株式会社リコーは、東京・銀座のフォトギャラリー「RING CUBE(リング キューブ)」にて、第一回公募展として、7月15日(水)より三浦誠写真展「彷徨の視覚」を開催いたします。
この展示は、2008年11月~2009年3月までの期間に寄せられた公募作品の中から選ばれた写真家の個展です。今回は、これまでになかった中国の旅の魅力を、幻想的なシーンの中に再現された三浦誠氏の作品を選定いたしました。
「RING CUBE」は、単に「写真を展示する場、鑑賞する場」にとどまらず、写真を楽しみ、写真を通じての自己表現を志す方々が集える場所、写真の可能性を広げていく拠点を目指しています。今後も、プロアマを問わず、幅広く写真家を紹介する企画を開催してまいります。
【作家プロフィール】
三浦 誠(みうら まこと)
5月13日東京生まれ。社団法人日本写真家協会会員。2005年コダックフォトサロン(東京)、2003年ギャラリー旬(名古屋)、1995年クリエイトギャラリー(名古屋)、1993・1994年JPCCギャラリー(名古屋)、1991年石川近代文学館(金沢)にて個展。現在、ワークショップ写房の主宰講師。
【作家よりひとこと】
中国各都市を訪問、自らの彷徨を記録しています。アンダーな色調で表現することで自己の内面を描いています。プリントの色彩は私にとっての原色です。
【作品について】
都会の喧噪を避けて、私は路地に入った。迷路のような感覚、正確には碁盤の目のような単純な街路なのだが、そこで見た風景は、私の視覚を幻想へと向かわせ、時と方向を失わせていった。レンズを通して見つめている対象が私の感性を直接刺激する、情熱を帯びた時のように全身にけだるさを感じ、さまよい歩いている。