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ニュースリリース

リコー、ドイツの先端2研究所とソフトウエアの共同研究をすることで合意

2003年12月5日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、ドイツのソフトウエア研究機関であるFraunhofer IESE(Fraunhofer Institut Experimentelles Software Engineering;フラウンホーファー実践的ソフトウエア工学研究所)およびDFKI(Das Deutsche Forschungszentrum fur Kunstliche Intelligenz GmbH;ドイツ人工知能研究センター)ナレッジマネジメント研究所とソフトウエアの共同研究を行うことで合意しました。
 本日、これら2つの研究所があるRheinland-Pfalz(ラインラント・ファルツ)州Kaiserslautern(カイザースラウテルン)市のカイザースラウテルン大学において、科学技術担当大臣イェルゲン・ツェルナー教授(ベック州知事代行)、カイザースラウテルン大学学長シュミット教授らが列席する中で、Fraunhofer IESE 所長ディーター・ロンバッハ教授、DFKIナレッジマネジメント研究所 所長アンドレアス・デンゲル教授、リコー執行役員 國井秀子 ソフトウェア研究開発本部長の3名から合意した旨の発表を行いました。
 リコーは、グローバルレベルでの技術力強化、ソリューション事業の強化に向けて、ソフトウエア工学や次世代オフィス向けソフトの研究を加速したいと考えておりました。一方、両研究所は、同分野で世界トップクラスの実績を持ち、今後さらに先行していくためにEU外の有力企業と手を結んで実践を進めたいと考えておりました。今回の共同研究は、3者の考えが一致したことで実現したものです。
 具体的には、Fraunhofer IESEとはプロダクトライン・ソフトウエア・エンジニアリング(シリーズ・ソフトの生産性向上)を、DFKIナレッジマネジメント研究所とは文書管理システムを中心に研究を進めてまいります。共同研究の期間は当面2年間、中間評価を経てさらに3年間の合計5年間の予定です。
 カイザースラウテルン市は、EUのシリコンバレーとも呼ばれるハイテクリサーチパークを持ち、この分野の振興によるさらなる発展を目指している都市です。フランクフルトから自動車で1時間ほどのロケーションに位置し、リコーソフトウェア研究開発本部がある東京都文京区とは姉妹都市の関係にあります。
<Fraunhofer IESEについて>
 12,000人の研究者を抱えるドイツ最大の研究機関であるFraunhoferの57研究所の一つ。1996年に設立され、90名以上の研究者が在籍しています。

 特に、シリーズソフトウエアの生産性向上、組み込みソフトウエアの部品開発などのソフトウエアエンジニアリング分野では、世界でもトップクラスの実績を上げています。

http://www.iese.fhg.de/
<DFKIナレッジマネジメント研究所について>
 DFKIは、ザールランド州都のザールブリュッケン市と、ラインラント・ファルツ州カイザースラウテルン市に合計7つの研究所を擁する有限会社。1988年に設立され、約150名の研究者に加え同数以上の客員研究者で構成されています。

 DFKIナレッジマネジメント研究所では、組織におけるあらゆるメモリー、"Organizational Memory"の創造的拡充と流通・利用促進を主眼に、文書管理、文書画像解析、知的ワークフロー、イントラネット知識ポータルの活用などの基礎研究と応用研究の垂直統合で世界的な業績を上げています。

http://www.dfki.de/