リコーは選考のときから、一人ひとりの意見を大事にしてくれた
- どんな学生時代を過ごしましたか?
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立てた目標は絶対に達成したい、と考える学生でした。
大学の研究室にて、自分が取り組んだ研究を何かしらの成果として残したいと考え、対外発表できる内容にすることを目標に研究を続けました。その結果、卒業論文が学会の論文誌に、修士論文国際会議発表というかたちで掲載され、目標を達成することができました。
また、大学生になったときに車に興味を持ち、「車を買う」という目標を立てて、2年間かけてアルバイトに励みました。その目標も達成し、いまは自分が乗りたかった車に乗れています。
- リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
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専門分野を活かせると思ったからです。就活を始めた頃は、専門分野に一番近いIT業界などを調べていて、OA機器業界について調べていませんでした。しかし、大学の研究室の先輩がリコーに就職されたので調べたところ、OA機器メーカーからデジタルサービスの会社への変革を目指していることを知りました。
自分の専門分野であるAIなど、最新のデジタル技術の研究開発を積極的に行なっていることを知り、AIの研究開発に携わりたいと思いリコーの選考を受けました。
また、ジョブマッチ方式という、職種ごとに採用を行なう選考での面談の際、自分が入社したら取り組みたいことを社員の方が熱心に聞いてくださり、さらに実現に向けてアドバイスをいただき、一人ひとりの意見を大事にする会社だと感じ、入社を決意しました。
次の工程を行なう人がスムーズに働けるよう、その人の立場で考え、行動する
- 普段の仕事内容を教えてください。
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リコーのお客さまである企業のビジネスに関するデータ、特に営業日報などの文書情報を解析し、そこに書かれている顧客情報や営業活動に関する知見を抽出する自然言語処理AIの開発です。
自然言語処理AIは、社内や日本国内のお客さまだけでなく、海外のお客さまにも使っていただく予定です。そのため英語データも分析できるよう、AIモデルの改良も行なっています。
- 仕事をするうえで心がけていることは?
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リコーでは、日々の判断や活動の基礎となる「リコーウェイ」を定めています。そのうちの特に「CUSTOMER-CENTRIC(お客様の立場で考え、行動する)」を心がけています。
自分の業務では直接外部のお客さまと接する機会が少ないのですが、次の工程を担当する社内の方々もお客さまである、と心がけて仕事をしています。具体的には、AIモデルのプログラムをなるべくわかりやすく組み、プログラムの説明書類をていねいに書いて、読んだ人がすぐに使いこなせるように意識しています。
働く人々につねに寄り添ってきた、顧客接点力が強み
- リコーのいちばんの魅力を教えてください。
- 若手や新人の意見でも否定せず、実現させようと本気で考えてくれるところです。部署単位の新人研修では、同期と協力して開発した介護用AIエージェントのデモを上層部にあげていただき、社長の山下さんに評価をしていただけました。
- リコーならではの強みはどこにあると思いますか?
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OA機器で培ったハードウェアやソフトウェアの高度な技術、全世界に販売網を持っているところが強みだと思います。OA機器の技術は特許も多く、技術的な優位性があります。
さらにリコーでは、OA機器で培った強みを活かして、デジタルサービスの会社に変革しようとしています。テレワークが一般的になる前まで、人々が働く場所にはほぼOA機器が置いてあり、それを販売するリコーも働く人々につねに寄り添ってきました。デジタルサービス分野は競合も多いですが、顧客接点力の強さはリコーならではの強みだと感じます。
- 就職活動中の方へメッセージをお願いします!
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自分がリコーを知り、入社しようと思ったのは就職活動の途中でした。みなさんも最初から行きたい業界を狭めるのではなく、いろいろな業界、企業を知り、自分が取り組んでみたいことが本当にできそうなのか、じっくり調べてから企業を選んでみてください。案外最初は興味のない業界や企業でも、調べてみるとイメージと全然違うことに取り組んでいることも多いと思います。
就職活動は人生で一度きりのイベントです。あとから後悔しないために、慎重に、でも楽しく就職活動を頑張ってください!