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ニュースリリース

RF-IDリーダーライターを低コストで実現できるマイコンとAFEのセット「RF-IDリーダーライター用チップセット」を新発売

2005年9月12日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:桜井正光)は、物流の管理などの用途向けに、13.56MHz帯のRF-IDリーダーライターを低コストで実現できるマイコンとAFE(アナログフロントエンドプロセッサー)のセットとして「RF-IDリーダーライター用チップセット」を開発し、新発売いたします。
名称 RF-IDリーダーライター用チップセット
機能 マイコン ショートレンジAFE ロングレンジAFE
型番 RL5K700/RN5K700 RN5K501 RN3K510
サンプル価格 1,500円 500円 1,000円
サンプル開始 2005年9月16日 2005年9月16日 2005年9月16日
量産時期 2005年12月 2005年9月16日 2006年3月
月販個数 当初5万個 当初10万個 当初10万個
  • マイコンは量産までにマスクROMのプログラム開発が必要です。
  •  近年、物流管理や生産管理システムなどにおいて、無線通信を利用した非接触による自動認識技術であるRF-ID(Radio Frequency Identification)の普及が進んでおります。RF-IDは、対象物に取り付けられるICタグと、タグの情報を読み取ったりタグに新たな情報を書き込んだりするリーダーライターで構成されます。
     新製品「RF-IDリーダーライター用チップセット」は、13.56MHzの規格「ISO15693」準拠のRF-IDタグの読み書きができるRF-IDリーダーライターを実現するためのマイコンとAFEのチップセットです。
     マイコンの「RL5K700」(LQFP版100 ピン)と「RN5K700」(QFN版48 ピン)は、RF-IDシステムの機能を集約したもので、リーダーライターとホストシステムを接続します。マイコン1つに16個までのAFEを接続できますので、従来の、AFE1つにマイコン1つが必要なシステムに比べ、大幅なコストダウンが可能です。
     一方、AFEの「RN5K501」と「RN3K510」は、リーダーライターのアナログフロントエンド機能を提供するもので、タグとの通信におけるアンテナ出力信号の送出や、受信・復調を行います。ショートレンジ用とロングレンジ用の2種類の製品を用意しており、特にロングレンジ用の「RN3K510」は、30cmまでの距離でICタグとの通信が可能です。
  • 通信距離は評価装置での実験データです。実際には実装状態によります。
  • <RF-IDリーダーライター用チップセットの主な特徴>
    1. マイコン1つにAFEを複数接続できるため、低コストでのシステム構築が可能です。
      マイコンの「RL5K700」と「RN5K700」は、16個までのAFEを接続可能。これによ り、従来の、AFE1つにマイコン1つが必要なシステムに比べ、大幅なコストダウンが可能。
      マイコンには、組み込み用途として一般的なCPUであるR8051を内蔵し、高性能、低価格を実現。また、ホストインターフェースとしては、一般的なUART、またはI2Cバスによる通信が可能。
      マイコンのパッケージとして、LQFP版100 ピン(RL5K700)とQFN版48ピン(RN5K700)を用意。
    2. 30cmの距離でのICタグとの通信も可能です。
      AFEには、ショートレンジ用とロングレンジ用を用意。特に、ロングレンジ用は30cmまでの距離で、ICタグとの通信が可能。一方、ショートレンジは数mm程度の距離での通信が可能。

    ※通信距離は評価装置での実験データです。実際には実装状態によります。

      AFEにアンテナ駆動ドライバを内蔵し、外付けドライバは不要。
    3. マイコンのソフトウエアデバッグ用に、FPGAで構成したデバッグボードを用意しております。
    RF-IDリーダーライター用チップセット
    RF-IDリーダーライター用チップセット
    (左上からRL5K700、RN5K700)
    (左下からRN5K501、RN3K510)