株式会社リコー(社長執行役員:桜井正光)は、中国における半導体ビジネスの拡大を目指し、同国における設計開発拠点の構築と顧客サポートの強化を行うために、「理光微電子(上海)有限公司」を7月1日付けで上海に設立し、業務を開始いたします。
新会社は、リコー半導体製品の設計開発拠点としてスタートし、今後、中国顧客に対する技術サポート、販売サポート、マーケティング業務を展開していく予定です。なお、製品の販売は、従来通り現地の代理店を通じて行います。
リコーは、半導体ビジネスにおいて、携帯電話などを中心とした携帯機器向けの電源ICやPower/Audio Management LSI、リチウムイオン電池保護IC、パソコン向けのカードインターフェースLSIなどを強みとしています。新会社の設立により、企画段階から現地での顧客ニーズを的確に捉えた設計開発を行い、顧客密着型のサポートを強化することにより、中国市場におけるさらなる成長を目指します。また、現地での技術者を確保することにより、余裕が出るリソースを活用し、国内顧客への対応も強化していきます。
なお、新会社は、リコー半導体事業の海外現地法人として、本年4月に韓国・ソウルに設立したRicoh Electronic Devices Korea Co.,Ltd.に続き2社目となります。