ニュースリリース
低消費電流化、検出精度の向上、小型パッケージ化を実現したボルテージディテクタIC「R3112Xシリーズ」の受注を開始
株式会社リコー(社長:桜井正光)は、各種情報通信機器や電気機器などに搭載し、電圧の監視を行うボルテージディテクタICとして、0.8μAという低消費電流、1.5%という高い検出電圧精度を実現しながら、小型のSC-82ABパッケージ(2.1×2.0mm)に実装した「R3112Xシリーズ」を開発し、受注を開始いたします。
製品名 |
R3112Xシリーズ |
サンプル価格 |
60円 |
受注開始日 |
2001年3月1日 |
月産規模 |
500万個 |
*このニュースリリースに掲載されている価格および料金には消費税は含まれておりません。
新製品「R3112Xシリーズ」は、電池やアダプターなどの電源から機器内の動作電圧が規定されているCPU等に供給された電圧変動を監視し、異常時にリセット信号を出すボルテージディテクタICです。
リセット信号を出力する際に遅延時間を持たせることができる遅延回路を内蔵しており、外付けコンデンサーの容量値によって任意の時間を設定できます。
低消費電流化に有利なCMOSプロセスを採用した上で、プロセス微細化技術により、弊社従来製品の「Rx5VDシリーズ」に比べ、(1)消費電流を約20%低減し、遅延機能付きボルテージディテクタICとして業界最小の0.8μAを実現すると同時に、(2)検出電圧精度を1.5%に向上(従来は2.5%)、(3)実装面積を約半分(SC-82ABパッケージ:2.1×2.0mm)に小型化しています。重量も、6.6mgと従来製品の約50%を達成していますので、低消費電流化や小型・軽量化競争が激しい携帯電話、ノートパソコンへの搭載に最適です。
また、「Rx5VDシリーズ」の置き換え用として、Rx5VDシリーズと同じSOT23-5パッケージもラインナップしています。
1.0.8μAという低消費電流を実現しました。
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- ●低消費電流で定評の従来製品「Rx5VDシリーズ」に比べ、さらに消費電流をTYP.20%削減し、遅延機能付きボルテージディテクタICとして業界最小となる0.8μAを実現。
2.検出電圧精度1.5%という高性能のボルテージディテクタICです。
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- ●従来製品に比べ、検出電圧精度を約40%向上し、±1.5%を実現。
3.機器の小型軽量化に最適な小型パッケージ(SC-82AB)への実装を実現しました。
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- ●従来の5ピンSOT-23パッケージに比べ約半分の実装面積(ボディ面積:1.25×2.0mm、実装最大面積:2.10×2.0mm)を実現。
- ●重量も、6.6mgと当社従来製品(5ピンSOT-23パッケージ)の約50%を実現。
4.遅延機能を搭載しています。
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- ●誤動作を防止するため、リセット信号を出力する際に遅延時間を持たせることができる遅延回路を内蔵。
- ●外付けコンデンサの容量値によって任意の時間を設定可能。例えば、0.022μFの容量を持つコンデンサで、100mSの遅延を実現。
R3112Xシリーズ