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ニュースリリース

リコー、リモート管理サービス「@Remote(アットリモート)」をグローバルで展開
~2007年度に全世界で約200万台のデジタル複合機/プリンターの運用管理を支援~

2004年12月10日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、ネットワークに接続したデジタル複合機やレーザープリンターをより快適に、安心してご利用いただくため、インターネット経由で出力機器の状態や利用状況を常時監視するリモート管理サービス「@Remote(アットリモート)」を、12月13日から順次展開してまいります。
 「@Remote」は、オフィスのIT環境に関わる運用管理業務の負荷を軽減し、TCO削減や業務効率の向上を支援するもので、グローバルに展開するリコーのトータルサポート&サービスの一環としてご提供してまいります。
 ブロードバンド環境を活用して、リアルタイムで出力機器の状態や利用状況を把握できるため、(1)故障の未然防止によるダウンタイムの短縮、(2)消耗品発注・在庫管理業務の負荷軽減、(3)出力ログ情報などの機器ご使用状況の収集と報告、をご提供してまいります。さらに、機器の稼動状況に応じた最適配置提案など、各種コンサルティングサービスも順次ご提供してまいります。
 日本国内では、まず12月13日に東京地区でサービスを開始し、2005年2月にその他の地域でもサービスを提供してまいります。また、海外においても2005年2月にアメリカでサービスを開始し、ヨーロッパや他地域でも順次展開してまいります。リコーでは、2007年度末までに、全世界で約200万台のデジタル複合機/プリンターに対してサービスを提供することを目指します。
 IT化の進展に伴い、デジタル複合機やプリンターを活用してオフィスのワークフロー改善や、TCO削減に向けたさまざまな取り組みが進んでいます。出力機器を含めたシステムダウンが業務に与える影響がますます大きくなる中で、機器の状態を常に良好に保つことが求められています。また、出力機器の管理負荷軽減や、各拠点・各機器の印刷ログ情報の把握をしたいというニーズも高まっています。
 リコーはこれまで、複写機/デジタル複合機をリモート管理する「カスタマーサポートシステム」を主に国内で展開。1994年のサービス開始以来、接続台数を拡大し、現在約53万台の複写機/デジタル複合機のリモート管理を行っています。
 「@Remote」は、対象機種をこれまでのデジタル複合機に加えて、レーザープリンターまで拡大します。ブロードバンド環境を活用することで、これまでと比べ大容量のデータの送受信が可能となるため、将来的には、出力機器を最新のファームウエアで保つことができる機器のファームウエアのリモート更新や、「@Remote」を通じた各種ASPサービスの提供も可能になります。
 各出力機器と、「リコーRSセンター」との通信は、お客様が構築されているセキュリティ網(Proxy Serverなど)を経由して行います。情報を暗号化して送受信できるSSL対応のプロトコルを採用しているほか、通信の度に電子証明書を取り交わし、相手が正しいことを確認してから共通鍵暗号化による通信を行い、なりすましによるデータの不正取得を防止します。
  • SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上で安全に情報をやりとりするための暗号化プロトコル
  • 「@Remote」が提供するサービス
    (地域や国および機種、接続形態によって、提供できるサービス内容や開始時期が異なります)
      (1) リモート保守サポート
      リモート点検/故障時の自動通報/修理依頼のマニュアルコール/カウンター自動検針
      (2) 消耗品管理
      トナー自動配送サービス
      (3) 機器使用状況の管理
      機器使用状況レポート
    <新リモート管理サービス「@Remote」の主な特徴>
    1. ブロードバンド環境/LANに対応したリモート管理サービスです。
      LAN経由で機器情報の取得を実施。デジタル複合機に加え、レーザープリンターの管理も可能。
      ブロードバンドの活用により、リアルタイムで確実な通信を実現。加入電話回線を活用していたカスタマーサポートシステムと比べ、大容量の通信が可能なため、より多くの機器情報の取得が可能。
      管理アダプタ「RC-Gate」1台で、最大100台の出力機器の管理が可能。

    2. リモート保守を実施し、故障の未然防止やダウンタイムの短縮を実現します。
      ブロードバンド環境を利用して、デジタル複合機やレーザープリンターの常時監視や状態の診断を実施。診断結果をもとに適切なタイミングで適切な点検作業を実施することで故障を未然に防止し、ダウンタイムを短縮。
      自己診断機能により、万一の故障発生時はRSセンターに自動的に通報。故障内容や原因が早期に把握できるため、CE(カスタマーエンジニア)による迅速・的確な保守サービスを実施。
      デジタル複合機の操作パネルからリコーRSセンターに修理を依頼する「マニュアルコール」が可能。機種名や住所などを伝える手間を削減。
      月々のカウンター情報の確認もリモートで実施。
      機器のファームウエアを定期的に最新バージョンに更新するサービスを順次展開予定。

    3. トナー自動配送サービスにより、トナーの発注・管理業務負荷を軽減します。
      出力機器にセットしたトナーがなくなった場合に、リコーRSセンターに自動通報し、トナーの配送を手配。使用量に応じた在庫の補充が容易に行えるため、トナーの管理業務の負荷を軽減。
    • トナーエンド表示時、またはトナーニアエンド表示時に通報します。機種により通報時期は異なります。

    4. 出力枚数管理など、機器の使用状況の管理が行えます。
      リコーのデジタル複合機やレーザープリンターの場合は、機能ごとの出力枚数など細かな管理が可能。両面・集約など、出力状況を把握することで、TCO削減に向けた取り組みを支援。
      今後、標準MIB対応機のプリント出力枚数の情報提供にも対応する予定。
    • ※MIB・・・Management Information Baseの略。SNMPで管理されるネットワーク機器が、自分の状態を外部に知らせるために公開する情報のこと。

    5. 高度なセキュリティを確保しており、安全な通信が行えます。
      各出力機器や管理アダプタ「RC-Gate」、リコーRSセンターのそれぞれの通信は、SSL通信を採用。通信のたびに電子証明書を取り交わし、相手が正しいことを確認してから、共通鍵暗号化による通信を行うため、データの盗み見や、なりすましによるデータの不正取得を防止。
      通信に使用される暗号鍵は通信ごとに変更。またそれぞれの出力機器やRC-Gateは1台ごとに個別の証明書を保持。

  • ニュースリリースに掲載されている社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
  • 地域や国および機種、接続形態によって、提供できるサービス内容や開始時期が異なります。