ニュースリリース
電気用品安全法の改正に対応し、より高精度を実現したリチウムイオン電池用保護IC
「R5470/R5471シリーズ」のサンプル受注を開始
株式会社リコー(社長執行役員:近藤 史朗)は、1セルのリチウムイオン電池用保護ICの新製品として、電気用品安全法※の改正に対応し、±10mVという業界最高精度の過充電電圧検出を実現した「R5470/R5471シリーズ」を開発し、サンプル受注を開始いたします。
※電気用品安全法は、電気用品の安全確保について定められている日本の法律で、昨年5月の改正に伴い、リチウムイオン蓄電池が電気用品に指定されました。
製品名 |
R5470/R5471シリーズ |
サンプル価格 |
150円 |
受注開始日 |
2009年5月1日から順次 |
パッケージ |
R5470:DFN(PLP) 2114-4、R5471:DFN(PLP) 1616-6 |
月産規模 |
当初200万個 |
※このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
新製品「R5470/R5471シリーズ」は、携帯電話などの電源として利用されているリチウムイオン2次電池を保護するためのICです。
SiCr(シリコンクロム)抵抗の採用と回路構成の最適化により、±10mVという高精度で過充電電圧を0℃~50℃の間で検出することを実現し、リチウムイオン2次電池の容量を安全かつ有効に利用することができます。
また、小型のリードレスパッケージであるDFN(PLP:Plating Lead Package)2114-4とDFN(PLP)1616-6への搭載を実現することで、従来製品との互換性を保つとともに、高密度の実装を可能としています。
リコーは、リチウムイオン電池用保護IC分野において、CMOSプロセスを採用した1セル用、2セル用を取り揃え、高耐圧・低消費電流・高精度でご好評をいただいています。
新製品は、電気用品安全法の改正に伴い、さらなる高精度を実現したものです。
<新製品 R5470/R5471シリーズの主な特徴>
1.
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業界最高精度の電圧検出を実現しました。
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過充電による電圧変化の検出が、±10mV(0℃~50℃)の精度で可能。
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放電過電流による電圧変化の検出が、±10mV(25℃)の精度で可能。
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これにより、電気用品安全法で規定されているリチウムイオン2次電池の最大充電電圧4.250Vに対して、従来製品よりも低く過充電電圧を設定することができ、より安全な保護回路を構成することが可能。
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2.
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レーザートリミングにより、各検出電圧を0.005Vステップで選択可能です。
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過充電/過放電/放電過電流/充電過電流による電圧変化の検出電圧の設定が、0.005Vのステップできめ細かく可能。
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電池メーカーや機器メーカーのニーズに幅広く対応。
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3.
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従来製品との互換性を保った小型パッケージに搭載しています。
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小型のリードレスパッケージであるDFN(PLP)2114-4(R5470シリーズ)とDFN(PLP)1616-6(R5471シリーズ)への搭載を実現。
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従来製品との互換性を保つとともに、高密度の実装が可能。
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左:R5470シリーズ、右:R5471シリーズ