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お知らせ

リコーと富良野自然塾が富良野市でワーケーションの実証実験を今年も実施

~新卒2年次社員が地域住民と交流し、環境問題や地域課題への理解を深める~

2022年11月9日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則、以下「リコー」)とNPO法人富良野自然塾(主宰:倉本 聰、以下「富良野自然塾」)は、北海道富良野市で若手社員がワーケーションを実施するプログラムを昨年度に引き続き、本年度も共同で実施します。

本プログラムは、リコーの新卒入社2年次の社員12名(2日程・各6名)が研修プログラムの一環として参加し、宿泊地でのリモートワークに加え、富良野自然塾が企画した自然の中でのアクティビティや地域住民の皆さんとのワークショップを通じ、環境問題や地域の課題に関する理解を深めます。また、コロナ禍で交流の機会が少なかった同期入社メンバーの仲間意識醸成につなげます。

昨年度のプログラムは観光庁が公募した「新たな旅のスタイル促進事業」のモデル事業にも採択され、12名が参加しました。終了後に実施したアンケートでは、満足度90%以上(5点満点中4.6点)と参加した社員からも好評でした。また、この経験を踏まえた参加者からの提言は、リコーのワーケーション制度や富良野市のワーケーション環境整備の改善に活かされました。

リコーは、ワーケーションをリモートワークの1つと位置づけており、時間と場所を有効に活用する柔軟な働き方の選択肢を拡大しています。また、中長期的には、社員の自律的な働き方とワークライフ・マネジメントの実践を、リコーが創業100年を迎える2036年に向けて掲げるビジョン「“はたらく”に歓びを」につながる取り組みと位置付けています。富良野自然塾は、運営プログラムをワーケーション行程に組み込むことにより、環境問題解決における大切なメッセージ「地球は子孫から借りているもの」をより多くの方に届けたいと考えています。富良野市にとっても、リコーの若手社員との交流が地域課題である「関係人口の創出」の取り組みにつながっています。リコーと富良野自然塾は、地域共創への貢献、および働きがいとSDGsの達成を目指し、これからも様々な取り組みを行っていきます。

実施の背景

働き方の多様化が進み、企業やオフィスワーカーの間で、リモートワークの一形態であるワーケーションへの関心が高まっています。一方、地方自治体や観光業界には、新型コロナウイルス感染症リスクを軽減しつつ、より多くの旅行機会を創出することや旅行需要の平準化が求められています。

リコーでは、2020年10月のリモートワーク制度変更により、ワーケーションが可能になりました。2022年5月には社員向けのワーケーション実施ガイドを制定し、適切な活用を促しています。

富良野自然塾は、2006年の設立以来、学校教育に多く活用されてきましたが、ここ数年は企業研修の要望が増えてきたため、富良野市や他のNPOなどと官民連携を図り、合宿型を基本とするワーケーションの受け入れ態勢の体系化を進めています。

実施概要

実施地域 北海道富良野市
日程
  • 第1回:2022年10月24日(月)~10月27日(木)/3泊4日 ※実施済み
  • 第2回:2022年11月14日(月)~11月17日(木)/同上
参加人数 各回6人、計12人
内容 リモートワーク(通常業務)、環境教育プログラム、植樹体験、農作業体験、馬のお世話体験、地元住民との交流、他

参加した社員の声

富良野市でのリモートワークについて

いつもと違う場所で、自然に囲まれて働くのは刺激的なことが多く、ワクワクしながら仕事に取り組めました。オンライン会議では、他の参加者がワーケーションや北海道のことに興味を持ってくれて、自然と雑談が生まれたりしました。体験プログラムもあったため限られた時間で仕事をする必要があり、より効率的に働くことを意識できました。

環境・SDGs教育プログラムについて

実際に自然を五感で体感することで、生きていくうえで自然が必要不可欠であり、自分の世代で潰してはいけないという責任感が芽生えました。SDGsや環境については知っていましたが、知っているだけだったということに気づかされました。実際に自分の足で現場に行き、自分の身体で体感することの重要性を改めて感じました。

地域の方々との交流について

地方が抱える人口減少問題や活性化のためにどのような働きかけをされているのか、とても興味深いお話を伺うことができました。様々な課題に対してリコー製品で貢献できないかを考え、実際にご紹介もでき、とても実のある時間でした。また、富良野の方々が、私たち6人を「東京から来たよそもの」ではなく、富良野と繋がりをもった6人として温かく歓迎してくださって嬉しかったです。

同期とのつながりについて

リモート下での働き方が主流になり、人とのつながりが疎遠になってコミュニケーション不足に悩んでいましたが、今回、それが払しょくされた気がします。今後も仕事でもプライベートでも繋がり続けられる仲間ができたことがとても嬉しかったです。出身も仕事もばらばらで共通点はありませんでしたが、だからこそ新鮮で刺激的でよかったなと思いました。

お問い合わせ先

株式会社リコー 広報室
050-3814-2806(直通)
koho@ricoh.co.jp
NPO法人 富良野自然塾
0167-22-4019
shizenjuku@furano.ne.jp

| 富良野自然塾について |

作家・倉本聰が主宰する富良野自然塾は、閉鎖されたゴルフ場跡地を元の森に還す「森づくり事業」と、そのフィールドを活用した「環境教育事業」を行っています。2006年の設立以来、植樹本数は8万本近くなり、五感を使った地球環境について考えることを目的としたプログラムの参加者数は5万人を超えています。
2022年現在、全国6か所(愛媛県今治市、京都府宮津市、福岡県北九州市、東京都立川市、福島県裏磐梯、福井県勝山市)にフランチャイズ校を展開しています。
これからも、自然と寄り添って暮らす当たり前の生き方について、気付きときっかけを与えるプログラムを提供してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://furano-shizenjuku.com/

このページの内容は発表時のものです。
既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。


| リコーグループについて |

リコーグループは、お客様のデジタル変革を支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2022年3月期グループ連結売上高1兆7,585億円)。
imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

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