素増感太陽電池の製造ライン準備を進め、2017年に発売予定(nano tec展 2017に出展しました)
5-2.環境ビジネスの拡大
  • 5-2-1.循環型ビジネスの拡大
世界各地で進めてきたリユース・リサイクル事業のグローバル最適化に向けた取り組みをおこなっており、再生機によるリユース量は6,187トンとなりました。

  • 5-2-2.環境視点での顧客価値提供の拡大
SOP(Sustainability Optimization Program)、カーボンオフセット提案をメニュー化しグローバル展開を図りました。
また、本年度も継続してEcoVadis社の企業評価においてゴールドランクを獲得し、お客様のサステナビリティ要求に対応することができました。
5-3.ステークホルダーとの協働
  • 5-3-1.持続可能な社会づくりを目指した外部団体との協働
・Word Forum for a Responsible Economy(持続可能な社会構築を推進する仏NPOの主催フォーラム)に参画しリコーのサステナビリティ活動を広く紹介しました。
・政府・国際機関高官に対し、J-CLPを通じて気候変動対応の積極的な推進を継続して訴求しました。
・環境省ESG情報開示検討会に開示先進企業代表として参加。今後のESG情報開示のあり方に対して提言を行ないました。
・WRI(World Resource Institute)削減貢献量ガイド策定に際し、開示企業として実務的・建設的な提言を行ないました。
・省資源G7ワークショップに参加。リコーの3R活動を紹介し、高い評価を得ました。
・エコプロ展開催期間中にアナリスト対象のESG説明会を実施し、好評を博しました。

  • 5-3-2.社員の環境活動を通じた社会の環境意識の醸成
6月のグローバルエコアクション月間において6月5日の世界環境デーに、リコー環境事業開発センターで記念シンポジウムを開催しました。シンポジウムには外部のお客様もお招きし、グループ各拠点を中継で結びリコーの環境経営活動の推進に努めました。
また、グローバルエコアクション特設Facebookページにて、グループ・グローバルでの環境活動を社外にもリアルタイムで共有しました。

  • 5-3-3.仕入先企業との協働によるサプライチェーンにおける環境配慮
・タイの生産関連会社にて対象の68社のアセスメントを実施完了し、リスク対策は100%完了しました。
・リコーグループ仕入先様4社に対してCO2削減に繋がる新電力への切替提案と支援を実施しました。その結果、仕入れ先様でのCO2削減とコストダウンに寄与することができました。