ニュースリリース
2010年3月29日
株式会社リコー
株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗、本社:東京都中央区)は、RFタグと書替可能なリライタブルメディアを融合したRECO-View* RFタグシリーズとして、「μ-Chip Hibiki」**を搭載したUHF帯対応のRECO-View RFタグと、専用リライタブルプリンタを同時に発売します。プリンタはシンフォニアテクノロジー株式会社(代表取締役社長:武藤 昌三、本社:東京都港区)が製造し、リコーが販売します。
商品名 | RECO-View RFtag UH85200-HI721A |
RECO-View対応プリンタ RP-K8520UHC-5C3 |
対応サイズ | 85mm×200mm | |
標準価格 (消費税別) | オープン価格 | |
発売日 | 2010年4月1日 | |
目標販売数 | 2000万枚 (2010年度~2014年度) |
7万台 (2010年度~2014年度) |
新製品のRECO-View RFタグUH85200-HI721Aは、大容量メモリとセキュア機能を特徴とする「μ-Chip Hibiki」を搭載しており、製造業の工程管理、部品管理、調達物流等の運用現場から要望されている、様々な運用方法に応えることができ、従来の規格であるISO18000-6 Type Cにも準拠しています。
また、同じく新製品であるRECO-View対応プリンタRP-K8520UHC-5C3との組み合わせで、最適化したプリンティングシステムを提供することが可能です。
*RECO-View | |
RECO-Viewは、デジタル情報の可視化を実現するリライタブルハイブリッドメディアです。同シリーズには、RFタグと書替可能なリライタブルメディアを融合したRECO-View RFタグシリーズと、リライタブルメディア単体のRECO-Viewシートがあります。販売開始以来、製造業様を中心に約300社(2010年2月28日現在)のお客様に導入していただいております。また、日本自動認識システム協会(JAISA)が、経済産業省からの委託を受け、現在リライタブルハイブリッドメディアに関する日本発の国際標準化(ISO規格化)活動を推進しております。リコーは、その中核メンバーとしてRECO-View関連技術をベースに標準化に取り組んでおり、2010年5月にISO/IEC29133として発行される予定です。ISO規格化により、リライタブルハイブリッドメディアの互換性が確保できるため、製造、物流、流通分野を筆頭に、世界的にオープンな環境下での運用が可能となり、メディア、プリンタ、関連商品のグローバルな市場拡大が期待されています。 |
|
**μ-Chip Hibiki | |
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆)が開発した、大容量メモリとセキュア機能を特徴とするUHF帯(860MHz~960MHz、日本での使用周波数:952MHz~954MHz)に対応したRFID.経済産業省の「セキュア電子タグプロジェクト」で開発されたセキュリティ機能(セキュアRFIDプロトコル)を搭載したことで、企業固有の履歴情報などを記録する際、ユーザー領域を複数に分割して利用し、それぞれのエリア毎にパスワードによる読み出しや書き込みの禁止設定ができ、企業固有の情報を保護する運用が可能。 |
<「μ-Chip Hibiki」搭載RECO-View RFタグとRP-Kシリーズの主な特徴>
大容量メモリとセキュアプロトコルに対応 | ||
・ | リコー既存製品の16倍の大容量メモリと、セキュアRFIDプロトコルに対応。UHF帯の国際標準規格ISO/IEC18000-6 TypeCに完全準拠し、グローバルなSCMやトレーサビリティに用いることが可能。 | |
・ | 2009年6月から、リコーの厚木、御殿場、テクノロジーセンターの主要3事業所において運用を開始。RFIDによる自動認識とリアルタイムな情報把握により、大幅な工数削減と作業効率の向上に効果を確認。 |