ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、手軽に樹脂(プラスチック)材料の判別を行える、小型・軽量の樹脂判別ハンディセンサー「RICOH HANDY PLASTIC SENSOR B150」を2023年3月10日に発売します。本製品は、廃プラスチック排出事業者や中間処理業者など、プラスチックのリサイクルに携わる事業者様向けに開発し、2022年4月より実証実験を行ってまいりました。この度、製品として本センサーの販売を開始することで、マテリアルリサイクル促進における課題であった分別プロセスの効率化を推進し、循環型社会の実現に貢献します。本体価格は898,000円(消費税別)*1で、初年度500台の販売を目指します。
事業や生活で排出されるプラスチック量は年間800万トン以上*2あり、その分別は各事業者や機関、消費者に委ねられています。そのため、分別の手段は、状況に合わせて使い分けができるよう、持ち運びができるなどの使い勝手、柔軟性が求められます。本センサーは、2022年4月から累計で160ユーザーへ貸出を実施し、その後10ユーザーには長期的な試験運用を行っていただきました。その結果、マテリアルリサイクル率の向上とお客様の業務フロー改善の貢献に繋がっています。プラスチックの識別を正確に素早く実施する方法として利用いただくなかで、ユーザーからいただいた声を製品に反映し、機能の拡充を進めてきました。
本製品は、本年3月15日から17日まで東京ビッグサイトにて開催される「サーキュラー・エコノミーEXPO」のリコーブースに出展します。本展示会は、サーキュラーデザイン、サステナブルマテリアル、PaaS(製品のサービス化)支援、資源回収・リサイクル・再製品化技術などが出展される専門展です。
「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」リコーは今後も事業を通じた社会課題の解決に取り組み、世の中の役に立つ新しい価値を提供してまいります。
あらかじめ登録してある樹脂7種類(PE、PP、PVC、PS、PET、ABS、PC)に6種類(PA、PMMA、POM、PBT、PLA、PET-G)を加え、13種類の素材判別が可能になりました。利用者自身で樹脂の登録が行えるユーザー登録機能も引き続き搭載しています。
追加された混合比率モードを使用し、複数の樹脂が混合された素材に対して、混合・積層樹脂の比率(最大3種類)を算出することができます。用途別に測定モードを切り替えることで、混錬・積層樹脂など回収したプラスチックの判別精度向上や完成品検査にてご活用いただけます。
「混合樹脂の比率・純度測定機能」測定イメージ
リコーグループは、お客様のデジタル変革を支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2022年3月期グループ連結売上高1兆7,585億円)。
imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
このページの内容は発表時のものです。
既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。