ニュースリリース
リコー、記録型DVDの技術供与ビジネスを開始
~台湾ライテックにDVD+R DLの技術を供与することで合意~
その一環として、台湾の最大手光ディスクメーカーの一社であるライテック社(本社:新竹縣湖口郷、社長:葉 垂景氏)に2層式DVD+R(DVD+R DL)の製造に関する技術を供与することでこのほど合意しました。
リコーは、CD-RWやDVD+R/+RWの規格化における中心メンバーの一員で、1996年には世界で初めてCD-RWディスクを量産、2001年にはDVD+RWディスクを量産するなど、常にこの分野をリードしてまいりました。
一方、これらディスク製品の製造・販売で培った先行技術を活かした付加価値の高いビジネスを行いたいと考えておりました。
今回ライテック社に技術供与するDVD+R DLは、1層式DVD+Rの約1.8倍にあたる8.5GBの大容量を備え、かつ既存のDVDプレーヤーやDVDドライブとの優れた再生互換性を誇る記録型DVDで、今後のこの分野の主力製品として普及が期待されています。
リコーでは、DVD+R DLディスクの製造において、低コスト化・大量生産に有利な独自の貼り合わせ製法である「インバーテッドスタック方式」と、耐光性に優れた独自の有機記録色素「AdvancedSDDye δtype」を開発。2004年10月から製造・販売し、高い信頼性を備えた製品との評価をいただいております。
リコーは、1999年8月からライテック社にCD-R/RW、DVD+R/+RWディスクの生産を委託してまいりました。DVD+R DLディスクについても、ライテック社に生産委託しております。これは、ライテック社が、リコー独自仕様のディスクをリコーが供給する独自の記録材料や製造技術を用いて生産し、リコーのみに供給するというものです。
今回の合意によって、今後ライテック社は、リコー向けだけでなく自社製品についても、リコーの記録材料や製造技術を活用してDVD+R DLディスクを生産します。また、今後も最新規格に対応した高品質のDVD+R DLディスクを早期に生産することが可能となります。
・名称 |
RITEK CORPORATION |
・所在地 |
新竹縣湖口郷新竹工業區光復北路42号 |
・代表者 |
葉 垂景 氏 |
・設立 |
1988年12月29日 |
・資本金 |
21,600百万台湾ドル(690百万米ドル) |
・売上高 |
20,000百万台湾ドル(640百万米ドル、2004年) |
・従業員数 |
約4,000名 |
・事業内容 |
CDのプレマスタリング、製造、販売
CD-R, CD-RWの製造、販売
DVDのプレマスタリング、製造、販売
DVD+R, DVD+RW, DVD-R, DVD-RW, DVD-RAMの製造、販売
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