人間にしかできない「創造」を求める姿勢に共感
- どんな学生時代を過ごしましたか?
- 高校卒業まで父の仕事の関係で中東に住んでいたため、日本でいろいろなことを学びたいと思い、ある国際協力NGOにて広報インターンを8か月経験しました。そのなかで、当時拠点を置いていた新潟県十日町市の池谷集落にボランティアとして四季を通して足を運んでいました。
- リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
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人間にしかできない創造力を発揮することを目指す、「“はたらく”に歓びを」というリコーのビジョンに共感し、入社を希望しました。
前職在籍時に長男の出産・復職を経て、育児で働く時間に限りがあるなかで仕事を通じて得られる充足感・達成感・自己実現はどうしたら叶うのかと考えていた時期にリコーに出会い、事業に可能性を感じました。
面接を通じて、社員一人ひとりの力が事業を支えている感覚を受けたこと、グローバルに展開しており日本にいながら海外で仕事をしているような環境にも惹かれました。
求められるのはマルチカルチャーな環境での信頼関係構築力
- 普段の仕事内容を教えてください。
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私のチームでは主に、アジア太平洋地域発のグローバル大手商談応札対応から獲得、契約締結を担当しています。求められる内容に沿って営業や価格、契約、ソリューションの各分野とチームを編成し、回答戦略をつくりチームへ伝達、価格やサービスなど各分野の提案に落とし込むなど、プロジェクト全体の管理・進捗をリードします。
商談を獲得した際には、提案内容を契約書や仕様書に反映し、レビュー、交渉を経て契約締結に結びつけていきます。担当するお客さまやリコー側の社員も、主にアジア・オセアニアが拠点となるため、社内外のやり取りは英語が基本となります。
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- 仕事をするうえで心がけていることは?
- マルチカルチャーなチームの取りまとめを求められるポジションなため、信頼の獲得と、気持ちの面で一体感を得られるようなコミュニケーションを心がけています。グローバルな仕事をするなかで、一緒に働くチームメンバーやお客さまは、物理的に距離があるだけではなく経験や環境、考え方が多様です。お願いしたいことの理由や気持ちをオープンに伝える、そして相手の考えや状況も想像して、タイミングや話し方、手段を柔軟に変える。そういったバランス感覚が求められていると感じています。
- リコーで「はたらく歓び」を感じた瞬間はいつですか?
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何度もお客さまと価格や契約内容について議論し、当社の提案を評価いただいて契約を締結できた瞬間、またそのあと、自分が携わった契約をもとに各国のリコーで販売活動が行なわれているときにやりがいを感じます。
地域をまたぐ商談は複雑ですが、獲得のために世界中にいる仲間たちと一層の努力を重ねて取り組み、連帯感を感じられることもリコーでこそ得られる感覚だと思います。
国境を越えて「ベストプラクティス」を取り入れる企業文化
- リコーのいちばんの魅力を教えてください。
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年次や新卒・キャリア採用といったかたちにとらわれない、社員が声をあげやすいフラットな組織が大きな魅力です。リコーでは日々の小さなアイデアから部門をまたぐ提案まで、認められれば自律的に社内関係者と話し合える環境があります。
また、リコーグループの販売・サービスは、大きく分けて日本、北米、中南米、欧州、アジア地域に別れており、それぞれの「ベストプラクティス」を共有して良いものを取り入れるシナジーがあることも魅力だと思います。 - 職場はどんな環境ですか?
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入札対応中は、社内のプロジェクトチームと日々議論を重ね、提案書を2~3週間で取りまとめていきます。そのあとはプレゼンの準備を販売会社のメンバーと進行。商談獲得後の契約交渉段階では毎週お客さまと直接対話し、契約条件を決めていきます。
ロンドンにいる上司とは毎週ミーティングし、ほかのグループリーダーも含めた会議にも議題次第ですが週1で参加します。チームメンバーは日本とマレーシアで分かれていますが、週1回のチーム会議以外でもコミュニケーションを取ったり、毎月1on1を実施したりしてチームワークを深めています。時差のある仕事なため、フレックスタイムやリモートワークをみなさんフル活用されています。 - リコーのどのような部分に将来性を感じますか?
- リコーには商談プロセスの改善や提案書の構成、社内ツールの導入、お客さま向けの新しいソリューションなど、各地域の特性に合わせてそれぞれ取り入れていくことができる環境があります。このような新しい価値を生み出すプラットフォームがあることに将来性を感じます。