ニュースリリース
2011年6月8日
株式会社リコー
株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、AM/FMラジオチューナー用ICの新製品として、フルCMOS※ワンチップにてラジオ機能を実現し、FMの過変調放送に対応できる「Rx5B800/5B700シリーズ」を開発し、サンプル受注を開始いたします。
※ 半導体回路の一種でComplementary Metal-Oxide Semiconductor(相補型金属酸化膜半導体)の略。低消費電力化に有利。
製品名 | Rx5B800/700シリーズ |
サンプル価格 | Rx5B800 1,000円/Rx5B700 1,000円 |
サンプル受注開始日 | 2011年6月8日 |
月産規模 | 当初月産100万個 |
※このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
新製品「Rx5B800/700シリーズ」は、外付けアンテナより入力されたRF信号をLSI内部でダウンコンバート及びAM/FM復調処理を行い、Audio信号を出力します。
ディジタル信号処理にて、AM/FM復調処理を行い、RFアナログ回路をCMOS化することにより、外付け部品点数を大幅に削減しております。そのため、従来のラジオチューナーモジュールへの搭載に加え、オーディオ用基板へのオンボードが可能となり、セットの小型、高性能化が図れます。
また、AM/FMラジオチューナー、FMラジオチューナー及びRDS(ラジオデータシステム)対応、非対応の4種類のラインナップを同時にリリースすることにより、お客様のモデル展開にあたり、ソフト開発の共有化が可能となります。
さらに、QFNパッケージ及びTSSOPパッケージをラインナップすることで、お客様のパッケージのご要求にフレキシブルに対応することできます。
弊社では、フルCMOSワンチップチューナーIC技術が確立したことで、今後は、小型携帯機器、カーラジオ分野へ製品展開していく予定です。