2026年6月末日現在
弁護士として長年にわたるM&A、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンスなどの企業法務全般における多くの案件実績、およびコーポレート・ガバナンスの専門家としての豊富な経験に基づく観点から、積極的な発言を行っています。加えて、2025年4月から6月まで指名委員会へオブザーブ出席し、指名プロセスの透明性の確保に貢献しています。当年度は、上記活動に加え、リコーグループ監査役による情報交換会にも参加し、助言や提言を行いました。また、ガバナンス検討会、社外役員会議、代表取締役との連絡会などにおいて専門的な見地から積極的な議論を行い、忌憚のない意見を述べています。
ソニー株式会社、インテル株式会社において要職を歴任した経験や、グローバル経営の高いノウハウ、さらにデジタル分野での深い知見や製造業とサービス業の両方における豊富な経験により、客観的な立場から積極的に発言を行っています。加えて、2025年7月から報酬委員会へオブザーブ出席し、報酬プロセスの透明性の確保に貢献しています。
2025年度は、上記活動に加え、専門領域や重要性から注視している分野に関連した部門の監査に参加し、助言や提言を行いました。また、ガバナンス検討会、社外役員会議、代表取締役との連絡会などにおいて専門的な見地から積極的な議論を行い、忌憚のない意見を述べています。
公認会計士および有限責任あずさ監査法人にて要職を歴任した経験に基づき、グローバルな視点から、会計監査のみならずコーポレート・ガバナンスの分野での大変深い見地からの的確な助言を積極的に行っています。加えて、2025年4月から6月まで報酬委員会、7月より指名委員会へオブザーブ出席し、指名・報酬プロセスの透明性の確保に貢献しています。
2025年度は、上記活動に加え、ビジネスユニットやグループ本部の各組織など多くの監査に同席し、特に会計監査人から報告を受ける際には積極的に質問や発言を行っています。また、ガバナンス検討会、社外役員会議、代表取締役との連絡会などにおいて専門的な見地から積極的な議論を行い、忌憚のない意見を述べています。
監査役会は、(1) 取締役、(2) 業務執行、(3) 子会社、(4) 内部監査、(5) 会計監査の5つの領域についてのリスクや課題を検討し、年間の活動計画を定めています。各領域に対する監査活動および監査役の職務分担の概要は次のとおりです。監査活動については、常勤監査役が主に担い、その内容は監査役会で適時共有しています。社外監査役は、それぞれの専門的知見やバックグラウンドを活かす形で、常勤監査役とともに監査および提言を行い、独立役員の立場から意見を述べています。監査活動を通じて得られた情報および認識した課題については、情報共有会などを通じて経営陣にフィードバック・提言することで、改善に向けた対応を促進しています。
●:職務担当
□:随時
| 領域 | 主な監査活動内容 (★監査役主催の会議) |
実績 | 職務分担 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 常勤監査役 | 社外監査役 | ||||
| (1) 取締役 | 取締役会への出席、取締役会実効性向上施策のモニタリング、取締役会議案レビュー・フォローアップ | 15回 | ● | ● | |
| 取締役会での監査役会監査方針・計画/監査活動報告 | 4回 | ● | ● | ||
| 指名委員会/報酬委員会へのオブザーブ出席 | 10回/9回 | ● | |||
| 代表取締役社長/会長との意見交換★ | 2回/2回 | ● | ● | ||
| 取締役検討会への出席 | 6回 | ● | ● | ||
| 取締役・監査役によるガバナンス検討会の開催★ | 1回 | ● | ● | ||
| 社外役員会議(社外取締役・監査役による意見交換会)の開催★ | 2回 | ● | ● | ||
| (2) 業務執行 | 監査役レビューの実施 | 本社組織(ビジネスユニット含む) | 17組織 | ● | □ |
| 事業所 | 1事業所 | ● | |||
| テーマ(デジタル人材育成) | 1テーマ | ● | |||
| 重要会議への出席 | グループマネジメントコミッティ(GMC) | 22回 | ● | □ | |
| 執行役員会議 | 11回 | ● | □ | ||
| 企業価値向上プロジェクト定例会議 | 5回 | ● | |||
| 事業計画審議会/事業計画中間レビュー | 7回 | ● | |||
| 事業ポートフォリオマネジメント会議 | 1回 | ● | |||
| 事業運営会議(5ビジネスユニット) | 46回 | ● | |||
| 中期経営戦略検討会・審議会 | 17回 | ● | |||
| 内部統制委員会・セキュリティ委員会 | 11回 | ● | □ | ||
| ESG委員会、投資委員会、開⽰委員会、その他 | 24回 | ● | □ | ||
| 情報共有会の開催★ | CEO・CFO・CHRO | 各12回 | ● | □ | |
| ビジネスユニットプレジデント(5ビジネスユニット) | 9回 | ● | |||
| グループ本部機能責任者 | 4回 | ● | |||
| リスクマネジメント・内部統制部門 | 12回 | ● | |||
| 重要書類の閲覧・確認(重要会議議案書・議事録、決裁書類、契約書など) | 随時 | ● | □ | ||
| 事業報告およびその附属明細書、計算関係書類の監査 | 期末 | ● | ● | ||
| (3) 子会社 | 監査役レビューの実施 | 国内子会社 | 6社 | ● | □ |
| 海外子会社 | 11社 | ● | |||
| 子会社監査役との情報交換会の開催★ | リコージャパン監査役 | 3回 | ● | ||
| リコーインダストリー・PFU常勤監査役 | 各2回 | ● | |||
| グループ監査役情報交換会 | 2回 | ● | □ | ||
| (4) 内部監査 | 内部監査部門からの内部監査計画説明、結果報告★ | 4回 | ● | ● | |
| 内部監査部門との定例会の開催★ | 12回 | ● | |||
| 三様監査会議の開催★ | 4回 | ● | |||
| (5) 会計監査 | |||||
| 会計監査人との情報交換会の開催★ | 8回 | ● | |||
| 会計監査人からの監査計画説明、期中監査・レビュー報告、監査結果報告 | 10回 | ● | ● | ||
| 会計監査人評価の実施 | 2回 | ● | ● | ||
監査役会では、2025年度におけるリコーの事業活動に加えて、内外環境の変化を踏まえ想定されるリスクについて検討しました。その結果、下記のように監査方針を定めました。
企業価値向上プロジェクトの進捗および実効性を継続的に注視するとともに、成長分野への経営資源配分、およびグローバルでのガバナンスや内部統制体制の構築・運用状況を、監視・検証していく。また、次期経営戦略策定において、デジタルサービスの会社としての中長期的な成長に向けての、組織・ガバナンス体制などに関する情報および課題を、取締役会と適宜共有するとともに、持続的な企業価値の向上に貢献すべく積極的に意見を述べる。
2025年度の重点監査項目、その活動内容、実績および各重点監査項目に対する監査役会の認識については、以下のとおりです。
企業価値向上プロジェクトにおける効率化目標については全体としてほぼ計画どおりの効果を確認。DXやAIなどを活用した効率化が進んでおり、今後は成長戦略を踏まえたオフィスサービス人材の確保・育成状況について検証する。子会社の再編に伴うPMIの実効性および内部統制面の強化については引き続き注視していく。
本社機能のグローバル体制については部門ごとの進捗に差があり、引き続き強化が必要。本社のガバナンス機能としてIT投資進捗管理は重要であり、新組織でも重点的に確認する。子会社の統合は進んでおり、事業の再編状況および、バックオフィス業務の共通化の進捗とあわせて子会社の内部統制の整備状況について引き続き注視していく。
マトリックス経営下においては堅牢なガバナンス・内部統制システムが重要であり、新体制における統制権限の確立、ビジネスユニットと各地域との連携および管理体制の構築、AI技術分野における社内体制の整備、デジタル人材の育成などを、引き続き注視・検証していく。
2026年度は、急速に変化する経営環境の中、「ワークプレイスのインテグレーター」としての価値提供拡大に向けて、各地域と事業(ビジネスユニット)とのマトリックス経営におけるグローバルでのガバナンスおよび内部統制システムの実効性、成長領域における事業拡大を踏まえた子会社管理・ITセキュリティ・コンプライアンスリスクへの対応、DX・AIの活用による社内での業務効率化の状況などについて、重点的に監査活動を行ってまいります。
また、監査活動を通じて把握した課題については、取締役会および経営陣と随時共有し、持続的な企業価値向上と内部統制の強化に向け、監査役として引き続き助言・提言を行っていく所存です。
監査役は、株主の皆様の負託を受けた独立の機関として取締役の職務の執行を監査し、社会的信頼に応える良質な企業統治体制を確立する責務を負っています。当監査役会は、活動内容の説明を具体的に行うことが監査の透明性につながるという認識に立ち、株主の皆様をはじめとするステークホルダーとの対話の実効性を高めるべく、監査報告書(招集通知P209~210頁参照)を補足するものとして、任意に本説明書を作成しています。また、有価証券報告書の「監査役監査の状況」の中で、概略の開示を予定しています。