2024年10月
RICOH BIL TOKYO初のイベントで先端技術を徹底体験!
イベント 「AIの利活用とWorkplace Experienceで切り拓く “はたらく“の未来」
最新AI技術を活用したDX実現のための価値共創拠点RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO(以下、RICOH BIL TOKYO)では2024年8月28・29日の2日間にわたり、ビジネスシーンの生成AI利活用について体験できるイベント「AIの利活用とWorkplace Experienceで切り拓く “はたらく“の未来」を開催しました。
イベントでは、デジタイゼーション → デジタライゼーション → デジタルトラスフォーメーション のDXストーリーを、旬のAIソリューションや開発中のAI技術を交えながら体験いただきました。お客様が気兼ねなくご見学できるよう、参加企業は1回あたり3社に限定し、同じ空間でも紹介ブースが重ならないよう配慮しながら、1社ごとに専属のビジネスデザイナーがご案内。最後にはラウンジでくつろぎながら事業や業務での課題を明らかにし、取り組みの方向性や優先順位を検討するラップアップまで実施することで、“はたらくの未来” について考える時間となりました。
開放的な空間で、専属のビジネスデザイナーが業種トレンドや実例も交えながらご紹介
ラウンジでリラックスしながら、3社様それぞれが専属のビジネスデザイナーとラップアップ
アイディアの提案も臨場感あふれるAIで実現
紹介ブースの中で特に好評だったのは、プロジェクションマッピングや様々なアプリを四方の壁いっぱいに映し出す、次世代会議空間 「RICOH PRISMプリズム」。没入感を演出するこの空間の中で、実証実験が始まったばかりの新アプリ 「KABEUCHIカベウチ」に早速ご参加いただきました。
「KABEUCHIカベウチ」は、既存アプリで見えた「アイディア出しの際に不安を感じている」を支援するために開発されたシステムで、思いついたアイディアを音声入力すると、左右の壁一面に表示されたAIエージェントが、テーマに沿った複数の提案をしてくれたり、質問してくれたりします。
AIエージェントは優しい/厳しいの2タイプ、今回は厳しいキャラを選択
生成AIは社内情報を網羅したアシスタントにも
2024年6月にリリースされた「RICOHデジタルバディ」の実演も実施しました。「RICOHデジタルバディ」は、世の中の一般的な情報だけでなく社内文書などの企業内ナレッジも参照して回答する技術「RAGラグ」を活用した、自社特有の情報に基づいて回答されるAIソリューションです。
社内問合せ、営業資料探し、社内ナレッジ活用などでの業務効率化を実現し、最適な情報を提示してくれます。さらに、もっともらしい誤情報を回答するハルシネーション対策として、参照ドキュメントのリンクも表示されるので、安心して利用できます。
リコージャパン株式会社でも、業務内容を熟知し最適な情報を提示してくれるアシスタントとして、修理部門や商品部門などで実際に活用しています。
参加企業に合ったシナリオを用意し、活用イメージがわかるように説明しています
2日目の夕方には、リコーRDSインテグレーションセンター 所長 梅津 良昭による、リコーの最新生成AI開発内容と最新事例をご紹介するセミナーを行いました。
リコーは1990年代からいち早く「画像・空間認識系」「自然言語系」の領域でAIを開発・実践活用しています。さらに今秋には、日英中の3言語に対応した大規模言語モデル(LLM)の提供を予定していることから、国内トップクラスのLLM学習技術をベースに、企業独自の情報も学習したプライベートLLMの開発やLLMソリューションの業務活用を支援していくことを紹介しました。
その後の懇親会では、AIに関する質問会があちらこちらで繰り広げられ、自社のAI導入状況や課題など、ざっくばらんに対話できる有意義なひとときとなりました。
200インチ超のLEDモニターを備えたXRスタジオで、RAGやデジタルヒューマンを紹介
プレゼンターの梅津を囲んで、AI導入についての本音など、気軽に情報交換
お客様からは、「リコーのAIがここまでとは知らなかった」「AI導入の前提として、紙情報の電子化からトータルで相談したい」「1時間があっという間で、もっと、じっくり話を聞きたかった」などの声が寄せられ、改めて私たちの活動の必要性が実感できました。
引き続き、「AI導入の相談先としてのリコー」「足元課題からデジタイゼーション → デジタライゼーション → デジタルトラスフォーメーションと伴走するリコー」「社会課題解決に向けて共創できるリコー」の認知を高めるため、RICOH BIL TOKYOからセミナーやイベントなどの情報発信を行っていきます。