元管理職の面接官が、いち学生の話を熱心に聞いてくれた
- どんな学生時代を過ごしましたか?
- 良く言えば好奇心旺盛、悪く言えば注意散漫といった感じだと思います。ただ、さまざまなことに興味を持つなかで、特に好きなことや、面白いと思ったことに出会うと、一点集中で向き合うこともありました。学生の頃は物理学を専攻していて、物質を極限まで線状にしたときのみ表れる電気特性や、超電動などを研究していました。
- リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
- 会社説明会にいらしていた社員の方が自分のアイデアでつくったものを就活生に見せながら堂々とプレゼンする姿が印象的で、興味を持ちました。それから、入社面接の際に対応いただいた面接官の印象が特に良かったのも印象に残っています。その方は、もともと管理職から採用へ移られた方だったのですが、いち学生の意見や発言に熱心に耳を傾けて聞いてくれたんです。それが素直にうれしく、この会社は若手の意見もフラットに聞いてくれる社風なんだなと好印象を抱きました。
チームの結束が固く、みんなで目標に向かって進んでいける
- 普段の仕事内容を教えてください。
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リコーのヨーロッパ統括会社でリコー製のソフトウェアをグローバルに導入する際の営業のサポートをしています。具体的には、グローバル導入時のサーバーシステムの構成を考えて提案したり、お客さまからの要求に対して技術的にはこうしたら叶えられるという提案をつくり、営業に向けてアドバイスしたりしています。最近ではヨーロッパ最大のサッカーイベントでの入館証の印刷プロジェクトや、世界的に有名なおもちゃ製作会社へのソフトウェア導入を進めています。
また、標準の製品では対応できないお客さまの要望に対し、特注の製品をつくるためのサポートや、市場障害(製品出荷後にユーザーの使用先で起きるトラブル)などの問い合わせも、日本の関連部署と密に連携をとりながら進めています。また、お客さまから直接うかがった新規要望をマーケティングに伝え、次の製品に反映させていくお手伝いをするのも大事な役目です。
- 仕事をするうえで心がけていることは?
- イメージしている結果から逆算して、いま自分がやるべきことを考えるようにしています。普段仕事をしていると、どうしても目の前のことが一番重要と思えてしまいますが、目指すゴールを意識し、「なぜこれをするのか? 何が必要なのか?」を考えることで、本来目指すべき結果を最短で導けるようになったように思います。
- 職場はどんな環境ですか?
- 困りごとが発生しても、声をあげればまわりが自分の労力を惜しまずサポートしてくれます。チームの結束も固く、みんなが同じ目的に向かって歩いている感じがします。また、オンラインのトレーニングコースをチーム全員が受けられるようになっていて、自分の業務内容や興味に沿って知識やスキルを伸ばせる環境になっているのも気に入っているポイントです。赴任する場所にもよりますが、私の部署だと移動に必要な車を購入するための費用を一部補填してくれたり、イギリスでの高額な医療費(特に歯の治療)の負担も減らしてもらえたりするので、海外でも安心して働くことができています。
世界に販売会社があるから、国外のお客さまの意見を直接聞ける
- リコーのいちばんの魅力は?
- 世界各国に直属の販売会社があること、世界中のお客さまの声を直接聞けることは、リコーの宝です。また、何か新しい製品ができたとき、流通機構をとおさず、直接お客さまに届けられることができるので、直販部隊がいるのも強みだと思います。さらに、社員はみんな誠実で、適当にコトを進めようとする人は見たことがありません。長期的な利益を目指すうえでお客さまから信頼を得るために、そういった姿勢はとても大切だなと感じています。
- 就職活動中の方へメッセージをお願いします!
- 多くの方にとって、社会とはじめて向き合う機会だと思います。大きな壁を感じたり、なかなかうまくいかず、辛く感じることもあるかもしれません。でも、ぜひこれまでの人生で培った「強み」をただただ信じて、自分を曲げずにひたすら立ち向かってみてください。合否はともかく、いろんな人に会って、多様な価値観に触れるいい機会です。皆さまの就活が実りあるものになりますように。そして、イギリスに来た際はぜひお声がけください(笑)。