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ニュースリリース

リコー、地域包括ケア関連事業に参入 統合医療介護連携システム「RICOH Regional Health Net」を発売

2019年1月17日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、ヘルスケア分野の新規ビジネスとして地域包括ケア関連事業に参入し、その第一弾となる統合医療介護連携システム「RICOH Regional Health Net」を2019年1月23日に発売します。

「RICOH Regional Health Net」概念図

統合医療介護連携システム「RICOH Regional Health Net」は、医療と介護のさまざまな情報を集約し、地域の施設同士が情報を双方向で共有できるクラウドサービスです。これまで医療機関、調剤薬局、介護施設など施設ごとに管理されていた患者の診療・検査・処方・介護にまつわる多様な情報が一つのシステムで管理、共有されることで、病院と介護施設が患者に対して途切れることなくサポートを行えるようになります。これによって、国が目指す地域の包括的な支援・サービス提供体制、「地域包括ケアシステム」の構築に貢献します。

日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。高齢者が介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築が2025年を目途に進められています。その実現のためには、医師や看護師やケアマネージャーなどといった多職種間の連携が欠かせません。

RICOH Regional Health Netは、電子カルテはもちろん、レセコン*1や検査・画像システムなど、普及率の高いシステムからデータを自動収集できるため、これまで課題となっていた二重入力の負荷が大幅に削減できます。医療・介護従事者のワークフローを変えることなく、双方向での情報連携が可能になります。更に、リコーのヘルスケア部門に地域包括ケアサポートグループを設置し、リコーグループの地域に密着した販売、サポート体制と連携させることで、その地域の運用に適したシステムの導入を支援します。これにより、地域医療圏の医療・介護のサービス品質向上を図ることで、患者と医療・介護従事者双方の満足度の向上に貢献します。

リコーは、社会課題に広く目を向け、その解決にチャレンジすることで、新しい市場や提供価値を生み出し、社会の発展とリコーの成長の同時実現につなげていきたいと考えています。

ヘルスケア分野については、「ヘルスケアソリューション」、「メディカルイメージング」、「バイオメディカル」の3つの領域を重点領域として、「疾病を予防」し、「早期に発見」し、「迅速に治療する」ことに役立つ新しい価値を創造していきます。

*1
レセプトコンピュータ

| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています。(2018年3月期リコーグループ連結売上は2兆633億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
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