機械学習に魅せられた学生時代。グローバルな環境を求めて
- どんな学生時代を過ごしましたか?
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電子工学を学ぶための専門学校に2年間通い、卒業後、3年生から大学に編入しました。専門学校時代から電子・電気・情報に興味を持っていたので、大学では情報工学を専攻にし、機械学習アルゴリズムによる画像認識を主に研究していました。
研究室で扱われている機械学習や深層学習(AI)に魅力を感じていたので、そのまま大学院に進学し、院生時代は深層学習を用いた画像認識の研究を行いました。
- リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
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IT・英語・グローバルという3つの軸で就職活動を進めていたなかで、リコーや配属予定の部署が自分の求めるものと一致していたことが最初のきっかけです。
その後、研究室の先輩や大学OBのみなさんとお話をするなかで、リコーの風通しの良い社風を知りました。また、ジョブイベントで出会ったグローバルSEの方の明るく穏やかな雰囲気が印象的で、「自分もここで働きたい」と思ったことが決め手になりました。
ソリューションソフトで多様な課題を解決。仕事の目的を常に意識する
- 普段の仕事内容を教えてください。
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特定のビジネス課題や問題を解決するためのサポートとなる、ソリューションソフトウェアの開発や販売に携わっています。
具体的には、現在は4つの異なるプロジェクトに関わっており、それぞれのソフトウェアも文書管理、業務アプリシステム、業務プロセス効率化・自動化など、お客さまのビジネスを最大限にサポートするように、多様な目的を持っています。
それぞれのソリューションソフトウェアが必要としているお客さまのところへ届くように、営業提案や技術側の販売前準備、販売促進活動、商品販売に必要なサポートの検討などを担当しています。

- 仕事をするうえで心がけていることは?
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常に「この仕事の目的は何か」を意識して取り組んでいます。
自分自身の業務がチームやお客さまにどのような影響を与えているのか、どのような価値をもたらしているのかを心がけることが大切だと思っています。
その土台には、リコーが掲げる「“はたらく”に歓びを」というスローガンへの共感があります。私自身も、自分の仕事を通してお客さまが誇りや感動を感じるお手伝いをして、業務効率化だけでなく、「仕事が楽しくなる」ような価値を提供したいと考えています。
- リコーで「はたらく歓び」を感じた瞬間はいつですか?
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技術サポートを担当していて、お客さまの技術的な課題を解決でき、「ありがとう」と感謝されたときに大きなやりがいを感じます。また、同僚から感謝の言葉をもらったときにも、「チームではたらく歓び」を実感します。
グローバルな信頼と技術力。お客さまに合わせた価値提供
- リコーのいちばんの魅力を教えてください。
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グローバルに信頼される企業であることだと思います。
世界中にお客さまを持ち、多様な国・文化のなかでビジネスを展開している点が魅力です。
また、リコーの持つ「人」と「技術力」は強みであり、魅力でもあると思います。幅広い分野に精通した社員が多く、どんな変化にも柔軟に対応しながらお客さまに価値を提供し続けられる企業だと感じています。
- 職場はどんな環境ですか?
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穏やかで相談しやすい社員が多く、安心して意見を言える環境です。
同時に、目標達成への意識が高く、刺激を受けながら成長できる職場でもあります。部署を超えた連携や挑戦の機会も多く、自分のスキルを磨くためのサポート体制も整っていると感じます。
- リコーのどのような部分に将来性を感じますか?
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常にお客さまや市場(マーケット)のニーズを汲み取り、最新技術を考慮した戦略、方針、計画を採用している点です。
DX化が推進されるなかで、単純にトレンドに合わせるためではなく、リコーはお客さまの課題を丁寧に深掘りし、最新のソフトウェア技術やAIを組み込みながらも、その技術が本当にお客さまの課題解決や業務効率化につながるのかを、お客様と一緒に考え続けて「お客さまに合ったカタチ」で提供しています。
例えば、近年は紙からデジタルへの移行が進んだことで、印刷回数が減少し、従来の複合機(プリンター)だけではニーズに対応しきれなくなっています。しかし、多くのお客さまの手元には重要な紙の書類がまだ多く残されており、デジタル移行には「紙の電子化」が欠かせません。
そこで、リコーの複合機は印刷するだけの「出力デバイス」から、紙をスキャンしてデジタル化する「入力デバイス」へと役割を拡大しています。そして、デジタル化されたデータが自動的に管理・保管されたり、次の業務プロセスに送られたりするなど、そのさらに先を見据えた対応もとれるようになっています。こういった、お客さまの「欲しい」を実現できるところに将来性を強く感じます。