自分自身で考えたことを提案すれば、やらせてもらえる雰囲気がある
- どんな学生時代を過ごしましたか?
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機械工学を専攻し、工作機械の研究をしていました。テスト勉強は苦手だったのでそれほど成績は良くありませんでしたが、研究やさまざまな活動のなかで自分なりに目的意識をもって、技術を習得することが好きでした。
特に卒業研究では以前から興味があったPythonを学んで、画像処理による実験結果の定量化手法を研究内容に取り入れるなど、必要に応じて素早く技術を習得して活用する経験は現在に役立っています。 - リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
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リクルーターの方から、「開発では上司や先輩から言われたことをやるよりも、自分自身で考えたことを提案すればやらせてもらえる雰囲気がある」と聞いたことが大きかったです。
また、採用担当の方々や先輩方が気軽に話しやすく、フレックスタイム制度も柔軟に使えていることも魅力的でした。さらに、リクルーターの方が本業以外の社内活動にも情熱をもって参加している姿を見て、楽しく柔軟に働くことができる会社だと感じたことも大きかったです。
現場を知ることで改善のためのアイデアが広がり、思わぬ罠にはまることを回避する
- 普段の仕事内容を教えてください。
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社内のさまざまな部署の方から相談をいただいて、画像検査装置を開発しています。部署内には機械や電気、ソフトなどさまざまな専門家がいるため、装置設計から検査アルゴリズムまで一貫して開発しています。
そのなかで私は検査に使用するカメラの選定や検査アルゴリズム、検査ソフトの開発に携わっていて、検査精度を改善するためにアルゴリズムの工夫だけでなく、機械や電気も考慮して改善方法を検討しています。
- 仕事をするうえで心がけていることは?
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現場の検査がどうやって行なわれているか、実際にどのように使用されるかを知ることが重要だと考えています。現場を知ることで検査精度改善のためのアイデアが広がり、思わぬ罠にはまらずに開発を進めることができます。
また、業務のなかに自分なりのこだわりポイントを入れるようにもしています。こだわりを持つことで仕事が楽しくなりますし、業務を通じた成長も実感できると思います。 - リコーで「はたらく歓び」を感じた瞬間はいつですか?
- さまざまな検査対象物があり、それぞれに応じた新たな技術を学ぶことができるので、そこにやりがいや喜びを感じます。
リコーの魅力は、多くの社員が技術的な交流に積極的であること
- リコーのいちばんの魅力を教えてください。
- 多くの社員が技術的な交流に積極的であるところだと思います。技術専門委員会などの全社的な技術交流会だけでなく、有志による技術交流の場や勉強会も定期的に開催されています。現在の業務とは直接関係がない技術でも、業務時間を使って勉強や開発ができる寛容な雰囲気は、リコーの大きな魅力だと感じています。
- 職場はどんな環境ですか?
- 画像検査装置を開発するうえで、画像処理だけではなく機械や電気など、さまざまな分野の専門家が集まっています。歳の離れた方が多いですが優しい人ばかりで、それぞれの専門性を尊敬し合っているため、年齢差を感じることなく議論できる環境です。
- リコーのどのような部分に将来性を感じますか?
- 働く現場で使うさまざまなデバイスとデジタルサービスの両方をお客さまに提供してきた実績があることです。特にリアルな情報を入出力するデバイスとローカルな大規模言語モデルをうまく組み合わせることで、おもしろい製品やサービスを提供できるようになると思っています。