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ニュースリリース

リコー、「リコーグループ環境経営報告書2002」英語版を発行
~国際環境保護団体であるFSCが認証した紙を採用~

2003年9月24日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、英語版環境報告書「Ricoh Group Sustainability Report 2002」を発行いたします。これは、2001年度(2001年4月1日~2002年3月31日)のリコーグループの環境活動をまとめた「リコーグループ環境経営報告書2002」を英文化したもので、リコーグループの環境保全活動に加え、リコーのビジネス行動規範、社会貢献活動、人事、安全衛生など、企業の社会的責任に関する記述も含まれています。

 「Ricoh Group Sustainability Report 2002」では、「FSC認証紙*1」を採用しています。また、「VOC成分ゼロのインキ*2」を使い、「水なし印刷*3」するという環境に配慮した印刷方法を採用しました。紙と印刷の両面から環境に配慮した報告書になりました。また報告書の発行にあたり、製紙会社、紙の小売業者、印刷会社など紙の流通に関わる全ての会社が「CoC(Chain-of-Custody)認証*4」を取得しています。
<入手方法>
株式会社リコー社会環境本部宛にEメールまたはファクスでお申し込みください。
Eメールアドレス: envinfo@ricoh.co.jp
ファクス番号:03-5411-4410
<注 釈>
*1:FSC認証紙
国際環境保護団体であるFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会、本部:メキシコ)が推進している認証制度により認証を取得した紙です。この認証は世界的な森林の減少と劣化を防ぐために設立された制度で、対象になる森林に対し、環境保全に照らして、適正な管理が行われていることを認証するものです。認証に際しては、「環境保全の面で配慮されていること」、「社会的な利益に貢献すること」、「経済的に持続可能な管理がされていること」が条件になります。さらに、認証された森林から伐採された木材を利用した製品も、FSCによって認証され、環境配慮製品として流通します。消費者が認証製品のFSCマークを目印に購買を行なうことで、間接的にFSC認証を受けた森林が支援され、適正な森林管理が継続されていくというシステムです。
*2:VOC成分ゼロのインキ
印刷に使用されるインキ成分は、顔料、樹脂、油分で構成されています。一般のインキでは油分としてVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物の総称)を含んだ石油系溶剤が使用されているのに対し、「VOC成分ゼロのインキ」は植物油100%なので、大気汚染や人体に悪影響を及ぼすVOCを発生することもありません。
*3:水なし印刷
一般的なオフセット印刷は、印刷工程においてIPA(イソプロピルアルコール)などの有害物質が含まれる特殊な水を使用しています。一方、「水なし印刷」では刷版がインキをはじく特性を利用した印刷を行うため、水を全く使用することなく、有害物質を大幅に削減することができます。
*4:CoC(Chain-of-Custody) 認証
FSC認証製品の流通に関わるすべての会社が、FSC認証製品とそれ以外のものが混ざることなく流通させることを保証する認証制度です。今回の報告書の発行にあたり、製紙会社(三菱製紙株式会社)、紙の小売業者(伊藤忠紙パルプ株式会社)、印刷会社(株式会社久栄社)がCoC認証を取得いたしました。