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ニュースリリース

リコー、2003年WECゴールドメダルを受賞

2003年1月14日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、世界環境センター(WEC:World Environmental Center)が毎年世界の企業の中から優れた1社を表彰する「持続可能性における国際企業の業績に対するWECゴールドメダル」の2003年の受賞者となりました。同賞をアジアの企業が受賞するのは初めてのことです。同賞は、全世界の環境と持続可能性の発展に寄与した卓越した産業界のリーダーを表彰する制度で、1985年に創設されました。WECは毎年、全世界の国際企業からの応募を受け付け、その内容について「持続可能性に関する取り組み」、「実績」、「国際性」などの観点から、有識者で構成される審査員が厳正に審査した上で、受賞者を決定します。授賞式は、2003年5月15日に米国ワシントンD.C.の国立建築物博物館で開催されます。

* The WEC Gold Medal for International Corporate Achievement in Sustainable Development

<主な受賞理由>
1. 方針

・リコーの経営哲学は環境保全と企業の社会的責任とを結び付けており、環境綱領では環境保全と利益創出の活動は両立するものであるという信念に基づいている。
・ビジネス行動規範ではコミュニティとの共生、社会貢献、労働安全を明確に定義している。
・コメットサークルのコンセプトに基づき製品のライフサイクル全体を通して環境負荷削減に努め、仕入先、リサイクル業者などとの協力体制を築いている。
2. 実施

・各部門・組織の業績評価項目のひとつに「環境保全活動」を加え、社員の環境保全活動の促進を行っている。
・製品の画期的な省エネ技術、QSU(Quick Start Up)技術を開発した。
・仕入先との協力体制に基づいたグリーン調達が進んでおり、環境負荷を及ぼす化学物質の削減やリサイクル材の使用に積極的に取り組んでいる。
・再生複写機の販売と使用済み複写機の回収を積極的に進めている。
・環境負荷情報システムを活用し、環境保全活動を効率良く進めると共に環境会計の精度向上にも努めている。
3. リーダーシップ

・社会、政府、環境関連の官公庁などと交流に積極的で、タイプ?環境ラベルの認証機関に認証の枠組みについての提案などを行った。
・京都議定書の完全なる遂行を求める署名運動「e-mission 55」にもいち早く参加し、地球温暖化防止に関する企業姿勢を示した。
・米国イノベスト社の環境格付けで写真・事務機器部門で最高評価となるAAAを獲得するなど、国際的に高い評価を受けている。
・米国環境保護局(USEPA)の推進するエナジースタープログラムにも積極的な支援を行っている。
・省エネ、廃棄物削減、生産効率向上活動などを通じ全世界の主要生産拠点でごみゼロを達成した。
・事業所における省エネ活動と製品の省エネ技術開発で、地球温暖化防止に貢献した。
<WECについて>
 WECは、米国ニューヨーク(419 Park Avenue South, Suite 500, New York, NY 10016)に本部を置き、1972年に開催されたストックホルム環境会議の成果の一つとして、1974年、国連環境プログラム(the United Nations Environment Programme)の支援を受け設立された。1981年からは国際的な非営利団体として独立し、事業運営を行っている。民間企業、国際機関、政府、非政府組織、学会等と連携を取り、国際的な環境リーダーシップ、健康と安全の促進、資源の有効活用の促進等、地球環境保全のための持続的開発を推進する事業を行なっている。このミッションを果たすため、WECは、以下の3つのプログラムを実施している
1. 国際環境フォーラム(International Environment Forum)
2. 企業の持続的開発促進の実績に対する顕彰として、WECゴールドメダルの授与
3. 官民パートナーシップによる国際技術援助プログラム(International Technical Assistance Programs)
詳細については、WECホームページ(http://www.wec.org)をご参照ください。
<WECゴールドメダルについて>
 「WECゴールドメダル」は、環境活動に対し卓越したリーダーシップを発揮し、国際的に優れた社会・環境貢献活動を行っている企業を顕彰するため1985年に創設されたもので、今年で19年目を迎える。これまで顕著な実績を残した国際的優良企業がこの賞を受賞している。従来は環境保全分野の成果を評価対象にしていたが、今年からはさらに社会的・経済的責任分野での成果も評価の対象に加えることになった。
この表彰制度は、第三者の有識者で構成される審査委員が、候補企業の評価を行い、受賞者を選定する。審査委員には、米国、カナダ、ドイツ、ベルギー、デンマーク等の学識経験者、企業の環境技術担当役員、行政官、環境専門研究機関の代表および前年度の受賞企業の代表が含まれている。
受賞者の選定には、他社の模範になるような、持続的発展に関する方針が公開されていること、その方針が広く統一的に適用され高いレベルで実施されていること、持続的発展の促進について国際的な指導的役割を果たしていることなどが基本的な審査基準となっている。
これまでの受賞企業は以下の通り。
2002年 CEMEX
2001年 Royal Dutch/Shell
2000年 International Paper
1999年 Eastman Kodak
1998年 Philips Electronics
1997年 Compaq
1996年 Alcoa
1995年 Ciba-Geigy
1994年 S. C. Johnson & Son
1993年 Xerox
1992年 The Procter & Gamble
1991年 Rohm and Haas
1990年 IBM
1989年 Dow Chemical
1988年 BP Group
1987年 E. I. du Pont de Nemours & Co.
1986年 Exxon
1985年 3M

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