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お知らせ

リコーのラベルレスサーマルがローソンのサラダパッケージに採用

~原材料表示などを包装材へ直接印字し、環境負荷低減、作業効率化、生産性向上に貢献~

2023年2月14日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)のサーマル印字技術「ラベルレスサーマル」が、2022年11月から株式会社ローソン(代表取締役社長:竹増 貞信、以下、「ローソン」)の2種類のサラダパッケージに採用されました。この度採用されたリコーのラベルレスサーマルとは、リコーが開発したサーマルインクを包装材であるフィルムに部分コーティングし、その部分にサーマルヘッドやレーザー装置で熱を加えることにより直接印字するものです。

ローソンでは、2022年11月29日から東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県のローソン店舗(約4,300店:2023年1月末時点、「ローソンストア100」を除く)で発売されたサラダ2種類のパッケージにこの技術が採用されています。リコーのラベルレスサーマルの導入により、商品名や原材料などの情報が天面の包装資材に直接印字できるため、これまでパッケージに貼り付けられていた紙ラベルが不要となりました。これにより、栄養成分やアレルゲン情報も裏面から天面に移すことが可能になり、消費者様の視認性が向上します。また、製造現場においても紙ラベルの貼り付け作業や消耗品であるインクリボンの交換の手間が不要になり、生産性の向上が期待されます。(包装・印字工程参照)

今後は、サラダパッケージ以外の商品への展開も視野に検討を進めてまいります。

<包装パッケージ:変更前>

<包装パッケージ:変更後>

株式会社イシダ(代表取締役社長:石田 隆英)製のトレーシーラー(包装機)にて包装

<ラベルレス化による視認性向上>

<包装・印字工程>

リコーのラベルレスサーマルの特徴と提供価値

1. さまざまなメディアへの直接印字を可能にし、環境負荷を低減

  • リコーが開発したサーマルインクをコーティングすることで、フィルム、紙、段ボールなどのメディアに直接印字することで、間接資材の使用を無くし、環境負荷を低減します。

2. 作業工程の効率化により、高い生産性を実現

  • 従来のような紙ラベルなどの間接資材が無くなることで、紙ラベルの貼りはがしや消耗品であるインクリボンの交換の手間が不要になり、小売り・流通業界を中心に幅広い分野で生産性の向上を実現します。

3. 包装材の統一化を促進し、在庫をスリム化

  • 多様なメディアへの直接印刷を可能にすることで、必要なときに必要な分だけ印刷するオンデマンド印刷に対応し、ストックする包装材の種類を削減することができ、在庫のスリム化に寄与します。

リコーは重要社会課題(マテリアリティ)の一つに「循環型社会の実現」を掲げています。本技術の活用により、間接資材となる紙ラベルなどの使用を抑え環境負荷の低減に貢献します。

「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」リコーは今後も、事業を通じた社会課題の解決に取り組み世の中の役に立つ新しい価値を提供してまいります。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社リコー リコーインダストリアルソリューションズBU IMS事業部 SDGs事業室
E-mailzjp_ims_ll_faximo@jp.ricoh.com
掲載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

| リコーグループについて |

リコーグループは、お客様のデジタル変革を支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2022年3月期グループ連結売上高1兆7,585億円)。
imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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