興味に挑戦し続けた日々。やりたいことを叶えられる環境へ
- どんな学生時代を過ごしましたか?
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経営学部でマーケティングや経営戦略を学び、ビジネスリーダーシッププログラムなどを受講しました。大学での経験が日々のマーケティング業務で活きていると感じます。
リラックスできて不安やストレスを感じることがない、いわゆる「コンフォートゾーン」にいるのは居心地が良いのですが、居続けてしまうと成長を感じられなくなります。私はそこから抜け出すことを意識しており、そのために大学の授業やプログラムを積極的に活用していました。
特に英会話に苦手意識を持っていたので、英語で実施する授業を履修し、慣れてきたらフィリピンでのインターンプログラムへの参加、語学留学など、さまざまなアプローチで挑戦しました。いまでは英語で会議をしたり、アメリカ出張で販売会社の社員や現地のディーラーとやり取りをしたりと、日々英語を使って仕事をしています。
- リコーに入社しようと思った決め手は何ですか?
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就職活動では、やりたいことがあるか / 活躍できそうか /成長できそうかという3つの観点で会社を探しており、リコーがまさにその会社でした。
大学で学んだ経営学や英語を活かせる職種があること、さらに、大学でSDGsについて学び、仕事を通じて社会課題解決に貢献したいと考えていため、リコーの企業理念に共感できた点も後押しになりました。
そして、最後の決め手は何より「人」です。アルバイトやインターンを通して一緒に働く人によってモチベーションが左右されると気づいたため、社員の雰囲気も重視していました。リコーは説明会、座談会、面接で出会ったすべての社員の方と自然体で話すことができ、ここなら前向きに働けそうと思いましたし、実際に入社して3年以上たったいまでも、一緒に働いている仲間がモチベーションとなっています。
関係各所をつなぐ架け橋。お客さまに製品を確実に届けるために
- 普段の仕事内容を教えてください。
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新製品の商品展開をスムーズにするためのマーケティング活動を実施したり、すでに海外市場(北米・欧州・アジア・中南米・中国・韓国)で発売されている製品の販売支援を行っています。
新製品の商品展開においては、「どこで・どんな製品を・いくらで・どう売るのか」を決める業務を担当しています。発売後の販売支援に関しては、現地からの問い合わせへの回答や、販売を伸ばすための施策を検討しています。
また、リコーのグループ会社であるエトリア株式会社の各部門(企画・設計・開発・QA・生産など)と、海外の販売会社のメンバーの橋渡しのような存在でもあり、日頃から新製品の仕様、市場要望などについて双方とコミュニケーションを取っています。

- 仕事をするうえで心がけていることは?
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最近は納期管理を心がけています。
新製品の開発はそれぞれの部署が「QCD」(=Quality / 品質、Cost / コスト、Delivery / 納期)を達成するために一丸となって動いています。各部門と販売会社の橋渡しの役割も果たす自分の仕事が遅れると、あとの工程、ひいてはお客さまにも影響を与えることになります。入社から数年が経ち、担当する製品が増えて業務内容も増えています。確実にお客さまに製品を届けるために、業務の優先順位をつけて効率よく取り組むことを意識しています。
また、エンドユーザーはもちろんですが、私のお客さまには、販売ディーラーや海外の販売会社のメンバー、グループ会社の社員も含まれます。オフィスや現場で働くお客さまには業務効率の向上を、ディーラーや販売会社のメンバーには売りたいと思える製品を継続して提供する信頼感を、グループ会社の社員にはそのような製品をつくるために必要な情報を提供するなど、より良いモノづくりに貢献することを心がけています。
- リコーで「はたらく歓び」を感じた瞬間はいつですか?
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自分の仕事が誰かの役に立ったときや、目標を達成したときです。
例えば販売会社のメンバーから、商談の際に必要な情報の提供依頼や、お客さまの困りごとをどう解決したらいいかなどの相談を受けることがあります。そのときは社内の担当部署に確認し、解決策を一緒に考えることもあります。その結果、無事商談を獲得できたり、困りごとを解決できたりしたときは歓びを感じます。
また、毎年上期・下期に目標を立てていますが、達成までに1年以上かかることもありました。市場で求められる製品を作るために、各部門と販売会社のメンバーと一緒に検討して、やっと目標を達成できた時は達成感とうれしさでいっぱいでした。
想いを共有する仲間たちのために
- リコーのいちばんの魅力を教えてください。
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社員の「人柄」だと思います。
業務上、国や部門をまたいで多くの方と関わります。国や部門は違えど、良い製品を通してお客さまに価値を届けたいという想いは一緒だと感じます。
また、製品を通じて仕事をしていくなかで、信頼関係が築かれていくことを実感します。業務で大変なことはありますが、「この人達のために頑張ろう」という想いで乗り越えられています。
- 職場はどんな環境ですか?
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成長できる環境です。「コンフォートゾーン」を出ざるを得ないような場面が度々訪れ、そのような場面では必ず支えてくれる上司と同僚がいるので、安心して挑戦することができます。
私の所属する部署では入社2年目という早い段階から重要な会議に出席する機会が多くあります。部署代表として回答しなければいけない場面も多いのですが、技術的な知識や、現場経験が無いと回答できないこともあります。そんなときはすぐに部署内で有識者に相談し、解決方法を見つけることができます。
正直、「やりたくない、緊張する」と思う場面もあるのですが、思い返すとその経験があったからこそ自身の経験値が上がり、さまざまな状況で柔軟に対応できるようになったと思います。
- リコーのどのような部分に将来性を感じますか?
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環境経営を掲げ、循環型社会の実現に向けてさまざまな取り組みをしているところです。
私が所属している事業部門であるリコーデジタルプロダクツでは、エトリア株式会社とともに環境配慮型複合機の開発・市場投入に取り組んでいます。「LC変換(※)」を複合機業界で推進していくための活動であり、日本のモノづくりをリードするような取り組みであるところに将来性を感じています。
※LC変換:原材料を調達して製品を製造し、使用後に廃棄する一方通行型のリニア(L)エコノミーから、資源を循環利用するサーキュラー(C)エコノミーに移行するリコーの戦略