株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、組み込み用ユニット(SCU:システムコントローラーユニット)の販売を強化するため、4月15日付けでリコー池田事業所(大阪府池田市)内に営業拠点を開設いたします。
また、これに対応し、SCUの生産拠点として、従来のリコー秦野事業所(神奈川県秦野市)に加え、グループ会社で高密度電子回路ユニットを生産するリコーマイクロエレクトロニクス株式会社(鳥取県鳥取市)でこの5月から生産を開始いたします。
SCUは、FA機器、セキュリティ機器、医療機器、情報表示端末、アミューズメント機器など、産業分野のデジタル機器の制御装置として、これらの機器に組み込んでご利用いただくもので、マザーボードタイプのものと、筐体に入れたボックスタイプがあります。
リコーでは、デジタル複合機などの自社製品向けのSCUの開発・生産で培ったノウハウを活かし、2000年からSCUの外販事業を展開、拡大してきております。高品質のSCUを提供するだけでなく、お客様のニーズに合わせたシステムアップ、評価・解析、きめ細かい技術サポートなどで、高い信頼およびご評価をいただいています。
今回、従来の関東地区(神奈川県横浜市、秦野市)に加えて関西地区に営業拠点を設置することにより、西日本地域の販売・サポートを強化し、SCUの販売を従来の約2,000台/月から今後3年間で倍増いたします。
また、生産拠点を拡充することにより、さらに安定した品質、サービス、デリバリーなどを実現し、お客様のご要望にお応えしてまいります。