株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃、以下「リコー」)とNPO法人富良野自然塾(主宰:倉本 聰、以下「富良野自然塾」)は、北海道富良野市にて若手社員を対象としたワーケーションプログラムを実施します。本年度第2回目となる今回は、1月27日から30日までの日程で行われます。
今年で4年目となる本プログラムでは、リコーの新卒入社2年次の社員12名(2日程・各6名)が研修プログラムの一環として参加し、宿泊地でのリモートワークに加え、富良野自然塾が企画した自然の中でのアクティビティや地域の方々との交流を通じて、環境問題や地域の課題に関する理解を深めます。また、コロナ禍で交流の機会が少なかった同期入社メンバーの仲間意識醸成につなげます。
リコーは、「“はたらく”に歓びを」を企業理念であるリコーウェイの使命と目指す姿として掲げています。2017年度からは全社で「働き方変革」に取り組み、ルールとツールの整備による働きやすい環境づくりから、意識·風土の変革による「働きがい」の向上に至るまで、さまざまなチャレンジを続けています。その一環として、ワーケーションもリモートワークの1つと位置づけて推進しており、職種や仕事内容に合わせて、社員一人ひとりが自律的に時間と場所を選べる柔軟な働き方を実現しています。
富良野自然塾は、環境教育プログラムをワーケーション行程に組み込むことにより、環境問題解決における大切なメッセージ「地球は子孫から借りているもの」をより多くの方に届けたいと考えています。富良野市にとっても、リコーの若手社員との交流が地域課題である「関係人口の創出」の取り組みにつながっています。リコーと富良野自然塾は、地域共創への貢献、および働きがいとSDGsの達成を目指し、これからも様々な取り組みを行っていきます。
働き方の多様化が進み、企業やオフィスワーカーの間で、リモートワークの一形態であるワーケーションへの関心が高まっています。一方、地方自治体では、地域課題の1つである少子高齢化や人口減少の対策として、関係人口創出のためにワーケーション受け入れや、移住促進、企業誘致に取り組んでいる地域が多くなっています。
リコーでは、2020年10月のリモートワーク制度変更により、ワーケーションが可能になりました。2022年5月には社員向けのワーケーション実施ガイドを制定し、適切な活用を促しています。
富良野自然塾は、2006年の設立以来、学校教育に多く活用されてきましたが、ここ数年は企業研修の要望が増えてきたため、富良野市を含む官民連携を図り、合宿型を基本とするワーケーションの受け入れ態勢の体系化を進めています。
実施地域 | 北海道富良野市 |
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日程 | 第1回:2024年10月21日(月)~10月24日(木)/3泊4日 ※実施済み 第2回:2025年1月27日(月)~1月30日(木)/同上 |
参加人数 | 各回6人、計12人 |
内容 | リモートワーク(各個人の通常業務)、環境教育プログラム、植樹体験、コミュニケーションワークショップ、農作業体験、地元高校生との交流、スノーシュー体験、他 |
普段業務をしている場所から離れてリモートワークすることによって、心身のリフレッシュができました。また。隙間時間を利用して町を散策したりすることで、効率的に仕事を進めることできました。
地球の大切さ、自分が生きていることの奇跡など、普段の生活では忘れてしまうことを再確認できました。また、今ある環境問題に対して自分にできることはないかと考えさせられました。植樹では、自分たちが吐き出した二酸化炭素を生きるために吸う酸素に変える、雨水を飲める水に変えて蓄えてくれる木や葉っぱを自分の手で植えることで、責任感と実感を得ました。自然のためにまず一歩、自分の手で何かできたことがとてもうれしく、次の活動につなげられる気がしました。
「伝える」と「伝わる」の違いを理解し、常に相手目線でものごとを考えて「伝わる」ように話すことが、特に相手の表情が分からないリモートワークでは重要であるということを学びました。これまで、話すことに精一杯で「伝える」ことしか意識出来ていなかったので、これからは「伝わる」よう意識していきたい。
富良野市は地元の方の横のつながりが強いと感じました。どこに行っても知り合いがいて、挨拶をしたり、コミュニケーションをとったりすることができるのは東京ではできないことで、個人的にはそんな環境に居心地の良さを感じました。出会った方々も皆さん暖かく迎えてくださり、人と交流することの楽しさを改めて実感しました。
今回のメンバーはこれまで交流のなかった人が多く、仕事の内容も自分と違っていたのでとてもいい刺激になりました。何より、皆で協力して過ごすことにより、団結力が自然と出てとても良かったです。会社では同期と会わないことがほとんどだったので、同期の仕事ぶりを見ることはすごく新鮮で、自分も頑張ろうと思えました。
した「環境教育事業」を行っています。2006年の設立以来、植樹本数は8万本近くなり、五感を使った地球環境について考えることを目的としたプログラムの参加者数は8万人を超えています。
2023年現在、全国8か所(愛媛県今治市、京都府宮津市、福岡県北九州市、東京都立川市、福島県裏磐梯、福井県勝山市、鳥取県江府町奥大山、神奈川県伊勢原市)にフランチャイズ校を展開しています。
これからも、自然と寄り添って暮らす当たり前の生き方について、気付きとキッカケを与えるプログラムを提供してまいります。
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リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2024年3月期グループ連結売上高2兆3,489億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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