先進的な取り組みを行なう環境に身を置きたかった
- どんな学生時代を過ごしましたか?
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研究とサークル活動の両立を目指していました。研究では、木材が形成される仕組みを細胞生物学の観点から分析していました。この研究を志望するにあたり、関連する他学科の講義を積極的にたくさん受けていました。
サークルは、軽音楽サークルに所属していました。特定のバンドを組まず、曲単位でメンバーを募って演奏していたので、先輩や後輩を問わずさまざまな方とたくさんの曲を演奏することができました。その一方で、担当する曲も多かったので計画的に練習する力が身についたと思います。 - リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
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私は同業界の企業からキャリア採用でリコーに入社しました。入社前、社員の方と意見交換を行なうことで、ウェブサイトや報道で得られる情報だけでなく、サステナビリティに関するリアルな取り組みをうかがえ、さらにレベルの高さを感じることができました。
現在はサステナビリティに関する業務を担当していますが、入社を決めた当時はその実務経験がありませんでした。しかし、先進的な取り組みを行なっている環境に身を置いたほうが、自身の成長や働きがいにつながるのではという仮説のもと、入社を決めました。
環境保全と事業成長を縁の下で支える
- 普段の仕事内容を教えてください。
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環境負荷を可視化するための「ライフサイクルアセスメント」という方法を応用して、環境負荷情報の把握・分析を行なっています。具体的には、製品やサービスをはじめ、リコーグループから排出される温室効果ガスの算出、これらをもとにした環境目標の設定や達成推進、ビジネスユニットや事業部などへの環境訴求サポートです。
最近では、新製品に再生プラスチックを搭載することによる環境影響の低減効果について、サプライヤーへの聞き取り調査や前職での知見をもとに定量化を行ないました。 - お客さまに提供したい価値を教えてください。
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昨今は「グリーンウォッシュ」という言葉が注目されるように、エンドユーザーや投資家といったステークホルダーから、環境に対する取り組みの実効性がますます求められています。環境影響の評価の取り組みを通じて、皆さんが抱える「それって結局環境に対する負荷が小さいの?」という疑問に答えていければと考えています。
また、製品やサービス単体だけにとどまらず、これらが使用されることで社会に与える影響まで考慮することが重要になっており、この点についても応えていきたいと考えています。
- リコーで「はたらく歓び」を感じた瞬間はいつですか?
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再生プラスチックを搭載した新製品があり、その環境影響の低減効果を講演会で紹介しました。その評価結果で社内外からお褒めの言葉をいただいたときはうれしかったです。
さらにこの結果が、お客さまが新製品を採用する決め手の一つになったとうかがいました。縁の下の取り組みではあるものの、環境保全と事業成長を同時実現という、リコーの環境経営を後押しできたと喜びを感じました。
キャリア採用や新人にも壁がない、フラットな組織
- 職場はどんな環境ですか?
- 扱う課題やミッションが多岐にわたることから、社員個々人の知見やバックグラウンドも多様であると思います。そういった背景からか「キャリア採用だから」「新人だから」というバイアスがあまりなく、個々人の意見をよく聞き、建設的な議論ができる職場だと思います。
- リコーならではの強みはどこにあると思いますか?
- サステナビリティの観点からいうと、環境保全や環境負荷低減が事業の前提になっている点だと思います。これまで、リコーを含む3社で仕事を行なってきましたが、この点における全社の一体感はリコーが最も強く、結果として先進的な取り組みが実現しているのだと思います。
- 実際に利用していて、満足度の高い福利厚生や働き方に関する制度はなんですか?
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福利厚生や各制度を利用するためのハードルが低いことは特筆すべきことです。先日子どもが生まれ、育児休業を取得しましたが、上司への相談から取得決定までスムーズでしたし、手続きに必要な申請も1か所にまとまっていました。
現在、早朝や夕方は育児をしております。そのため、勤務時間を自ら設定するエフェクティブワーキングタイム(フレックスタイム制度)を利用して早めに始業し、そのぶん就業を早くしています。