ニュースリリース
2003年8月28日
株式会社リコー
製品名 | リコー ハイブリッドCD-R |
発売日 | 2003年8月28日 |
月産数量 | 10万枚 |
1. | 独自の製法技術により、一般のCD-Rと同等の書込み・読み取り性能、同径(120mm)のディスクを実現しています。 | |||
・ | ROM部分とR部分の溝を均一に形成する独自のスタンパー技術により、一般のCD-Rと同径のディスク上にROMとRの混在を高い信頼性のもとに実現。 | |||
・ | これにより、幅広いCDドライブで使用可能。 | |||
・ | ROM部とR部の容量比を自由に設定可能。 | |||
・ | スタンパーによる大量生産が可能。 |
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2. | 様々なアプリケーションに対応するソフトウエアモジュールを用意しています。 | |||
・ | コピーガード機能付きライターソフトを基本ソフトウエアモジュールとして用意。これをROM部分に搭載することにより、PC側の書き込みソフトを起動せずに簡単にコピーガードを施した書き込みが可能。 | |||
・ | 様々なオプションモジュールを用意し、多彩なアプリケーションに対応。 | |||
1) | データ閲覧ソフト | |||
・ | Excel、Word、PowerPointといった様々なアプリケーションで作成されたデータを、そのアプリケーションなしに閲覧可能。 | |||
2) | 暗号化・データ圧縮ソフト | |||
・ | エンドユーザーがデータを書き込む際、ファイルを暗号化および圧縮。コピーガード機能とあわせ、万一CDを丸ごとコピーされてもファイルの使用が不可能なため、機密データの安全性確保を実現。書き込み時にはパスワードとともに、有効期限の設定が可能。 |
1. | ネットを利用したコンテンツ配布、ダウンロード分野 | |||
下記 1) 2) 3) の利用方法を組み合わせることにより、ネットを利用したコンテンツの配布、ダウンロード分野などに威力を発揮します。 特に、専用閲覧ソフト、コピーガード機能によりコンテンツを保護するとともに、ディスクという実体物を購入するという顧客の感覚にフィットした行為を介してネットの利便性を提供することが可能です。 |
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1) | 電子認証へ3の利用 | |||
・ | 予めROM部にブラウザを入れておき、ディスク挿入後に自動的に専用サイトにアクセス。専用サイトにユーザー情報を登録することにより、ユーザー識別コードを専用サイトから発行。これをR部に書き込むことで、ユーザーを識別するためのディスクを作成。 | |||
・ | 従来のICカードを使ったシステムに比べ、リーダー・ライターが普及しているため、安価・容易に電子認証システムの構築が可能。 |
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2) | ソフトウエア・コンテンツ・ゲームなどの配布への利用 | |||
・ | お試し用ソフトウエアおよび解除キーが必要な商品版ソフトウエアを、予めROM部に入れておき、顧客はお試し用を使ってみた上で気に入ればオンライン決裁で解除キーを購入。これをR部に記録することで商品版ソフトウエアが使用可能に。 | |||
・ | 同様に、コンテンツやオンラインゲームにも応用が可能。 | |||
・ | ロールプレイングゲームの場合、1章ごとに購入できるため、割安感の演出が可能。 |
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3) | コンテンツダウンロード分野への利用 | |||
・ | コンテンツ購入用のプリペイドカード機能を持たせたディスクを、顧客が店頭などで購入。ディスクをPCに挿入すると自動的に専用サイトにアクセスし、顧客はその中から気に入ったコンテンツを購入。購入した金額は残額から引かれ、残額がなくなるまでコンテンツの購入が可能。 |
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2. | 業務データのセキュリティ保護分野 | |||
データの受け渡しの際に、データの提供者がデータを暗号化して記録し、受け取り側がパスワードを入力してハードディスク上に復元することで、万一のディスク紛失時にもセキュリティを確保します。 さらに、閲覧ソフトを付加して受け取り側では閲覧のみが行えるようにすることも可能です。これにより、復元されたデータのコピーを不可能にすることもできます。 |