社員同士が無理なく、自然体でつながっている
- どんな学生時代を過ごしましたか?
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大学では、プロダクトデザインやUXデザインを学んでいました。
大学1、2年は、アートやデザインの基礎を学びながら、自転車旅や青春18きっぷ旅、海外旅行など、意識的に外に出るようにしていました。大学では自分の好きなことを学べたので、毎日とても充実していました。 - リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
- 働いている方々の人柄が良かったことです。社員同士が無理なく自然体でつながっている雰囲気に惹かれました。業務内容も多岐にわたり、プロダクトデザインやUIデザインの垣根が低く、さまざまなことに挑戦できそうだと思い入社を決めました。
お客さまに合わせた価値を提供するBtoBデザイナーの醍醐味
- 普段の仕事内容を教えてください。
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昨年までは、開発の下流工程で、事業部の仕様に基づき、色や形状・操作画面・フローの検討、操作性の検証など、「色形」のデザインを行なっていました。
今年度からは、開発の上流工程で「お客さまは何を価値に感じるか?」「使いたい・使い続けたいと思っていただけるか?」など、サービスのCXやUX(※)を、お客さま視点で検討する仕事をしています。
※CX(カスタマーエクスペリエンス):お客さまが企業の製品・サービスに接する際の総合的な印象や体験のこと。
UX(ユーザーエクスペリエンス):お客さまが企業の製品・サービスを使用した際に得られる体験のこと。
- 仕事をするうえで心がけていることは?
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「誰のどんな課題に対してどのような価値を提供できるか?」を中心に考えるようにつねに心がけています。BtoB事業では、お客さまは一人とは限りません。複数のステークホルダーの状況を把握し、それぞれに適切な価値を提供する必要があります。これを紐解くのは、とても複雑で難解ですが、BtoBデザイナーの醍醐味だと感じます。
また、リコーには優れた技術が数多く存在し、技術を基盤にした開発提案も多くあります。デザインは、開発側の意向をくみ取りつつ、お客さまの視点に立ち、より高い価値を提供できるようにする役割も担っています。技術とお客さまのニーズをつなぎ、体験価値を見えるかたちにすることが、デザインの重要な役割だと考えています。 - リコーで「はたらく歓び」を感じた瞬間はいつですか?
- 自分が手がけた製品が発売されたときや、デザイン賞を受賞したときは、やはり大きな歓びを感じます。また、日々の小さな出来事ですが、ほか部署から「ありがとう」と言われる瞬間も、うれしいです。こうした瞬間が、デザインの仕事を続けるモチベーションにもなっています。
話せば話すほど深みを感じさせてくれる先輩たち
- リコーのいちばんの魅力を教えてください。
- 全社的に、優しく穏やかな人が多いことは非常に魅力的だと感じています。総合デザインセンターでは一人が複数のテーマを担当しており、担当者自身で交渉や調整ごとを行なう必要があります。そういう状況のなかで人間関係が良好であることは、とても大切だと思います。
- 職場はどんな環境ですか?
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リコーは全社的に、働き方を含めとても柔軟な社風だと思います。私の所属する総合デザインセンターも風通しが良く、穏やかな雰囲気です。最近は若手の人数も多くなり、フレッシュさも増してきました。
先輩方は、密かな情熱や趣味を隠し持っている方が多く、話せば話すほど深みがあっておもしろいです。 - リコーのどのような部分に将来性を感じますか?
- エッジデバイスとソフトウェアの両方を自社開発している点です。社会情勢や働き方も日々変化していくなかで、ハードとソフトをうまく組み合わせて、柔軟に製品開発ができることは強みだと思います。