多くの新規事業に挑戦するリコーで、イノベーションを起こしたい
- どんな学生時代を過ごしましたか?
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これまで誰もやっていないことに挑戦するのが好きな学生だったと思います。
大学では電気の力で細菌を制御する研究をしていました。これまでにない、三次元的に制御するデバイスをつくるために設計から製造組立、評価、解析まで一気通貫で行ない、開発に成功することができました。この経験から、「始めから終わりまで製品に携わることができる設計開発に進もう」と決心。技術者としてのルーツになったと思います。
- リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
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大企業でありながらも新規事業に挑戦し、現状を変えようとしている姿に感銘を受けたからです。当時、リコーはオフィスプリンティング事業のイメージが強かったのですが、企業説明会を通して360度カメラの「RICOH THETA」や超短焦点プロジェクターといった製品も開発していることを知り、これまでのイメージが完全に覆されました。
それをきっかけに、リコーで世の中にない製品を開発してイノベーションを起こしたい、将来の基盤事業となるような新規事業の一翼を担えるようになりたいと思い、入社を決めました。
お客さまの課題だけでなく、環境問題の改善にもつながる仕事を
- 普段の仕事内容を教えてください。
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自動車塗装向けインクジェットヘッドの研究開発に携わり、設計から評価、解析までを担当しています。チームリーダーも務め、目標設定、戦略立案、メンバーへの指示や助言も行なっています。
インクジェット技術を用いた自動車塗装は、現状のスプレー式塗装に比べてCO2排出量を大幅に削減でき、環境負荷の低減に貢献できます。その開発に携われていることにとてもやりがいを感じています。
- 仕事をするうえで心がけていることは?
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広い視野、高い視点、深い考察の3つです。
研究開発は想定外のことばかりです。物事を俯瞰してとらえ、目的を見失わず、論理的に考え主張することを心がけています。また、自分の階級よりも1ランク上の仕事を引き受けるようにすることで、1つ上の視点から事実をとらえられるようにしています。そうすることで、必要な知識や技術が自然と身につけられると考えているからです。
- お客さまに提供したい価値を教えてください。
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リコー独自の技術を活かして、お客さまの課題はもちろん、社会課題も解決できるような提案をしたいです。
自分の業務でいえば、いままでのインクジェット技術では成しえなかった領域を開拓することで、これまで捨てていた材料のロスを削減することができます。ほかにも、道路標識等のインフラ整備を自動化することで、人手不足の解消や不慮の事故の撲滅につなげられる。そんな価値をリコーでは提供できると考えています。
入社3年目でリーダーに。若手が活躍できる風土が魅力
- リコーならではの強みはどこにあると思いますか?
- 自分自身の視野やできることの幅も広がる、大きなビジネスに関われることが強みです。リコーはグローバルネットワークが強く、約200の国と地域で事業を展開しています。そのため、たくさんの国や人を巻き込むスケールの大きな仕事がいくつもあります。
- リコーのいちばんの魅力を教えてください。
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社員の人柄のよさです。仕事をするうえでもっとも大切なのは職場の人間関係だと思います。組織が大きいため大勢と関わりを持ちますし、どんなに能力が高い人でも一人で仕事をするには限界があるからです。
リコーの社員は物腰が柔らかく人当たりがいい人、立場や年齢を問わず尊重できる人、そして面倒見がいい人ばかりなので良好な人間関係を築きやすいです。
また、能力ややる気のある若手にどんどん仕事を任せてくれる風土があります。私も3年目で主要部品の設計を任されたり、リーダーとして従事する機会をもらえたりしました。さらに、任せっきりにされるのではなく、上司や先輩もフォローしてくれるので、思う存分力を発揮できます。そんなところが大きな魅力だと思います。
- 就職活動中の方へメッセージをお願いします!
- リコーほど働きやすい環境が整っている会社はなかなかないと感じています。ぜひ、たくさんの社員と情報交換をして具体的なイメージを膨らませてほしいです。リクルーターが親身になって相談に乗ってくれると思いますので、遠慮せずに活用してください。ご自身が納得のいく就職活動となることを願っています。