2026年8月7日
リコーの松浦和摩が、AI(人工知能)を用いたデータ分析・機械学習の国際的なコンペティションプラットフォーム「Kaggle(カグル)」において、2026年3月12日から2026年6月4日にかけて開催された「BirdCLEF+ 2026」でGoldメダルを獲得しました。松浦は単独で参加し、4,091チーム中8位となりました。
「BirdCLEF+ 2026」は、ブラジルのパンタナール湿地帯で録音された環境音データを対象に、音声に含まれる野生動物の鳴き声を識別する精度を競うコンペティションです。識別対象は、鳥類をはじめ、両生類、昆虫、哺乳類、爬虫類などを含む243の生物種・鳴き声クラスで、参加者は60秒間の環境音を5秒ごとの区間に分け、それぞれの区間にどの生物種の鳴き声が含まれるかを予測しました。
正解付きデータが限られる中で、大量の環境音データをいかに有効活用するかが重要な課題となりました。松浦は、AI自身の予測結果を学習に活用する「疑似ラベル」の仕組みを取り入れたほか、音声データに加えて収録場所や時間帯の情報も活用し、生物の出現傾向をより的確に捉える工夫を行いました。さらに、短時間の鳴き声だけでなく、録音全体の流れを捉えられるよう時系列モデルを組み合わせることで、識別精度の向上につなげました。
このたび、単独で参加し、Goldメダルを獲得できたことを大変うれしく思います。
今回の取り組みでは、コーディングの多くをAIに任せることで、自身は課題の分析や方針検討により多くの時間を充てることができました。AI時代において、人とAIがどのように協調しながら開発を進めていくかを実践的に学ぶ貴重な機会となりました。
今後も技術力の向上に努め、Goldメダルの継続的な獲得に挑戦するとともに、そこで得た知見をお客様の課題解決や新たな価値創造に活かしてまいります。
リコーは、グローバル各地域のお客様との共創を通じて、競争優位性や差別化につながるワークプレイスを提供するインテグレーターを目指しています。AIを、ワークプレイスにおける生産性向上や創造性の発揮を支える中核的な技術の一つと位置付け、今後も人とAIの協調による新たな価値創出に取り組んでまいります。