リコーグループでは、2016年10月から世界各地域が参画する”グローバルダイバーシティプロジェクト”を立ち上げ、One Global Ricohとして、グループ一体となったダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでいます。この活動の中から、グローバルダイバーシティ&インクルージョンステートメントの制定が行われました。
リコーUSA(以下RUSA)において「ダイバーシティ」とは考え方というより、企業活動そのものです。ダイバーシティは企業倫理上の課題というだけではありません。お客様も、私たちの販売やサービスの体制がどのようにダイバーシティに基づいているかを知りたがっています。信頼できるビジネスパートナーをお客様は求めているのです。それゆえ、私たちにとってダイバーシティとは“やるべきこと”というだけではなく、よりよいビジネスを行うためのものと捉えています。
RUSAでのダイバーシティに関する取り組みは、経営陣の助言機関である“ダイバーシティ&社会的責任カウンシル”で推進されています。中でも、“サプライヤー・ダイバーシティ”と呼ばれる取り組みに力を注いでいます。“サプライヤー・ダイバーシティ”は、マイノリティ、子ども、障がいをもつ子ども、女性、退役軍人、HUBZoneプログラムを実施している中小企業などとのパートナーシップの探索と、その継続的な拡大を行っています。
Donna Venable
Executive Vice President
Human Resources
Ricoh USA, Inc.
リコーヨーロッパ(以下EMEA)では、グローバルD&Iステートメントに加え、D&I EMEAステートメントを制定し、ダイバーシティ活動を推進しています。
ダイバーシティとインクルージョンは、リコーにとって単なる言葉ではなく、創業の理念の根幹をなすものです。リコーでは、「人を愛する」という言葉が社員一人一人のDNAの一部と深く浸透しています。
私たちは、同僚、お客様、パートナー様、そして地域社会に至るまで、社員一人ひとりが関わるすべての人々がリコーの成功に不可欠な役割を果たしていると信じています。一人ひとりの視点を大切にし、個々の業績を称えます。また、多様性(ダイバーシティ)がイノベーションを生み出し、多様性を組織が受け入れること(インクルージョン)が帰属意識を高めると信じています。
リコーでは全ての社員が組織に属していると感じ、仕事に従事していると感じ、そして各々が業務を通じて充実感を得るために権限を与えられていると実感できるような企業文化を組織が一丸となって構築しています。